明咲トウルのレビュー一覧

  • ベリーカルテットの事件簿 薔薇と毒薬とチョコレート

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    ヴィクロテと比べるとちょっと、もう一つ上が欲しくなる。
    これは作家さんにはお気の毒。

    『ベリー・カルテット』という美しい屋敷で起こった殺人事件を
    美貌の作家である貴族の次男坊ロイと、名執事の娘で新人
    メイドのシャノンが解き明かす。

    メイドといえば萌えという図式にうんざりしていた私には
    シャノンの聡明さはとても気持ちがいい。
    淡々としているけど、それは思慮深さの表れ。

    仕事や推理の場面では崩れないシャノンがロイの小説に
    夢中になる場面はギャップがあって愛らしかった。

    令嬢の生活が資産次第で、そこに愛や嫉妬が絡むのは
    ヴィクトリア朝も日本の平安時代ともよく似てて、はっとした。
    これを読むと

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    2014年12月21日
  • 朧月の紅姫

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    ネタバレ

    前作「月華の楼閣」から2年後、ヒロインとヒーローが変わってますが、前作の2人も出てきます。

    彩佳は異民族の血をひく赤毛の女の子で、赤毛を理由に仲間から距離を置かれていますが、偶然椿の木の下で出逢った秀敬に熱烈アピールされて、最初はけんもほろろな感じでしたが、そのうち好きになるって感じです。

    彩佳が最初ツンツンしててかわいげがないし、髪の色であんなにみんなに嫌な顔をされるなら、髪を染めればいいのにって思いました。確かに本人は自己の理由があるのだと思いますけど、戦争で近しい人を亡くした人間からすると、彩佳の髪を見る度に嫌な思いをすると思います。彩佳には問題はないけど、やっぱり嫌っていうのって、

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    2014年06月21日
  • 聖鐘の乙女: 15 太陽の王冠と天空の調べ

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    ネタバレ

    聖獣の最終巻を読んだ時から何となく想像はついていたが、結局、よくわからないまま終わった感じ。
    だから、フィスハの願いって何だったんだよ? と。
    途中でめんどくさくなってきたけど、ここまで読んだならさいごまで……という意地だけで読んでいたんだが、肩透かしかな。
    これをいい、と思う人もいるんだろう。基本的にはハッピーエンドだし。でも、15冊もかけて風呂敷広げた割には、大元のその謎って解明されないままだし、聖獣の納得行かんラストと変わらないね。

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    2014年06月20日
  • 海が愛したボニー・ブランシェ1

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    海賊、王子、騎士、乙女と盛りだくさん。
    だけど設定はわかりやすい。
    修道女だけど、じいちゃんに嫁いだばあちゃんのように海賊の仲間に入りたいボニー。続きがありそうで楽しみです。

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    2014年06月10日
  • 覇王の娘

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    ネタバレ

    「ルルル文庫 優秀賞&読者賞」ということと、イラストが明咲トウルさんだったんで買ってみました。

    巴煬も琳玲も結構好きな性格でした。前半の誤解はありますし、なんで王が琳玲を離宮に閉じ込めたのかとか、阿仙の正体なんかは後半で解けますが、なんかちょっと物足りなかった気がします。悪役が比較的予想が付きやすかったからかなぁ。

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    2014年06月07日
  • 海賊と花嫁 恋は後宮ではじまる

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    船が沈んだにもかかわらず、その一ヵ月後に発見された主人公。
    そして気味悪がる周囲と、そんな彼女をいいように使う従姉妹。
    そんな彼女らが全寮制の学校に入り、片方はいなくなり
    主人公は帰路に着いた船の上で、海賊と会う。

    奴隷として売り飛ばされそうになった所を
    別の海賊につかまって…一応出稼ぎ扱い?
    しかしハーレムって出稼ぎできるのか? と思いきや
    あぁやっぱり…な最後。
    焚きつけに使われたのか、それとも本気で狙われたのか。
    むしろ、赤いお姉さん、一体どうやって鳥を拉致れたのか。
    羽置いていくのは帰りの目印になりますけど
    想像すると…ちょっと笑えますw

    とにかく衣装があれなので、イラストも表紙も

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    2014年04月28日
  • 巡る世界の黙示録 少女戦隊ドリーム5

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    まずはタイトルのぶっ飛びっぷりに爆笑。おもわずレジまで連れて行ってしまいました。内容は意外や意外、ちゃんと少女小説しててかわいい。ヘタレヒーローと男前(でも外見は大和撫子)ヒロインがいい。

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    2014年03月19日
  • 月華の楼閣

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    買ったのに長い間、積んだままになってたけど2巻が発売したのをきっかけに1巻を読んでみた。

    愛する妃を亡くしたショックで悪王に成り果ててしまった恵秋王。主人公の第一公主・玉華はそんな王に唯一、意見できる存在だった。けれど、ある時、とうとう王の怒りに触れた玉華は辺境の月華楼に幽閉されてしまう。けれどそんな幽閉生活も長くは続かなかった。恵秋王の信頼厚く、そして玉華の護衛武官だった清鳳が革命を起こし王を討った。そして玉華は女王となり革命の将軍・清鳳と結婚することになり…。

    公主ということもあり政には不慣れな玉華。女ということで玉華を王を認めない臣下。期待されるのは世継ぎのみ。けれどそんな中、自分に

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    2014年03月03日
  • 朧月の紅姫

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    彩佳の、悪く言えばいじけた小娘っぷりには大分苛々しましたが、まあ仕方ないかなとは思うし、読後感は爽やかでよかったと思う。
    ただ、前作も含めて、やはり自分的には可もなく不可もなくといった感じ。抜きん出て好きな作品ではない。

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    2014年03月01日
  • 巡る世界の黙示録 少女戦隊ドリーム5

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    恋する王子シリーズが大好きだったので、購入。ぶっとんだ設定とドタバタな雰囲気はティーンズノベルというより、男性向けの他レーベル作品を思い出させました。ネガティブで女の子が苦手なヒーローは、新鮮でよかったです。ヒロインも竹を割ったような気持ちいい性格。ドキドキするようなシーンはそんなになく、関係もにおわす程度であっさりしています。かといって、エンターテイメントとしておもしろかったかと聞かれると、おもしろかったけれど、ドタバタしているうちに終わってしまったかな、という印象です。イラスト、特に表紙はすごく素敵だと思いました。

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    2014年02月22日
  • プリンセスハーツ9 ~これが最後の恋の巻~

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    ネタバレ

    こちらの方が先だったのね^^; 『~たとえ遠く離れていても~』を読んだ時に、マシアスがいたり、いろいろと「ん?」と思うことがあったけど、そういうものかと納得していたのですが、やっぱり物語は順を追って進んでいくのですよね。
    先が分かっているぶん、あまり楽しめませんでした。

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    2014年02月10日
  • プリンセスハーツ7 ~君は運命の人だからの巻~

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    ネタバレ

    番外短編集。誕生日を知らないというより、誕生日を祝ってもらえない方が淋しいかもしれません。でも、これからはルシードに祝ってもらえるから良かったね、ジル♪ 
    ケティクークの話は切なかったです。自分の個性、自分という存在を認めてもらえないのってつらい。彼女には幸せになって欲しいなぁと思います。

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    2014年02月01日
  • コバルト名作シリーズ書き下ろしアンソロジー(2)ちょー聖霊と四龍島

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    ちょー目当て。
    独特の優しさが心地よい。

    読んでいないシリーズのものもあるのでその点では少々割高。

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    2014年01月08日
  • 銀の竜騎士団 薔薇香る夜のウサギの告白

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    見習い編、終了?
    そして、ラス王子、ギリギリで登場。
    つなげかた、ひろげかたは、さすが、うまいなあ。

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    2013年11月23日
  • 銀の竜騎士団 恋するウサギは密猟禁止

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    隣の王子、二人目。
    一人ずつ出場させるのね。
    そして、父の死の謎が解ける。
    このへんは、うまいなあ。

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    2013年11月23日
  • プリンセスハーツ4 ~恋とお忍びは王族のたしなみの巻~

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    ネタバレ

    ルシードのトイレ籠りはもう終わったかと思っていましたが、どうやらまだ続いているようです(笑) 
    “管理”発言があって少しは進展を見せるかと思いきや、そこはお互い初心な二人なので、今はやっと意識しはじめた段階でしょうか。
    外交問題でピンチなジルとルシードが次巻どういう手を打ってくるのか楽しみです。

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    2013年10月28日
  • 空の呪縛

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    ネタバレ

    あらすじ読んだ限りでは恋人がすごい非業の死を遂げたのかと思ったら、意外と普通にラブラブだったようなので拍子抜け^^;前田さんの本でエロを初めて見たのでちょっとビックリしましたw時折色々突っ込みたい所や、意味不明な描写で「これは誰の事だったの?」という部分もありますが私的には結構好きな話かな。挿絵もとても綺麗でヨシv

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    2013年09月05日
  • 空の呪縛 月の堕ちるとき

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    ネタバレ

    ファナルシーズの印象が前巻と大きく違うのが別人?!という感じでしたが、こちらの方が好きなのでヨシv(笑)ヒロインお決まりの超絶美形で性格も普通にいいけどあまり好きにはなれないタイプ。結局リアンの事はなんだったのか…。ファナルシーズはフィオナの生まれ変わりは愛せるかどうかわからんのにフィオナは陥落早すぎる気が^^;まあ風呂敷広げ過ぎて収集つかなくなるよりいいか。挿絵が前回より更に美麗になって目の保養でした。

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    2013年09月05日
  • プリンセスハーツ11 ~大いなる愛をきみに贈ろうの巻~

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    プリハ完結。ハッピーエンドで終わって良かった。
    しかし、この後の息子・孫は…。

    すべての人が完全に幸せになるわけではない。
    そんなパルメニアシリーズのお話が大好きです。

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    2013年05月18日
  • マーメイドロマンティカ

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    ネタバレ

    最近、あんまりルルル文庫で興味あるジャンルが少なくなってきたかもって思いますが、これもちょっと積読気味でした。
    読み始めると、読みやすくて軽く読んじゃったけど、ちょっとあっさりしすぎてたかも。

    ティナが人魚一族の未来を守るために人間の世界に行くんですけど、えらくあっさりクラウスに出会えたのはまあよしとして、クラウスがちょっと聞き分けよすぎだったかなって思いました。もうちょっと反対してもよかったかも。

    アルベルトも完全な悪役じゃないし、ティナの父とかも不思議なちゃちゃを入れてる感じで、なんか中途半端な感じがしました。
    お話としては悪くはなかったんですけど、全体に浅い感じでしょうか。

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    2013年03月28日