くまの柚子のレビュー一覧

  • ロクサナと麗しの花婿たち

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    究極のハーレムとありますが…、あんまりラブラブはしてなかったです(^-^;
    主人公のロクサナが、どんどん変態チックな発言をするのが面白かったかな。

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    2011年12月18日
  • 橘屋本店閻魔帳 海の罠とふたりの約束!

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    ネタバレ

    前巻で予想していたとおり、弘人が自分を選んだのは、天狐の血脈だったからって、もやもや悩みはじめた美咲。

    一方、弘人は弘人で、自分を鍛えに1ヶ月も美咲をほっぽった挙げ句に、自分の中では完結したみたいですけど、ほったらかしはよくないかなぁ。
    美咲の悩むところを他に男ができた?とかって、焦ってくれたらいいんだけど、弘人さんは、そこまではなかったなぁ。

    今回はタイトルにもあるように、海の妖怪がいっぱいです。
    最初の導入のところのがよく分からなかったですけど、最後まで読むと、美咲と颯太って分かりました。声が出てない颯太はかわいいんだけど、声が出るようになったときの毒舌ぶりには、美咲たちでなくても、目

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    2011年12月14日
  • 双界幻幽伝3 二人は一触即発!

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    “「そんなに小さくなられてしまうと、君を見失いそうだな。手をつなごうか朧月」
    「......天祥さま。こいつは俺が連行しますから、お構いなく」
    「え......あの、わたしは一人でも大丈夫で——」
    「信用できるか馬鹿」「迷子になってからでは遅いんだよ?」
    同時に言われて、しゅんとする。
    そうして左手を天祥にとられたかと思えば、右の二の腕をぐいっと蒼刻に引っ張られ、朧月は目を白黒させた。今朝から挟み撃ちに合いっぱなしだ。
    どちらが珍獣を連れ歩くか議論している間に、不幻がふいに後ろから来て朧月を抱え上げた。普段よりも高い位置に持ち上げられた朧月は、声にならない悲鳴をもらす。
    不意打ちに目を点にした

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    2011年11月30日
  • 初・恋

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    ネタバレ

    浅井3姉妹の真ん中、初姫の恋のお話。
    史実でもちゃんと高次の正室になってて、高次さんは、姉や妻の光で出世した「蛍大名」なんて言われたりしてたみたいです。

    最初の方はぶっきらぼうな感じで書かれてる高次さんですが、初のことを好きと自覚してからは、無茶苦茶です。初の結婚相手である秀次の前で、初にキスしたり、秀次に攫われた初を盗賊のように奪い返しに行ったり、若いからといって、危なすぎ。

    まあ、こっちは最後まで離婚して戻されるということがないぶん、ハッピーエンドのところで終わってるのは、いいかな。

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    2011年11月29日
  • ロクサナと麗しの花婿たち

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    他国で育った王女ロクサナは自国の強力な女権国家にとまどうばかり。その上16歳になると男だらけの後宮で暮らし、花婿を選ばなければならず……。


    男子はしとやかに女子は強くという正反対な国での物語です。
    とにかくロクサナに同情してしまいました。これは確かにつらい!
    ファルジーンがこの後どうなったかが個人的には気になります。

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    2011年11月22日
  • ロクサナと麗しの花婿たち

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    ネタバレ

    14歳まで普通の国で過ごしてきたロクサナが生まれ故郷のメフルダート女王国に戻ってきたんですけど、この国の男女逆転が微妙でした。よしながふみの「大奥」も男女逆転ですけど、あっちはそれほど違和感を感じなかったのが、戦士や騎士で筋骨ムキムキなのが女性で、なよなよときれいでキーキーうるさいのが男らしいって・・・。

    そんななか、ロクサナが惹かれたのが普通の男のアズハル。まあ14歳まで普通の国で生きてきたら、それが普通の恋愛観だと思います。

    女王国ではダメ王女だったロクサナが、王女の立場に自覚して、アズハルを夫とすることができますけど、できたら、結婚したそのあともちょこっと書いておいて欲しかったかなぁ

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    2011年10月29日
  • 橘屋本店閻魔帳 花ムコ候補のご来店!

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     ヒロインの美咲は妖狐と人間のハーフ。生家は表向きはコンビニだが、裏世界の妖怪が表の人間世界で悪さをせぬよう見張り、時には捕らえることを稼業とする橘屋分店。人としての普通の生か、妖怪に混じって家業を継ぐか決めかねる美咲の元に本店の息子であり、家業を継いだ場合美咲の婿になるという若者がやってきて……というお話。
     ハーフだものの大義名分で狐耳っ娘を書けるという点において、設定は悪くないと思うし、美咲自体も可愛く婿殿も一見ヤなヤツだが、何だかんだで美咲には甘々なあたりも僕好みと言える。
     だが、如何せんその背景にある設定をおどろおどろしくしすぎた感がある。「妖怪」を扱う以上、どうしても異形のものを

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    2011年09月25日
  • トゥルー ラブ 騎士の涙姫

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    ネタバレ

    最初は、リュートの役立たずっぷりとか、頼りなさとイラストが合わないなぁって思ってましたけど、意外と違和感なく終わりました。後半、リュートが意外と強いのにびっくり。あれ?弱かったのは、船酔いしてたから?

    舞踏会に行くときも、なんで別行動なんだろうって思ってたら、リュートのおうちの事情で、ラティカに変な噂が付かないようにだったんですね。

    無事両親も判明し、リュートもおうちを再興して、結婚には支障もなく、ハッピーエンドで終わりです。(捕まったシアンの今後はちょい気になりますけど)

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    2011年09月25日
  • 茶々姫恋綺譚

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    ネタバレ

    茶々姫といえば、浅井三姉妹の長女で気が強く、秀吉を手玉にとった淀君のイメージが強いですが、このお話は、秀吉など全然出てこない少女時代の初恋のお話でした。

    松千代と恋仲になるのはいいけど、最後駆け落ちさせても結婚させても史実と変わってしまうから、最後はどうなるのかなって思ったら、松千代死亡で終わりました。うーん・・・。
    まあ、史実には影響ない終わり方ですけどね。

    あと、乱丸(私は蘭丸かと思ってましたけど、どっちもOKなんですね)もなんだかんだ言って、結構いい人だったのは、よかったかなぁ。私的には、優しい松千代よりは、ぶっきらぼうだけど意外と面倒見のいい乱丸の方がすきかも。

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    2011年09月17日
  • 双界幻幽伝2 宿敵は神出鬼没!

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    “「いかがかしら?劉武官」
    湘雲に感想を求められたので、蒼刻は黒髪にきらめく蝶の髪飾りを眺めつつ言った。
    「飛んだと思ったら、へろへろと落っこちてきそうな瀕死の蝶に見えます」
    「情緒があるのかないのかわからないわね、君は」
    蒼刻の反応がお気に召さなかったらしく、女官長は「再挑戦します!」と言い、すでに魂が抜けかかっている朧月を再び連れ去ってしまった。やっぱり大丈夫かなあいつ。
    「それにしても——紅梅宮での女官働きは花嫁修業を兼ねてると聞いたんですが」
    「あら、きちんと兼ねてるわよ?遊び心も忘れないというだけで」
    「............」
    「ついでに、わたしの楽園も築かせてもらっているけれど

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    2011年08月18日
  • 双界幻幽伝1 出逢いは前途多難!

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    “「姚朧月。俺の顔なんか見ないで、前を見てろよ。いい感じだぞ」
    「......!」
    意味深な言いように妙に焦りを煽られ、朧月が顔を前に振り向けると。
    (あ——)
    怖いくらい開けた景色が、そこに広がっていた。やわらかな風が袖や髪をさらう。
    いつのまにか関門を抜け、州都の外に出ていたようだ。
    澄んだ青空。陽光にきらめく、一面の菜の花畑。四方から押し寄せる春の香り。
    耳をすませば、さかんに働く蜂の羽音がかすかに聞こえてきた。
    「......本格的に気分が悪くなってきました」
    「なんでだ!?」
    だれもが心癒されるだろう春の景色なのだが、朧月は逆にどんよりと沈んでしまう。
    「だって、ここが本当に外で..

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    2011年08月09日
  • 初・恋

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    ネタバレ

    浅井3姉妹の真ん中のコの話・・・(だったよな?)。
    お初っていまいち影薄いというか・・・一般の人の印象にあまり残ってないんじゃないかなーと。
    京極高次(だよねぇ?相手は)も面白い書かれ方で。

    ちょっとだけ歴史好きな私でも、初を取り上げたものを読んだことがなく。
    ましてや結婚相手の京極高次なんてもっと知らないわけで。

    これを機に、何か文献探して読んでみようかなぁ・・・という気に、ちょっとだけなった。

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    2011年08月03日
  • さくらの咲く頃

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    ネタバレ

    主人公は高校生の歌姫さくらで、レコーディングのために訪れたドイツで、運命的な出会いをします。

    相手が囚人っていうのはなかなかない設定で、その囚人キースの置かれている状況やその後の展開も現実にはありえない状況でしたけど、そうでもないと、出会いはないでしょうからねー。

    ラブ度は低めでしたけど、そこそこ面白かったです。

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    2011年06月11日
  • 橘屋本店閻魔帳 ふたつのキスと恋敵!

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    ネタバレ

    3巻目です。
    美咲の家で同居することになった弘人ですが、霊酒を飲んで朝帰ったところで美咲に迫る弘人や、船の上で美咲に告白する弘人。弘人の過去の恋愛話も出てきて、この巻はまさに弘人の巻のようです。

    謀反話は、いつものようにさくっと解決ですが、最後に出てきた黒い羽。やっぱ、天狗でしょうか。気になります。

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    2011年05月05日
  • いちひめものがたり~姫の初恋~

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    ネタバレ

    今年の大河ドラマの江姫の母であるお市の方と浅井長政、織田信長のお話です。この話では、織田信長とお市は義理の兄妹として書かれています。

    私のイメージとしては、お市の方は男勝りな美人っていう感じだったですが、このお話では結構儚げな感じがしました。

    信長も怖いイメージはありますが、義理の妹への気持ちに悩む姿は印象的です。あのとき、お市を受け入れていたら、長政とくっつくこともなく、話は変わっていたと思うと、確かに信長としては、長政に横からかっさらわれた感がありますよね。

    違和感を感じたのは、長政とお市の出会いのシーン。
    信長の城にやすやすと忍び込み、あまつさえ、お市の方の部屋に泊まったり、朝ご飯

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    2011年02月22日
  • 大坂城恋綺譚 ~桜想う姫~

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    ネタバレ

    日本史でも出てくる石田三成と秀吉の家臣の娘、お蝶。あと、徳川秀吉の家臣の息子である本多忠純のお話です。

    正直、歴史上の人物ものの作品って、結果が分かっているっていうか、石田三成が死んでしまうのも分かっていることだったので、ハッピーエンドではないんだろなって思ってましたけど、意外と読めました。

    三成が亡くなる前にお蝶に宛てた手紙の内容とかは、ちょっと切なくなりました。自分が死ぬのが分かっていて、お蝶を受け入れなかった三成が実はこんな風に思っていたのかって。

    三成が処刑されて、普通はそこで終わりそうですが、この物語はこういうノベルには珍しく、主人公が別の男性を愛するようになります。ちょっとラ

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    2011年01月08日
  • 橘屋本店閻魔帳 花ムコ候補のご来店!

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    普通。
    割と弘人がツンデレっぽいので、好みかな、という感じ。最近、こういう妖怪物が多いので、飽きたと言えば飽きたんだが。

    とりあえず、次を買って様子見。

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    2010年09月07日
  • 橘屋本店閻魔帳 花ムコ候補のご来店!

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    2010/05/02:和風コンビニという設定はいいものの、妖怪退治がメインで日常生活の描写が薄いのが残念でした。
    夜もコンビニしているようなのに出てくる従業員どう考えても少なすぎる(特に男手がなさすぎ)ことや主人公より他のキャラの方が個性的などかなりツッコミ処が.・・・。
    和風、いや妖怪風ハーレクインと思えばいいのかも。うーん。

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    2010年05月15日
  • さくらの咲く頃

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    Web掲載小説の文庫化。
    その頃のを読んでたせいか、なんだか違和感を感じずにはいられなかったです。これはこれで甘くてよかったですが…あとがきにもあるように大人度は低め。でもルルル文庫ではこれが精一杯かな…

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    2010年03月27日
  • 不本意ですが、竜騎士団が過保護です 1

    ネタバレ 購入済み

    絵は微妙かも。話も微妙。

    これは何系だろうか。ファンタジー系の、ラブストーリーでもないし、冒険活劇でもないし、うーん?

    絵は、ぱっと見はいい感じだなと思ったのですが、読んでいくうちに少しずつ違和感が出てきました。人物の横顔が変だったり、表情の変化に乏しく貼り付いたような印象だったり、動きのあるはずの場面で躍動感がなかったり、あとはマンガ的な表現でコマ割りとかセリフの置き方とか、気になるところが多かったです。

    話も突飛なことが続き、展開と展開の接続が雑です。最初の主人公がヴァンレインに潜入するくだりでも、そんな無茶苦茶なことするなら何か理由付けとか辻褄合わせがあるんだろうと思ったら、別になくて普通に無茶苦茶なだけでし

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    2024年01月22日