【感想・ネタバレ】ベリーカルテットの事件簿 薔薇と毒薬とチョコレートのレビュー

あらすじ

19世紀・イギリス。有名執事の娘シャノンは、新人メイドとして貴族のお屋敷に勤めることになった。勤め先は、カルヴァート家の別邸――ベリーカルテット。ところがシャノンが屋敷に到着すると、滞在していた女性が遺書をのこして亡くなっていた!? カルヴァート家次男で美貌の作家・ロイと、新人メイド・シャノンの推理が冴え渡る! 謎が謎を呼ぶヴィクトリアン・メイド・ミステリー!

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Posted by ブクログ

「完璧な人間である前に、完璧な使用人であれ」と父に教えられて育ったシャノン。メイドとして働き始めた初日に起きた事件をきっかけに、家族から厄介者扱いされる売れない小説家のロイと主従関係を結ぶと同時にコンビ結成したところまでのシリーズ一作目。
屋敷内の描写とか使用人の仕事についてとかの記述が細かいのでややハイコンテクスト。
二人の過去とかシャノンのお父さんとかの伏線が引いてあるけど続きは出てないのね…

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2018年01月02日

Posted by ブクログ

あー、シャノンとロイの関係性って、ディヴィットとロイの関係性に似てるな、と。目利きと商才、みたいな。

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2015年02月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

少女向けライトミステリー。
ヴィクロテの青木さんの新作。ヴィクロテを読むのが途中で止まってしまったのでこちらにも手を出してませんでしたが、新作ということで読んでみた。
文章は主人公のメイド・シャノンの1人称で進んでいき読みやすいです。イラストも明咲さんなので美麗です。
シャノンは執事として有名すぎる父を持つメイドの女の子。主人を影から支え、屋敷で起こる様々な出来事にテキパキと対処できる能力を持っている。その傍らベリーカルテットと呼ばれる屋敷で起こった殺人事件の謎も明かしてしまうという(笑)対する主人のロイはお金持ちの放蕩息子で一応小説家。小説を書くということもあり、観察眼や審美眼、適応力なんかも人より高いです。そんなロイがシャノンと出会うことで物語は始まります。この巻ではシャノンがロイのメイドになるまでを描いたストーリーなので続編はきっと発売するのでしょう。1巻が予想より面白かったのでたぶん続きも買うと思う。

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2014年03月24日

Posted by ブクログ

ヴィクロテと比べるとちょっと、もう一つ上が欲しくなる。
これは作家さんにはお気の毒。

『ベリー・カルテット』という美しい屋敷で起こった殺人事件を
美貌の作家である貴族の次男坊ロイと、名執事の娘で新人
メイドのシャノンが解き明かす。

メイドといえば萌えという図式にうんざりしていた私には
シャノンの聡明さはとても気持ちがいい。
淡々としているけど、それは思慮深さの表れ。

仕事や推理の場面では崩れないシャノンがロイの小説に
夢中になる場面はギャップがあって愛らしかった。

令嬢の生活が資産次第で、そこに愛や嫉妬が絡むのは
ヴィクトリア朝も日本の平安時代ともよく似てて、はっとした。
これを読むと『エマ』や『シャーリー』も読みたくなる。

これからロイとのロマンスも進むとコバルトらしくなるかな。
意外とアガットが好きだった。いそうだな、こういうメイド。
そういう架空ならではのリアルさがある作品は良くなるから。

次が楽しみだなぁ。
もう少しページを増やしてミステリ専門の文庫に
入ればいいのに。

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2014年12月21日

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