くまの柚子のレビュー一覧

  • 姫頭領、百花繚乱!1 恋の病と鬼副長【ミニ小説つき】

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    13年6月刊。総選挙候補作。
    明らかに新撰組をモチーフにした若い剣士の隊に、めっちゃ強い女の子が隊長にやって来て、土方歳三モデルのおに副長と恋愛がらみ、って設定なにそれ最高じゃん!!!ホイホイ。
    副長は脳内で山本耕史くん変換で読んじゃうよ!大河の新撰組!懐かしいな〜♪

    ちょっと世界観がわかりにくいね。こういう和風でしかも江戸時代ぽい設定でファンタジーって珍しいから、慣れの問題かもしれないけど。
    国の5つの領地5人の殿様が治めてて、1つの領地を二代続けて治めることはなくて、代替わりに領地替えがあって、ということなんだけど。どっかの領地で代替わりがあっても、他の領地では殿様は健在なわけで、領地替

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    2013年06月05日
  • 双界幻幽伝6 再会は一蓮托生!

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    “たしかに自分は引きこもりだが、こんなところに監禁されて喜ぶほど、被虐的な引きこもりではない。
    引きこもるなら、自分の好きな場所でないと意味がない。引きこもり生活とはある意味では最高のわがままなのだ。
    (兄さまが待ってる、黒烏州の邸に帰るんだ)
    ——正しく引きこもるために。
    もしここに蒼刻がいれば「いやその理屈はおかしい」とでも即座につっこんでいたはずだが、朧月一人では残念な思考に歯止めがかからない。
    蒼刻にきちんと助けられて、故郷でちゃんと引きこもろう。
    そんな限りなく後ろ向きで前向きな決意を固めて、朧月はゆっくりと立ち上がった。”[P.111]

    6巻目。
    引っぱる引っぱる……次が気になる

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    2013年03月21日
  • プリンシアの花姫 雪の伯爵と氷の伯爵

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    ネタバレ

    当て馬っぽいパトリックの存在が意味不明。いなくてもよかったんじゃ……? と言うか、何故、そっちにヒロインが傾くのかわからない。私の好みはカシアスの方ですが……うーん……?
    決定的な二股エンドではないけど、何かそれっぽい。
    「あなたたちが私の翼よ!」

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    2013年03月18日
  • 毒舌姫と永遠の誓い

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    “頭から血の気が引く音を、クリスタは確かに自分の耳で聞いた。すべてを思い出すと、クリスタは腰かけさせられた長椅子にがくっと身を伏せた。
    「ああ——。思い出したくなかった……!」
    「でしょうねえ」
    あっさりと頷いたビアンカに、クリスタは泣きながらしがみついた。
    「私、やっちゃったわ!やっちゃったの、毒舌!吐いちゃったのよ、思いっきり。それも、アロイスのお父さまのダーウィト陛下と、お兄さまのジークフリート殿下に。なんてこと!そりゃ確かに、あの二人の態度には腹が立ったけど。アロイスのお父さんとお兄さんじゃなかったら、張り倒してやりたいくらい……。ううん、ぶん殴ってやりたいくらいだったわ。でも、これか

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    2013年03月16日
  • 毒舌姫と黄金の慈雨

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    “「クリスタ!素晴らしいダンスだったね。次は私と、踊ってほしい」
    そう声をかけてきたのは、笑みを浮かべたフィリップだった。視界の端でアロイスがむすっとしていることに気づいたが、断るわけにもいかない。クリスタは頷いて、フィリップの手を取った。フィリップはフィリップで、アロイスからもぎ取るようにしてクリスタを離れた場所まで連れ出した。
    もしやアロイスを挑発しているのかしらと危惧しつつ、クリスタは兄に言った。
    「このような祝宴を開いてくださり、本当にありがとうございます。フィリッ……。お兄さま」
    「いいや。兄として、当然の務めだ。前にも言ったろう?君のためにできることは、なんでもしてあげたいんだ。僕

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    2013年03月14日
  • 双界幻幽伝1 出逢いは前途多難!

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    蒼刻が思ったよりも明るいです。
    もっと無口な武人かと勝手に思ってました。
    良いとこの出身なのに、口も悪いしね。
    朧月は想像通り、期待通りでした。
    とりあえず、一巻で十分です。満足しました。

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    2013年03月14日
  • 双界幻幽伝1 出逢いは前途多難!

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    幽鬼が見える、極端に後ろ向きな引きこもりの少女・朧月と、怖そうだけど意外と世話焼き武官な蒼刻の物語。シリーズ第1巻。

    朧月の後ろ向きな引きこもりっぷりが嫌味でない感じで楽しい!少女小説にありがちな「特殊な能力ゆえに辛い過去があり、可愛いのに自分に自信がもてない」設定ですが、それだけでは語れない見事なまでの後ろ向きが、逆に清々しく笑えるキャラクターです(笑)久々に面白そうなシリーズに出会えました。
    蒼刻も硬派で世話焼きで苦労性で格好良いです。相手が朧月にしろ皇子にしろ、ボケとツッコミの掛け合いが楽しいし!でも、「抱きつきたい男」第一位は、やっぱり張さんでしょう。肉球は正義。

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    2012年12月06日
  • 囚われの歌姫 政変はウードの調べ

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    ネタバレ

    最初は淡白だったラフィークがセルマの事情を知って一転、ところどころで見せる気遣いや独占欲に愛を感じてにやっとしてしまいました。軟禁生活だったはずが、いつのまにかお方様扱いになってるのにわたわたするセルマも可愛かった笑

    脇キャラの性格や人間関係に細かい設定があるんだろうけど、まだ全部明かされてない気がして、一巻完結だとしたらちょっと勿体ないような気がします。ハイレッティンとイェシルのその後とか、続編で書いてほしいなあ。

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    2012年11月28日
  • 毒舌姫と精霊の祝福

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    ヒロインクリスタにかけられた呪いの設定がおもしろかった。

    どちらかというとふだんは控えめなクリスタが、毒舌を吐く時は、ズバリと真実をついていて、虚飾や偽善を情け容赦なく暴くところは痛快で、時代劇チックとすら言えるのではないか。

    イラストも楽しくてストーリーにピッタリ。

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    2012年11月09日
  • 毒舌姫と黄金の慈雨

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    12年11月刊。

    ラブラブいちゃいちゃな、最近流行りの感じ。
    胸が高鳴ると毒舌が出てしまうとかも。

    今回は、貴族男性の髪の毛が抜けてしまうという設定があり、奇抜な設定で物語を動かしていく、のを作者さんの強みとして今後も続けていくのかな。
    他の作家さんと違ってていいと思います。

    あとがきの「明るくて楽しい話が、大好き。読んでくれた方が、ほんの少しでも楽しい気持ちになれたら、とても幸せです」という言葉が、とても素敵だと思いました。

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    2012年11月13日
  • ビーズログ文庫アンソロジー オトキュン!

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    “——事の起こりは、昨夜の宴。
    蒼刻にやたらと構いたがる物好きな東宮・天祥から、「百鬼夜行の姫君」とやらのおどろおどろしい噂を聞かされたのだ。怖そうに、ではなく、興味深そうに。
    『西の川の近くにある邸に、その姫君はひっそりと住んでいるらしいよ。日が沈むと、その邸には鬼火が舞い、琴がひとりでに恨み辛みを奏で、天魔より生誕せし姫君の命に従う物の怪や付喪神が、夜明けまで踊り狂うとか』”[P.198_双界幻幽伝]

    とりあえずは「双界幻幽伝」だけをば。

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    2012年10月07日
  • 双界幻幽伝5 初恋は永遠不滅!

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    “「おうよ。俺は紳士なんだぜ」
    蒼刻は「嘘こけ」とばっさり言ってやった。
    ——深窓のお嬢様に、根無し草の情報屋がうっかり惚れた。
    そういうことなのだろうか。意外といえば意外な片恋である。
    物語を書く高貴な女性と言われると、蒼刻はとっさに湘雲公主——太子殿下の姉公主である佳人を思い出す。蒼刻と朧月を題材にした物語まで書きはじめる、社交的で聡明だが困った姫君だ。
    まさか彼女が、この男の想い人ということはないだろうが……。”[P.157]

    5巻目。
    蒼刻さんが何か危ない。色々と色々に危ない。
    持ち上げて張り詰めて、しかしまさかの次巻に続く!

    “蒼刻の傍らで獲物を狙う構えをとる白虎を見やると、張宝

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    2012年12月23日
  • バルベスタールの秘婚

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    設定は好きな方だったんで、絵も嫌いじゃなかったんですけど、なんだろう、あまり入り込めませんでした。

    30歳も年上のいけ好かない相手との結婚を嫌って逃亡して、飛び乗った列車に乗っていた王太子フェルウスと結婚することになったローダ。
    失踪したってことなのに、まったくローダの実家のお話は出て来ませんでした。新聞見て、もしかして?って思ってもいいはずなのに、探しもしないのかなっていう疑問が。

    王太子と結婚したのに、反対してたのはマリアルドだけで、「全き刃」の印象も弱かったかなぁ。最後の裏切り者もちょっと唐突でしたし、いきなりマリアルドも改心しちゃったし。

    それよりもフェルウスがいったいどこら辺で

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    2012年08月10日
  • いちひめものがたり~姫の初恋~

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    全体的に面白かったけど、信長のキャラ設定が受け入れがたかったです。そんなに冷静沈着紳士的なイメージはなかったので。

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    2012年08月09日
  • 双界幻幽伝4 箱庭は四面楚歌!

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    “「なんかもう、周りが見えてませんね、お二人とも」
    「うむ。姫はともかく、蒼刻がああなるとは儂も意外じゃった。大丈夫かのう」
    「それは武官さんの生命的な意味ですか?」
    「まあ、それもあるがのう——」
    などと幽鬼と白虎がひそやかに内緒話をしたのは、彼らだけの秘密である。”[P.98]

    4巻目。
    静心が出て来て会話の物騒さと面白さが増して。

    “「大切なことだが——」
    やがて静心は、神華国の政治的危機でも語るかのような重々しさで言った。
    「我が妹はたいそう可愛い」
    「…………は?」
    「違うとでも言うのか」
    答えによっては八つ裂きにする、と続いても違和感のない真顔である。冗談ではないのが余計に厄介

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    2012年08月09日
  • 毒舌姫と精霊の祝福

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    “「否定はしない」
    「うう……」
    「だが、誰にでも平等に毒舌を吐くという点は評価できるぞ」
    「え?」
    「権力者に媚びることがないというのは、悪くない。誰にでもできることではないからな。お前は、この俺に対しても態度を変えないではないか」
    褒められたと思ったら、やっぱりけなされていたようだ。クリスタはますます落ち込んだ。
    (どうせ、私なんか……)
    「お前は、俺の父や兄にも物怖じしないんだろうな。奴らに会わせてみたいと思う人間は、お前が初めてだ」
    独りごちるようにそう言って、アロイスは喉の奥で笑った。
    「な、なに?」
    「この俺に面と向かってああまで言える人間は貴重だ。お前の毒舌癖、ルクアンの精霊のよ

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    2012年07月10日
  • 橘屋本店閻魔帳 永遠の愛を誓わせて!(下)

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    ネタバレ

    とうとう最終巻です。
    十六夜の里に流された美咲ですが、いきなり走り回っていたので戸惑いましたが、乙斗という怪しい老人に助けられてました。

    弘人は1ヶ月待って本当の敵である茨木童子と共に十六夜の里にたどり着いていたので、先に美咲に会うのはどっちかと思ったら、弘人の方だったんでほっとしました。

    乙斗によって強制修行をさせられてた美咲がこれまでと違う雰囲気になってたことで、弘人が戸惑ってて、これまでの弘人優位の状況を中々作り出せずに、悶々としてたり、美咲のチラ見せ足にもやもやしてたり、指輪を渡す機会をいろいろ考えていたりってところは、にんまりしちゃいました。

    まあ、そうはいっても、弘人さんです

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    2012年07月07日
  • 人形姫と身代わり王子

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    安定した笑い。前作の方が好きではあるが、これはこれで面白かった。ヒーロー意外と真面目だなぁ。もっと意地悪というか、Sっぽいのかと思ってた。私的には嬉しい誤算。こっちの方が好み。
    みどうさんは読み切りばっかりだけど、シリーズものは書かれないのかな? 個人的には前作のビビアナの続きが読みたい。

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    2012年07月02日
  • 赤き騎士と黒の魔術師

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    主人公のキャラがしっかりしているわりに、魔術師であるユハの立ち位置がややあやふや。
    ツンデレの引きこもりかというと、それほどでもないし、天然という訳でもなし。
    次巻以降に更なる展開があるか?

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    2012年05月17日
  • 赤き騎士と黒の魔術師

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    ラブ成分が足りない。やたらと元気で空振った女の子主人公は変な意味で面白くはあるけど、ユハの性格が微妙で、はっきりと変わった性格であるディノとの絡みの方が楽しかったかも。

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    2012年01月28日