左のレビュー一覧

  • ささみさん@がんばらない

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    「苦痛も後悔も罪悪感も、嫌なものは何もかも、僕にください。受けとめてみせます。それが僕の役目です。僕の生きる意味なんです」
     お兄ちゃんは優しい。
     みんなは馬鹿にするけど、わたしはずっとお兄ちゃんがとても素敵な、純粋で美しい心をもっていることを知っていた。かたちばかりの褒め言葉や、下世話な欲望が透けて見える大人たちのわたしへの態度よりも、ずっと好ましかった。
     泣いていたら頭を撫でてくれた。
     つたない言葉で慰めてくれた。
     きっとわたしはお兄ちゃんが好きだった。
    (P.252)

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    2013年05月30日
  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸

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    設定は面白いけどマニアックなネタが多いのと、やっぱり文章が読みにくい。でも最終巻の叙述トリックはちょっとすごいと思った。

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    2013年05月29日
  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん9 始まりの未来は終わり

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    前作ラストの影響でみーくんがだいぶ壊れています。ってかみーくんいろいろ暴露しすぎですね。

    しかしまぁ、もう一度読めと言われるとさすがにちょっとつらいですね。

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    2013年05月24日
  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん6 嘘の価値は真実

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    学校にテロリストって・・・

    みーくんとまーちゃんも不幸だけれど、長瀬姉妹も妙な因果なのか不幸だよねぇ。まぁこの作品に出てきてる人物は大抵何かを抱えているんですけど。

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    2013年05月24日
  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん4 絆の支柱は欲望

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    伏見がニューヒロインにしか見えない。

    事件があった家を買い取るなんてモノ好きだなぁと思ったら、もちろん普通の感覚の持ち主ではないわけで。

    まさかの前後編で驚いた。

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    2013年05月06日
  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん3 死の礎は生

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    にもうとは結局どうしたかったんかなぁ・・・

    まーちゃんの細腕には一体どれだけの力が眠っているのだろうか。トンボ投げ飛ばすってすごい。

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    2013年05月06日
  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん2 善意の指針は悪意

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    まーちゃんは壊れてるけど、なんだか可愛らしい。

    この作品の登場人物は全員精神に問題抱えてるんですかね。。
    今作もカバー裏が怖いです。

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    2013年05月01日
  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸

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    タイトル通り確かに壊れてるね。二人とも。

    少しわかりづらい描写もありますが、それも含めて面白い。

    何が怖いって、カバー裏が一番怖い。

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    2013年05月01日
  • ささみさん@がんばらない

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    読み始めは、没個性教師のハーレムものだとおもったんだが、急に非日常的な出来事が介在してくる。
    あまりの急さに軽く置いてけぼり感を覚えたが、次の章でこの世界の構造の設定が書いてあったためなんとか飲み込めた。
    その後は、ささみから見た神臣(主人公)をレポート形式で見て行く感じでした。
    (ささみが一緒に行動している時以外)
    まぁ、結構面白かったです。
    次も読んでみます^ ^

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    2013年03月13日
  • ささみさん@がんばらない7

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    “否、それは奇妙に蠕動した地面から屹立した、無数の——触手だった。
    蛸や烏賊のような、けれどそれにしても妙にでかい——人間の腕ほどのものから、丸太ほどのものまである。
    先端に棘々がびっしりと生えたもの、繊毛に覆われたもの、無数のそれが縒りあわさったもの、得体のしれぬ粘液で濡れたもの……。
    それらの触手に絡みつかれ、闇の奥ではわたしたちより先にこの悪夢じみた世界に迷いこんだのだろう生徒たちが、屍体のように吊りさげられて陳列されている……。
    「触手プレイ、キター!」
    つるぎが頭の悪いことを叫んだ。
    「これだよ、これがなくちゃなクトゥルー神話は!さぁこい!待ってました!」
    何でそんなに嬉しそうなの?

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    2013年03月06日
  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 『i』 記憶の形成は作為

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    ネタバレ

    まだ「みーくん」がみーくんになる前のお話。短編集。

    9巻で「みーくん」が壊れた時に言ってたトーエさんが出てきた。
    トーエさんは結局会いには来なかったんですね…。
    あと、まーちゃんはやっぱり壊れてるなと再確認したお話もありました。

    最後の話である『壊れていない正しさのある世界なら』は、読んでてなんか切なくなった。自殺した女医って、まさか恋日先生なのかな?
    ですが、「みーくん」と伏見を推していた私にとっては、にやにや出来るお話でもありました。

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    2013年02月18日
  • ささみさん@がんばらない5

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    “「しっかりしなさいよ。あんたの存在を知ったとき、あたしは嬉しかったのよ。ええ、きっとあたしの宿敵なんだ。あたしと同じぐらい苦しんで、切磋琢磨している、運命の相手がいるんだって——だから、お願いだから『ごめんね』なんて言わないで。足りないと思うなら、がんばりなさいよ。宿敵のあんたがそんなじゃ、張りあいがないのよ」
    やっぱり、わたしを鼓舞してくれてるみたいだ。
    微笑む。
    このひとのこと、わたしは嫌いになれないの。
    「でも、ごめんね」
    時計を見ると、もう深夜だ。
    「ベッド、占領して。情雨ちゃんだって、眠いでしょう」
    「いいわよ、昨日はあたしが独り占めしたんだから。これで公平でしょ?」
    情雨ちゃんは

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    2013年02月15日
  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん3 死の礎は生

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    ネタバレ

    嘘と不調和と損失の話。病院から学園生活に戻ったことで新キャラが多かったもののバタバタと退場してしまい彼・彼女等には感情移入する暇がなかった。しかし前巻まで狂気の塊に思えていたみーまーコンビの悩みというか精神の露出というか、何を考えているのかが垣間見えた。ような気がした。ラスト三行までは。・・・しかし、毎巻最後の一節の後に「嘘だけど」と付け加えられている気がしてならないな

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    2013年02月12日
  • ささみさん@がんばらない3

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    “「わたしは半人前だから、『最高神のちから』に振り回されてばかり。だから、一時的に、お母さんに預けるよ。その間に、わたしは成長する。強くなって、せめて『最高神のちから』に潰されないぐらいになる」
    もう夜は終わりにしなくちゃ。
    月明かりだけでは、世界はゆっくりと衰退していくだけだから。
    「そうしたら、お母さんから『最高神のちから』を返してもらう。そして、この国を管理するのに相応しい存在に——『次世代神』の、つまり新しい神話の『最高神』になる、邪神たまにこのちからを託す」
    天孫降臨の時代に、預けられた重荷を。
    わたしが返そう。
    「たまが成長しきるまでは——お母さんと、わたしが、見守る。それでいいで

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    2013年02月09日
  • ささみさん@がんばらない2

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    “「かがみ」
    わたしは、あらためて告げた。
    「わたしの、友達になって」
    暴れていたかがみが、停止する。
    壊れたお人形のように。
    あるいは、生まれたての、赤ん坊のように。
    そんな彼女が愛しいと思う。
    他人からの好意に慣れていなくって、回り道してそっぽを向いて、いつでも誤解されて、他人を拒絶してるみたいに見える彼女。
    だけど、ほんとは寂しがりで、他人のために一生懸命で、不器用な——。
    あなたが好き。
    ううん、好きになれると思うの、もっともっと。 ”[P.174]

    後半はおもたいシリアスな展開。
    最後の一文がぐさりとくる。
    かがみちゃんが可愛くて可愛くて。
    お兄ちゃんも何か隠し事あるみたいで、楽し

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    2013年02月06日
  • ささみさん@がんばらない

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    “[タマはカガミから『ナース服-3』を受け取った!]
    「ふにゃああああ!?」
    かがみが珍しく絶叫する。
    画面内のカガミがタマに素晴らしい勢いで着衣を引っぱられて、ナース服を脱がされてしまったのである。
    当然、その下は全裸だ。
    「ななな何すんですかたまーっ!?」
    「おぉ、脱げた!面白い!『仲間』のあいだでは、そうびひんの遣りとりができるようになってるみたいだお!」
    [『特殊イベント/全・裸・集・会!恥辱の入学式』が発生しました。]
    「特殊すぎる!?ふにゃああ、なぜかみんながこちらを注目している!?何!?どうしてみんなわたしにお金を投げるの!?べつにお金が欲しくて脱いだわけではないのです!!校長も

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    2013年02月06日
  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん2 善意の指針は悪意

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    ネタバレ

    ちゃんと出来てるストーリー。
    前回に続き内容は本当に好きです。
    しかし。イチャイチャシーン多すぎ。
    言葉遊び多すぎで飽きました。

    この内容ならもっとシンプルに
    半分の量でいいなと。

    殴られているシーンとか
    痛さとか伝わって良いのに、
    少し残念です。

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    2013年12月02日
  • ささみさん@がんばらない3

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    立てこもりささみさん。
    悪の組織登場。
    今までテンポよく読み進めているつもりだったのですが
    今回なんだかとってもむずかしいと思ってしまった。
    必死に着いていったかんじです。

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    2013年01月23日
  • ささみさん@がんばらない10

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    もう続きは買わないと決めていたのに、表紙のるるなちゃんとしおりにつられて買ってしまった。うささみさんが可愛いです。
    シリアス路線を突っ切っていく話。甘やかされまくったるるなちゃんは、傍若無人になってしまった。あんな子育てしてりゃ当たり前だよ!ささみさんのしつけがだめだめだ……。
    たまが頑張る。未熟だと知り、努力を重ね、失敗ばかりで、全否定され。たまには感情移入してこなかったけど、こうやって文字におこすときついよなぁ。なんとかしようと藻掻いているのに、失敗ばかり。何もしなければ、最悪の方へ向かっていく。期待は大きくプレッシャーは強大。同じ立場の仲間はおらず、姉二人ははるかに強い。役に立ちたいと真

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    2012年12月29日
  • ささみさん@がんばらない9

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    ヴィシュヌとガルーダのくだりはなんだかご都合主義に回ったような感じを受けた。


    次巻予告が無かったが、そろそろヒルメが出て来るのか?

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    2012年10月08日