あらすじ
始まりは蒼刻の弟からの手紙──いわく“混世魔王”のどーしようもない彼らの兄・戴青が、朧月の故郷・黒烏州にいるらしい。弟から捜索の依頼を受け……そして密かに国軍からの指令もあり、蒼刻が幽鬼院に滞在することに! おウチの中だから“引きこもり”だって大丈夫のハズ! ……だけど微妙(?)な雰囲気の中、2人に不吉な影が近づき──!? まさかの疑似新婚生活に突入!? シリーズ第4弾!!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
初っ端から蒼刻の弟君の手紙に笑いました。兄弟みんないい性格してそうだよ!どうなってんだ劉家!
舞台は隴月のおうちということで、蒼刻いびられまくりです。周り敵しかいねぇな。あ、執事さんは違うか?ちょっと可哀想になるくらいのいびられ三昧。まあ頑張れ蒼刻。男の子だもんね、障害で挫けちゃいけないよ!
そういえば、開かずの間ネタもあれだけ引っ張った割にはあっさりネタばらしされてて、それはちょっと拍子抜けだったかも。あれ必要だったか?
蒼刻のお兄ちゃんとの対決も、いつになるかはわからないけどなんとなく先の展開が見えたかな。あの人が当主になったらそれはそれで大変そうだけど。多分末弟君も苦労することになっちゃうんだろうなぁ。それともしたたかそうだから、あっさり婿に行っちゃうんだろうか。
大きな波乱前のいちゃいちゃ含み、不吉な予感含みって感じの回でした。次回は張宝、張梁の兄弟が出張ってきそう。ようやく影が見えてきた長男はラスボスか?楽しみである。
Posted by ブクログ
静心さんサイコー。
あー私も爆発しろ、とか言ってみたい。
みんなみんなからいじめられる蒼刻がおもしろすぎる。
間違って電子書籍で登録してたー。
いやーなんで同じ本が2つでてくるんかなーっと思ってたんだけど
そーゆーわけか。
電子ねえ。
便利なんでしょうが、超アナログ人間な私としてはまだ必要な気がしない。
Posted by ブクログ
蒼刻の弟からの手紙で、朧月の故郷黒烏州に問題兄の戴青がいるらしいという情報を受け、また今回もこっそり国軍からの指令を受けて、蒼刻が幽鬼院に滞在することに。
突然の滞在予定に部屋を慌てて掃除してる朧月がかわいいです。
また折角同じ建物の中での生活に、ラブ度UPかと思ったら、予想どおり、朧月の兄静心のイビリ全開でした。侍童のルアンも静心のスパイっぽく、破廉恥行為はすべて静心の筒抜けで、蒼刻も大変です。
事件は、意外と戴青からの伝言で次に進みましたけど、戴青に攫われた朧月が戻って来たときの蒼刻は、意外と普通でちょっと拍子抜けでした。あんなに嫌っている兄に朧月が攫われたら、もっと反応してもよさそうかなと。
最後のところで、やることはやるから、残りの時間は朧月を構い倒す!と変な蒼刻の誓い?がありましたけど、そろそろ寸止めは飽きちゃったので、是非がっつりいってもらいたいものです。
Posted by ブクログ
今回は都ではなく朧月の故郷が舞台。なので皇都組は出番なしです。代わりに朧月の兄がかなり出てきます。あと、気になる蒼刻の兄弟の1人・兄の戴青が登場。色々ツッコミ満載の強烈なお兄さん。蒼刻はツッコミに忙しそうです(笑)朧月と蒼刻の恋愛も少し前進したような…。そんな4巻でした。
Posted by ブクログ
彼の兄の足取りを追うために、久しぶりに帰宅した家。
しかし、とっ捕まえる前にぶち当たったのは
あきらかに怪しい商売人の事。
弟からのお手紙から、一体長兄がどういう人間なのか。
ものごっつ脳筋タイプかと思ったらそうでもなく。
いや、ある意味そちら方面ではあるかと思われますが。
かなり物騒な兄弟ですね、という一言で
要約したいかと思われます。
今回はストーリーがメイン、というよりは
個々の過去がメイン、な気もします。
いつも一緒な幽霊さんの過去も微妙に語られましたし
主人公の過去もまたちょっぴり出てきてますし
彼の…というか、兄の所業についての過去も。
なので、山場は? と思ったら、結構最後の方。
そのまんま想像すると、うわっという状態ですが
人を呪わば穴二つ、ですし。
むしろ屋敷ごとそれにしてしまったのか、と
疑ってしまいました。
それはさすがに考えすぎ、だった模様。
そしていちゃつき具合というよりは
密着度がましてきています。
脱飼い主、脱ペットは、いつになるのでしょう?w
Posted by ブクログ
“「なんかもう、周りが見えてませんね、お二人とも」
「うむ。姫はともかく、蒼刻がああなるとは儂も意外じゃった。大丈夫かのう」
「それは武官さんの生命的な意味ですか?」
「まあ、それもあるがのう——」
などと幽鬼と白虎がひそやかに内緒話をしたのは、彼らだけの秘密である。”[P.98]
4巻目。
静心が出て来て会話の物騒さと面白さが増して。
“「大切なことだが——」
やがて静心は、神華国の政治的危機でも語るかのような重々しさで言った。
「我が妹はたいそう可愛い」
「…………は?」
「違うとでも言うのか」
答えによっては八つ裂きにする、と続いても違和感のない真顔である。冗談ではないのが余計に厄介だ。
「いや、言わないけどな。たしかに可愛——ってなんで武器を構えるんだ!?」
「貴殿にあれを可愛いと言われるのは無性に腹が立つ」
「……おい」
蒼刻はまじめに反応に困った。なんなんだこの斜め上の展開は。
「どうせ『可愛くない』って言ったら、この場で撲殺なんだろうが。どうしろと」
「死ねばよいのに」
「今日も全開で無茶苦茶言ってるな、あんたは!」”[P.161]