【感想・ネタバレ】鉄腕アトム 手塚治虫文庫全集(8)のレビュー

あらすじ

人間を憎むロボット"青騎士"が、ロボットだけの世界を作ろうとアトムの前に姿をあらわす! 急速に、人間とロボットの確執が深まるなか、アトムの家族にまで危険がおよぶ。人間とロボットとの間で苦悩するアトムは、どちらに味方するのか――!?(「青騎士の巻」より) <収録作品>青騎士の巻/アトム復活の巻/メラニン一族の巻/ミーバの巻 <手塚治虫漫画全集収録巻数>『青騎士の巻』『アトム復活の巻』 MT235『鉄腕アトム』15巻収録/『メラニン一族の巻』『ミーバの巻』 MT236『鉄腕アトム』16巻収録 <初出掲載>『青騎士の巻』 昭和40年10月号~昭和41年3月号 「少年」連載/『アトム復活の巻』 昭和41年3月号~5月号 「少年」連載/『メラニン一族の巻』 昭和41年5月号~8月号 「少年」連載/『ミーバの巻』(原題「四次元の少年の巻」) 昭和41年9月号~12月号 「少年」連載

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Posted by ブクログ

「ぼくはアトムをぼく自身最大の駄作の一つとみているし、あれは名声欲と、金儲けのために書いているのだ」という手塚治虫先生の辛辣な言葉を思い出し、『鉄腕アトム』の中に見られる作者の苦悩を探るというもうひとつの読みかたを、手塚ファンはしなくてはならないと思うのです。

それはつまり、単なる勧善懲悪の物語に終わらせたくない、優等生アトムの活躍だけに終わらせたくない、ロボットの視点から捉えた人間の弱さ、醜さ、命のはかなさのようなものを作品で現したかったけれどもできなかった、というところにあると思うのですが…。難しい漫画です。

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2010年04月18日

Posted by ブクログ

『青騎士の巻』『アトム復活の巻』 MT235『鉄腕アトム』15巻収録
『メラニン一族の巻』『ミーバの巻』 MT236『鉄腕アトム』16巻収録

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2010年02月06日

Posted by ブクログ

手塚 治虫は、かかされたみたいに言ってるけど、この一連の流れは、けっこう名作です。

まあ、最後のアトムの変化が若干唐突なんですが。

このロボットにも人権をという流れ自体は、前巻あたりから、もう出てきているし、物語としてはじめから内包されていたもののような気かします。

そして、こういう善悪とはなにかという哲学的な話になると、天馬博士という複雑な人物は、本当に輝いてきます。
昔は、なんで、かつて捨てたアトムにこんなに執着するのかがさっぱりわからなかったのですが、その複雑な愛憎が魅力的にキャラを立たせています。

そして、人間的な正しさは、その人の能力とは何の関係もないのだという、強烈なメッセージも、受け取ってしまう。
どんなに、お茶の水博士がいい人でも、アトムは天馬博士にしか作れないのです。

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2010年10月13日

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