明咲トウルのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ有栖や要の口調、漂う雰囲気、各章にタイトルがついてるあたりが横溝正史や江戸川乱歩のジュブナイル作品を彷彿とさせた。
読んでいて、どこか懐かしい雰囲気。
それでいて、ちゃんとミステリ。
特に美女人形の話は犯人は何となく想像つきつつも目的や動機が気になって一気に読み切った。
難あるとすれば、やはり要お兄さまの性格か。
あの性格を許容できるかどうかで作品に対する印象は変わりそう。
自分は終盤まで好きになれず、ちょっと苦労した。
何度殴りたくなったか分からないという。
どちらかというと、彼に困らされていた父親の方に感情移入できた気がする。
まあ浮気癖のある父親なので、その点は信用できないけれども。 -
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購入済み
ハピエンなんだけど
1~3巻を一気に読んで・・・1~2巻と3巻は別物と思います。
そもそも両親が訳ありで叔父が養親、ライバルが実は味方、幼いころに出会った人(少年)が運命の人でした、までは良し、でした。男性優位の世界も実世界だって似たようなもの。極端な環境も物語的に良し。
でもですね・・・登場人物の男性があまりにもヘタレ。各巻事件から後始末までが急展開すぎ。
あとイラストというか挿絵ですね。大人の役割の登場人物は大人の顔を描いてほしい。ラノベとはいえ描き分けて・・・特に宮廷画家「画」が題材でしょ?と途中で感じました。
最後、子供にも恵まれ、自分の才能で生きていく姿は好感が持てますが、駆け足感否めませんでし -
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Posted by ブクログ
アシュアイードの腹黒さ、非情さが表立って見える巻。
その標的にされる、ナルレイシア…当然の流れというか、引きの強さを発揮する所は、やはり彼女でなければ成せない芸当(笑)
ナルレイシアの単純もとい純粋で綺麗な所だけ見えるのも美徳だが、相手には表の顔も裏の顔も存在することを徐々に知っていかないとね。
この先、身が持ちませんぞ?
この巻で、リーインがちょっとナルレイシアに傾いたかに見えた場面があって…グズグズしてると取られちゃいますよ、ガスカールさん?って思った。
"緑の章"が終わって、来年で10年ですか…。
次の章はいつ始まるんですか?
あっちもこっちもタイプは好きじゃない -
Posted by ブクログ
スカルトードが思い描く恋愛展開にガスカールは、無知という範囲外だと思うのよね。
手のかかる、目が離せない、大事な人達の疫病神な娘=だからこその"好き"ではないんでしょうな。
逆にナルレイシアの方が若干の脈ありでしょ!
つついたら、ばぁーっ!と飛び散りそうなくらい(笑)
そんな展開、来ないに等しい緑の章…。
その間に、ちょっと女の子だったら憧れちゃうお姫様だっこされちゃってるし、なんならウォルセンと良い雰囲気に…ってなるわけないか。
いつでもお出でませなトラブルメーカー、ナルレイシアはそれをもひっくり返す子だった!
巻き込まれ損なウォルセン、もっと優しく丁寧に説き伏せる展開