くまの柚子のレビュー一覧
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妖精王と人間の間に生まれたおかげで、感情が高ぶると
ぽこぽこ花が出てくるのが特技の主人公。
そんな主人公の故郷である妖精界に訪れた危機を打破するために
目的物を手に入れるために旅に出たら…。
ツンデレ兄と幼稚園児弟?
お目付役の妖精はきっちり主人公の足を引っ張ってくれてますし
おかげ様で交流深めて(?)初々しい恋愛ストーリー状態。
分かりやすくて、にやにやしてしまいましたけど。
最終的に逆ハーレム? とか思ったのですが
さすがに少女小説でそれはないようです。
そうなったらなったで、ものすごく大変な事になりそうです。
主に精神面で。
しかしあそこの従者は一体どういう人物なのでしょう?
いや『人』なのでしょうか?
実は妖精関連者です、と言われても
何の違和感もありませんが。
後、ピンクの水がたまるのに、どれだけ年月がかかるのか
知りたいものです。
もしや前のクリスタル(?)が来たのも、あそこから、でしょうか? -
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ネタバレ期待していた蒼刻のご実家訪問編。
蒼刻の父も弟もなかなか濃い人ばかりで、蒼刻がまともにみえました。
これで母も出てきたらすごいことになりそうですが、ひとまず男たちには無事認められたってことでしょう。
どうも美少年系は腹黒に見えて仕方がなくて、弟の藍志が何かたくらんでるのでは?って思ってましたけど、単に兄思いの弟さんで、ちょっと拍子抜け。蒼刻の元婚約者の桃凜との進展を望みます。
それにしても、張さんの人間姿を初めてみましたが、確かに人間になった状態で星彩といちゃいちゃしてたりって姿を想像すると、ちょっとエロイ。蒼刻の想像と同じ想像しちゃいました。。
最後はまた別のきなくさい話につながるようなところで終わってましたけど、せっかく張角も戻って来たし、やっぱりそっちに向かわないといけないんでしょうねぇ。
蒼刻と朧月のいちゃいちゃのところ、もっと見たいです。 -
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ネタバレ2巻目になりますが、予想通りバイロンがリーファにメロメロになっているところ、龍神一族の族長親子がやってきました。族長のシェイレイも娘のヘイムもリーファをバイロンの嫁とは認めないってことでしたが、その理由がバイロンにあるっていうのは予想外だったかも。
バイロンが自分の両親の真相を知り、リーファへの接し方を考えることができたあとは、これまでと一転、叔父バカと従姉バカ?になったのは、なんかおもしろかったかも。天ノ国に行っても、きっとバイロンの邪魔をしてくれそうです。
リーファが攫われたあと、みなが龍の姿になって空に飛んでいくんですけど、ヘイムの描写が笑っちゃいました。くねくねって・・・。想像できちゃった。 -
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ネタバレ3巻目ですが最終巻です。
父と兄の熱烈な引き留めを振り切って、やっと結婚式をあげるためにアロイスの国レムシュテッドに向かった2人ですが、道中的に襲われ、やっとたどり着いてアロイスの父王に謁見したときには、得意?の毒舌が出ちゃってます。
父と兄との確執は予見していたとおりでしたけど、これまでオレサマだったアロイスが、クリスタの気持ちを疑って自ら別れを切り出したりっていうのは、予想外でした。
ただ、クリスタはやっぱりちょっと八方美人すぎるかなぁ。
アロイスのためとはいえ、嫌いな猪突猛進娘になってて、それでピンチに陥ったり、アロイスに疑われたりしてたのは、自業自得というか。
おとなしく寝とけばよかったのに・・・。
レムシュテッドの精霊のアルベルトとヴィルマの関係はおもしろかったです。アルベルトの挿絵を見たら、ヒゲを剃ったくらいで若返るとは思えないシワがあるように思いましたけど、親友クリスタのためにアルベルトをこきつかっているヴィルマがかわいいです。ちっちゃくなってましたし。
一応ハッピーエンドで終わってますが、結局クリスタの毒舌は治らないままっていうのは、もやもやどころでした。 -
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ネタバレシリーズ2巻目。
1巻で両想いになり、わき目も振らずラブラブ街道まっしぐらかと思いきや、天界からバイロンの伯父と従姉がやってきた。婚活問題ならぬ嫁姑問題?嫁舅従姉問題??(笑)が勃発。前半は結構コメディ要素が強かったけれど後半は結構シリアスだった。シェイレイ(伯父)とヘイム(従姉)がリーファとバイロンの仲を認めてくれないので、認めてもらうためにリーファが頑張るという内容。けれど実際問題はバイロンにあった、みたいな・・・。健気なリーファがいじらしい。甘すぎるのも考えもんですな。甘やかしすぎると弱くなりますし。甘やかし問題を乗り越えた二人は今まで以上に最強バカップルになること間違いなしでしょう(笑)
・・・これは続くのかな?でも続いても次あたりで終わった方が無難な気もする。結婚式を挙げるまでは続いたりするのかな?どうなんだろ?? -
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13年6月刊。総選挙候補作。
明らかに新撰組をモチーフにした若い剣士の隊に、めっちゃ強い女の子が隊長にやって来て、土方歳三モデルのおに副長と恋愛がらみ、って設定なにそれ最高じゃん!!!ホイホイ。
副長は脳内で山本耕史くん変換で読んじゃうよ!大河の新撰組!懐かしいな〜♪
ちょっと世界観がわかりにくいね。こういう和風でしかも江戸時代ぽい設定でファンタジーって珍しいから、慣れの問題かもしれないけど。
国の5つの領地5人の殿様が治めてて、1つの領地を二代続けて治めることはなくて、代替わりに領地替えがあって、ということなんだけど。どっかの領地で代替わりがあっても、他の領地では殿様は健在なわけで、領地替えって迷惑じゃないの?替わった殿様がぽっくりいけば、すぐまた領地替えじゃん?とか思うけれども。
人の描き方はうまいと思った。奇抜な設定で突き抜けていくんじゃなくて、行動がよく描かれてるから、その人のなりがよく分かる。
例えば、副長が新総長が女だと隊士に伏せていた←事前に騒ぎになるのがめんどくさいから←と見せかけて、その騒ぎの中、姫がどう振舞うのかを見て、人を見定める、とか。
ゲンさんの破綻したようなわがままっぷりもそう。
人の行動を描くのがうまい作者さん、こういう箱世界でキャラがたくさんいる、という物語は正解だと思う。
氷室先生も、キャラの行動を描くのはうまかった。見習いたい。 -
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“たしかに自分は引きこもりだが、こんなところに監禁されて喜ぶほど、被虐的な引きこもりではない。
引きこもるなら、自分の好きな場所でないと意味がない。引きこもり生活とはある意味では最高のわがままなのだ。
(兄さまが待ってる、黒烏州の邸に帰るんだ)
——正しく引きこもるために。
もしここに蒼刻がいれば「いやその理屈はおかしい」とでも即座につっこんでいたはずだが、朧月一人では残念な思考に歯止めがかからない。
蒼刻にきちんと助けられて、故郷でちゃんと引きこもろう。
そんな限りなく後ろ向きで前向きな決意を固めて、朧月はゆっくりと立ち上がった。”[P.111]
6巻目。
引っぱる引っぱる……次が気になる。
張梁が報われると良いなぁ。
あそこで土下座する朧月ちゃんが好き。
“すると張梁は、まるで違うことを言いだした。
「この部屋は、おまえが今の張宝と呼ぶ、俺の兄者の部屋だった」
「ここが?……では、あの押し花も?」
「押し花?」
張梁が初めて大きめの反応をした。不意を突かれたように顔を上げ、どこか無防備にこちらを凝視する。
朧月はびっくりして、のけぞりながら言った。
「え、ええ……。あの書棚の本に挟まってました。撫子の花が」
「…………」
何か大事なものだったのかと気を揉みながら答えるが、張梁は黙りこみ、あいづちすら打とうとはしない。ただ、気のせいか、寂しそうな瞳に見えた。”[P.162] -
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“頭から血の気が引く音を、クリスタは確かに自分の耳で聞いた。すべてを思い出すと、クリスタは腰かけさせられた長椅子にがくっと身を伏せた。
「ああ——。思い出したくなかった……!」
「でしょうねえ」
あっさりと頷いたビアンカに、クリスタは泣きながらしがみついた。
「私、やっちゃったわ!やっちゃったの、毒舌!吐いちゃったのよ、思いっきり。それも、アロイスのお父さまのダーウィト陛下と、お兄さまのジークフリート殿下に。なんてこと!そりゃ確かに、あの二人の態度には腹が立ったけど。アロイスのお父さんとお兄さんじゃなかったら、張り倒してやりたいくらい……。ううん、ぶん殴ってやりたいくらいだったわ。でも、これから私、このレムシュテッドで暮らしていかなきゃならないのに!どうしよう、嘘みたい。ね、ねえ、これ、夢じゃない?夢よね、きっと」
「いいえ、現実です」
「そんな——!!」”[P.77]
3巻目。
結婚で完結。
クリスタとヴィルマの関係が良いなぁ。
面白かった。
“自らの手のひらに口づけを落としたアロイスを見て、クリスタは思わず叫んだ。
「どうしよう!?アロイス。私、またやっちゃった!」
「そうだな。……ならば、逃げるか」
笑いを堪えるようなアロイスの声に、クリスタは目を瞬いた。
「……え!?」
戸惑うクリスタの手を取ったまま、アロイスは身を翻した。王室礼拝堂の隅に備えつけられた扉へと駆け、さっと振り返る。これ以上ないほど魅力的な笑みを浮かべると、アロイスはこう言った。
「ダーウィト陛下、そして、ジークフリート兄上。それから、お集りのみなさまに宣言いたします!この通り俺は、呪われた祝福の姫と結婚しました。このような不吉な王子に、王位継承の権利などあるはずもないでしょう。我々はこのレムシュテッド中央を離れ、二人で暮らします。面倒ごとを起こして、我らを巻き込まぬようなにとぞ願いますよ」”[P.223] -
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“「クリスタ!素晴らしいダンスだったね。次は私と、踊ってほしい」
そう声をかけてきたのは、笑みを浮かべたフィリップだった。視界の端でアロイスがむすっとしていることに気づいたが、断るわけにもいかない。クリスタは頷いて、フィリップの手を取った。フィリップはフィリップで、アロイスからもぎ取るようにしてクリスタを離れた場所まで連れ出した。
もしやアロイスを挑発しているのかしらと危惧しつつ、クリスタは兄に言った。
「このような祝宴を開いてくださり、本当にありがとうございます。フィリッ……。お兄さま」
「いいや。兄として、当然の務めだ。前にも言ったろう?君のためにできることは、なんでもしてあげたいんだ。僕は」
首を振り、クリスタを見つめるフィリップの瞳はどこまでも優しい。こういう表情を見ていると、先刻のアロイスへのすげない態度も悪気があったわけではないような気がしてくる。
(たまたま?……天然?)
頭を捻り、またフィリップを見つめる。すると彼は、飼い主に構ってもらって喜ぶ子犬のように、表情を輝かすのであった。やっぱりクリスタには、見た目通り心優しい無邪気な青年に思える。”[P.64]
2巻目。
兄バカと親バカに笑う。
次巻にはノルトベルク国を出て行くかな。
“「お待ちください、クリスタさま!お戻りに……っ。……糞っ、戻らないか!このばか王女めっ……」
ブルクハルトの怒りの叫びは、もう遠かった。主塔の最上階を目指して、ぐんぐん高度が上がっていく。他の塔の蒼い屋根の合間を、暗闇の中通り抜けていく。
「あ、あれはなんだ……!?」
「空飛ぶドレス……。いや、中身も入っているぞ!あの方は……、嘘だろ!?クリスタさまだ!」
「なんだと!?す、すぐにフィリップ陛下に報告するのだ!!急げっ……」
そんな大声が、遥か下方から聞こえてくる。彼らには、ヴィルマの姿が見えていないのだ。クリスタが一人、空を飛んでいるように見えるのだろう。
(うわあ……!あとで、まずいことになるかも)
後日絶対大問題になることはわかったが、それでも戻る気はなかった。クリスタは、自分を支えて飛ぶ親友を叱咤激励した。
「ヴィルマ!あと少しよ、頑張って」
《重いっ!重い重い、重いぃっ!!クリスタ、私もう駄目かも……》
「嘘でしょ!?こんなところで力尽きたら、地面に落下して死んじゃうわ。頑張って、ヴィルマ!」
《もうっ。お人好しのくせして、精霊使いが荒いんだから……!》
「こ、根性よ!頑張って、ヴィルマ!!」”[P.213] -
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幽鬼が見える、極端に後ろ向きな引きこもりの少女・朧月と、怖そうだけど意外と世話焼き武官な蒼刻の物語。シリーズ第1巻。
朧月の後ろ向きな引きこもりっぷりが嫌味でない感じで楽しい!少女小説にありがちな「特殊な能力ゆえに辛い過去があり、可愛いのに自分に自信がもてない」設定ですが、それだけでは語れない見事なまでの後ろ向きが、逆に清々しく笑えるキャラクターです(笑)久々に面白そうなシリーズに出会えました。
蒼刻も硬派で世話焼きで苦労性で格好良いです。相手が朧月にしろ皇子にしろ、ボケとツッコミの掛け合いが楽しいし!でも、「抱きつきたい男」第一位は、やっぱり張さんでしょう。肉球は正義。