【感想・ネタバレ】鉄腕アトム 手塚治虫文庫全集(3)のレビュー

あらすじ

アトムの同級生プークは、戸沢博士につくられた変身ロボット。ところがプークが未完成のうちに、博士は科学省のお金を盗み、つかまってしまったのだ。未完成のコンプレックスを持つプークだったが、博士と突然の再会。生みの親との再会を喜ぶプークだったが、博士は十字架島の資源を狙い、仲間と共に脱獄してきたのだった! 変身ロボットとして完成したプークは博士に協力する。ところが、博士の仲間による裏切りで、プークたちはピンチに! 父としてプークを助けたい博士は、アトムに想いを託すが……!?(「十字架島の巻」より) <手塚治虫漫画全集収録巻数>MT222「鉄腕アトム」2巻収録/MT225「鉄腕アトム」5巻収録/MT226「鉄腕アトム」6巻収録 <初出掲載>『スーパー旋風の巻』 少年 1957年12月号/『十字架島の巻』(原題「十字架大陸の巻」) 少年 1958年1月号~4月号/『天馬族の砦の巻』 少年 1958年5月号~7月号/『マッド・マシーンの巻』 少年 1958年8月号~9月号/『コウモリ伯爵の巻』(原題「ミイラ伯爵の巻」) 少年 1958年9月号~1959年1月号/『キリストの目の巻』(原題「七つの影法師の巻」) 少年 1959年1月号/『イワンのばかの巻』(原題「月のうらの秘密の巻」 少年 1959年2月号~3月号/『エジプト陰謀団の秘密の巻』 少年 1959年4月号~8月号/『ガデムの巻』 少年 1959年8月号~9月号/『人工衛星SOSの巻』(原題「小惑星SOSの巻」) 少年 1959年夏の増刊号

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Posted by ブクログ

アトムの同級生プークは、戸沢博士に作られた変身ロボット。
ところが博士はお金を盗み捕まってしまいプークは未完成のまま。ある日、脱獄中の博士と再会して…。

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2010年12月25日

Posted by ブクログ

「ぼくはアトムをぼく自身最大の駄作の一つとみているし、あれは名声欲と、金儲けのために書いているのだ」という手塚治虫先生の辛辣な言葉を思い出し、『鉄腕アトム』の中に見られる作者の苦悩を探るというもうひとつの読みかたを、手塚ファンはしなくてはならないと思うのです。

それはつまり、単なる勧善懲悪の物語に終わらせたくない、優等生アトムの活躍だけに終わらせたくない、ロボットの視点から捉えた人間の弱さ、醜さ、命のはかなさのようなものを作品で現したかったけれどもできなかった、というところにあると思うのですが…。難しい漫画です。

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2010年04月18日

Posted by ブクログ

<初出掲載>
『スーパー旋風の巻』 少年 1957年12月号
『十字架島の巻』(原題「十字架大陸の巻」) 少年 1958年1月号~4月号
『天馬族の砦の巻』 少年 1958年5月号~7月号
『マッド・マシーンの巻』 少年 1958年8月号~9月号
『コウモリ伯爵の巻』(原題「ミイラ伯爵の巻」) 少年 1958年9月号~1959年1月号
『キリストの目の巻』 少年 1959年1月号
『イワンのばかの巻』(原題「月のうらの秘密の巻」 少年 1959年2月号~3月号
『エジプト陰謀団の秘密の巻』 少年 1959年4月号~8月号
『ガデムの巻』 少年 1959年8月号~9月号
『人工衛星SOSの巻』(原題「小惑星SOSの巻」) 少年 1959年夏の増刊号

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2009年10月12日

Posted by ブクログ

“そのうちだんだん時がたって
西部劇マンガや戦争マンガがふえてくると殺人シーンもふえてきた
それでもまだ血が出る絵はダメだといわれた
それにPTAや学校の先生はこのページにはピストルや刀がいくつ出てくるとか
子供に悪いことを教えるからダメだといってね
ぼくなんかはよく座談会でつるし上げ食ったもんだ”[P.184_コウモリ伯爵の巻]

「スーパー旋風の巻」
「十字架島の巻」(原題「十字架大陸の巻」)
「天馬族の砦の巻」
「マッド・マシーンの巻」
「コウモリ伯爵の巻」(原題「ミイラ伯爵の巻」)
「キリストの目の巻」(原題「七つの陰法師の巻」)
「イワンのばかの巻」(原題「月のうらの秘密の巻」)
「エジプト陰謀団の秘密の巻」
「ガデムの巻」
「人工衛星SOSの巻」(原題「小惑星SOSの巻」)

“「十勝岳の近くに逃げたそうだぜ
フフフフおれの情報は早いだろう?」
「なぜわかった?」
「なあに 手塚治虫をおどかして聞いたんだ」”[P.149_天馬族の砦の巻]

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2013年01月12日

Posted by ブクログ

けっこう巨匠って、マンネリをおそれずにかきつづけている人が多いのですが、手塚 治虫は、マンネリとかあんまりないみたいです。こういう連作読み切りでも、1つ1つものすごくしっかり話が作ってあります。

この人の天才というのは、こういうところなのだと、あらためて思います。

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2010年01月04日

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