明咲トウルのレビュー一覧
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緑の章最終巻を読破。
前回でマルシアス家のお家騒動も収束し、やっと安息の日々が送れると思っていたウォルセンさん。
が、すっかりその存在を忘れていた疫病神もとい、選定者であるナルレイシアが現れて。
ネイスリーズさまを隠れ蓑にして翠唱子を渡そうと試みるのですが、ウォルセンは頑なに拒絶するわけです。
いろいろ試すナルレイシアだけれど成果はまったくなくて。
しまいにはウォルセンを迫りまくって押し倒しちゃって。
笑
この後日談のところで登場したリーインさんを見て、「あれ? なんか様子が違うような…」って思って。
でも一度は雇った先の屋敷に潜りこむんだから、猫被ってるのかーって自己解決して -
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ネタバレ8巻目。
ティファニーは相変わらず、シリンと離れて魔王の元に向かってますけど、イアンテが度々危うい感じになってます。ワロキエの王と伯爵令嬢との間に生まれて、本来であれば王子として幸せに生きるはずだったのに、魔王のせいで、実母から疎まれる人生になったって、哀しすぎます。
後半、シリンとティファニーは再会しますけど、自力で魔女から記憶を取り戻しているにも関わらず、ティファニーに対する愛を失ったと嘘をつくシリン。せっかくシリンに対して本音を言ったのになぁ。
この夫婦、お互いを思いやるばかりに、遠ざけようとする傾向がありますけど、一緒にがんばろうっていうのはないのかなぁ。次巻は最終巻らしいですけど -
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緑の章第5巻を読破。
今回はマルシアス一族のお家騒動がやっと終わりと告げて。
私、ウィーカルドはどんな風になったのかなあって思っていて。
自分より身分というか…家格?
裕福さでは圧倒的に低いウォルセンが、聖印のおかげで本家に引き取られて。
格下だと思っていた子どもに対して跪かなくてはいけない立場になって。
憎んでいるのかな? と思っていました。
が、予想の斜め上をいってくれましたよ、ヤツは。
ウィーカルドはウォルセンに対して――
固執とも呼べる絶対的な崇拝の念を抱いていました。
自分の行動はウォルセンのためを思っているから、ウォルセンのことを思っているから、わかってくれる。 -
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緑の章第3巻を読破。
前回、獲物にまんまと逃げられてしまったナルレイシア。
スカルトードさんに抱えられたまま、街中を探しまわることになります。
が、今回はウォルセンの過去話がメインとなっています。
「聖印」という痣を持って生まれたウォルセンは、それが原因で大好きな家族と無理やり引き離されてしまって。
さらには大人たちからはわけのわからないことを何度も問いかけられて衰弱してしまって。
そんな彼を救ってくれたのは義兄となったアシュアイード氏でした。
えーと……ヒロインよりヒロインっぽいな、ウォルセン(笑)
アシュアイード氏とはらぶらぶだし。←語弊あり、か?
その雰囲気の少しでもナ -
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緑の章第2巻を読破。
旅先で緑属の柱神候補を発見してしまったナルレイシア。
さっそく神宝を彼に触ってもらおうとするのだけれど、なぜか一緒に逃亡することになって。
今回はほぼずっと逃亡シーンです。
矢を射かけられたり、川に飛び込んだり、爪が割れたりと、ナルレイシアの凶運っぷりは目を見張るものがありますね。
ナルレイシアの悪運の数々を聞かされたウォルセンの気持ちはよくわかります(笑)
それにしてもー!!
相手役(であるはず)のガスカールよりも先にウォルセンがナルレイシアを姫抱っこ。
ヒーロー(であるはず)のガスカールよりも先にスカルトードさんがナルレイシアをお人形さん抱き。
をい -
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緑の章第1巻を読破。
前回の黄の章から1年後、ナルレイシアの柱神選定が再び! な巻。
ファティ・リンシャのおともで「びっくり人間博覧会」へ行くことになったナルレイシア。
本人は行きたくないと思っていたのだけれど、メインイベントがナルレイシア見たさだから拒否はできなくて。
で、旅先で出会ったのは緑属の柱神候補で。
それにしてもナルレイシアの凶運っぷりはすごいですね。
そしてその後にやってくる幸いっぷりも。
さすが「不幸中の幸いの権化」
笑
っていうか、この巻で客観的に見たナルレイシアは美少女だと判明します。
黄の章ではあんまりナルレイシアの外見って描写されてませんでしたし。
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ネタバレ最終巻です。
前巻で裏切ったかと思われたリドリスですが、彼には彼の思惑があり、根っこの一番深いところでは兄の役に立とうとしていました。あんな愛情は嫌過ぎますけど・・・。
ルシードの出生の秘密をテジムにばらしたりといったのは全部リドリスがやっていて、それを仲介していたのは、ミゼリコリドっていうのは、全然予想外でした。
もちろん、これまでに散らばっていたジルとメリルローズが似ていた理由とか、グリフォンがいったい何者だったか、ゾルタークがどうなっていたかとかっていうのは、回収されていて、巻末にある家系図は役にたちました。世間は広いようで、結構狭かったのねって感じです。
これまでしばらく別行動を -
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ネタバレ初めての両思いに戸惑って、シリンを避けまくるティファニー。前半は、ティファニーへの愛を自覚し、キスのあとに進もうとするのに、ティファニーに避けられたり、寝られちゃったりする、シリンのもやもやが楽しいです。
後半は、シリンを助けるべく取ったティファニーの行動が切ないです。記憶を失った鏡の国のみなさまたちですが、記憶の一部は残っているみたい。みんながみんな、心が美人とかって、心しか褒めてくれないのは、どうなんでしょうね。
次巻は、シリンの代わりに魔王の元に向かってしまったエディスも気になりますけど、やっぱりシリンがティファニーを思い出せるのかが一番楽しみです。 -
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天を支える者の番外編を読破。
ナルレイシアが故郷にいられなくなった元凶――馬鹿君にぎゃふんと言わせる、というお話。
本当に馬鹿君という言葉がぴったりな若様ですね。
自分史上主義で女好きの女タラシ?
そこそこの――男爵家子息という身分のおかげでモテているようですが…。
そんな若様にぎゃふんと言わせるため、ナルレイシアたちは壮大な作戦を練るわけで。
手の込んだ大作戦でした。
ダンスの練習やら仮縫い地獄の日々。
エリエンス大公弟やファティ・リンシャが生き生きしていました(笑)
他に中編1本収録。
こちらは感想書いちゃうとネタバレになってしまうし。
とりあえず、
リィアンがか -
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第3巻を読破。
前巻で行方不明となったナルレイシア。
実は手のこんだ手段で彼女を拉致ったのはディエーンの王子さまでした。
というオチ(笑)
だけれども、実はそれだけじゃ終わらなかった、という二段オチw
ガスカールってほんとはすごく王族に近い位置にいるような気がします。
紫の瞳の秘密。
精霊が好き好き光線出しても気づかないなんて。
受信機のちょーし悪いww
同時収録の「嵐と共に」はナルレイシアの雷に対するトラウマが気になります。
いったいどんな不幸中の幸いがあったんだろう。
そして人外大魔境な美貌とそっくりさんも登場。
ファティ・リンシャの「金太郎飴」発言に不覚にも噴きま -
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第2巻を読破。
次代柱神さまを見つける「選定者」となったナルレイシア。
四六時中警護に当たっているガスカールとのやり取りが好きです。
結構…いや、かなり喜怒哀楽を見せてるよなあ、ナルレイシア。
この二人が素直に互いを認め合う日はいつくるのだろうね(笑)
前巻のラスト、ナルレイシアの前に現れた少女(の幻)は、次代柱神候補の一人・ユーカリィヤにそっくりで。
ナルレイシアはその子を探すために奔走する、と。
あれこれ策略考えて、スカルトードさんとガスカールを共犯者に引きずりこもうって。
ほんとたくましい子ですね、ナルレイシア。
「古戀唄」を読んだ後に本編を読むと、おもしろさが増すなあ -
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シリーズ記念すべき第1巻を読破。
って、つい最近も読んだばっかりですが(^-^;)
「古戀唄」を読んでいると、より一層この作品のおもしろさにハマりますね。
特にナルレイシアのお師匠さん。
最初読んだとき、ぬらりひょんみたいな妖怪爺ぃげふんげふんお爺さんかと思っていたんだけれど。
う~ん……謎な人だなあ。
あ、ファティ・リンシャもそうか(笑)
第1巻ではナルレイシアが選定者に選ばれるまでのお話で。
確かにナルレイシアは悪運持ちだけど、不幸中の幸いにも、出会える人たちがすてきな人々だよね、と思ったりしました。
それが本当の「不幸中の幸いの権化」パワーなんじゃないかなあ。
同時収 -
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アマンシールさまが柱神になる前――人間だったころのお話の第4巻を読破。
前回のラストで選定者に「次代の柱神はあなたです」と言われてしまったアマンシール少年。
やっとクランクレイア王女と想いを通じ合わせたというのに、神は彼らに平穏を与えはしないのですね。
神=作者さま、でいいですよね?
笑
なにしろ、帯のキャッチコピーがすでに確信をついているしw
柱神の交代劇は王家の交代であり、内乱の兆しでもあるわけで。
それらを回避したいファラスース家の面々が、実は本当に「王家になりたい!」と思ってないと知れる巻でもありますね。
なんだかんだ言いつつ、お父さんやお兄さんたちは末っ子のことを愛し