あらすじ
次代柱神候補に選ばれて以来、政争の矢面に立たされたアマンシールは、自分の意志とは無関係に暴走する運命に翻弄されていた。親友ハーリクは彼を守ろうとして刃に倒れ、選定者セディシャは、何者かによって殺害されてしまう。クランクレイアとは会うこともままならなくなり、結婚なんて夢のまた夢――。若い恋人たちが運命に抗うために見つけた方法、それは「駆け落ち」だったのだが――?※あとがきは収録されていません。【目次】天を支える者 古戀唄5/紫水晶綺譚
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Posted by ブクログ
最終巻を読破。
まさかの展開で一気に読んでしまいました。
次代柱神候補になってしまったアマンシール。
ディエーンでは柱神交代は王家の交代で、血なまぐさい内戦が必ず起こって。
「天を支える者」本編ではすでに起きた過去のことだけれど。
それを知っていても、やはり「そうなってほしくないな」と思っていた。
古戀唄の第1巻の「古恋歌」で大筋は読んで知っていたけれど。
まさかあの人があんなことまでするとは思っていませんでした。
うう……胸が締め付けられるお話でした。
そして、「紫水晶綺譚」
古戀唄を読んでいるとき、ふっと当時の王家が「エルスース」ってことにやっと思い当たり、え? エルスール? ってなった。
読み続けて、もしかしてクランクレイア王女のこと? とか思っていたんだけれど、古戀唄本編の終わりがあんな感じで。
あ、違うのか……と思っていたら、の展開で再び胸が締め付けられた。
ああ、そうくるか。
すごいなあ。
感動した。
巻末の明咲トウルさんのイラストにも、なんとも言えぬ思いになりました。
Posted by ブクログ
ついに最終話。クランとジェスの結婚はとても難しい状況に。駆け落ちをすることも考えるがそれも実現せず。
そしてジェスは柱神となりクランは・・・。