左のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
能力バトルものかと思ったらバトル・ロワイアルものかと思ったらメタTRPGものだった!
ネームドキャラの生命が次々と一瞬で失われるのは昨今の流行りで自分も好きな展開だが、本作においては主人公勢力が活躍するわけではなく、敵味方双方消耗戦になるあたり、能力バトルものではなくバトル・ロワイアルもの。どいつもこいつもバカではなく、論理的思考力が高いのも好みではあるのだが、損得勘定が上手すぎて人間味がなく、かえってキャラクターの魅力を損なってしまってる気がする。
などなど小説とみると粗は見つかるのだが、本作の本質は『場の提供』。僕がRPGで一番楽しいのは、スキルポイントを振り分けてどんなコンボを作るのか -
-
-
-
-
-
-
-
Posted by ブクログ
明言されてはいないが、目次からもわかるし内容からも容易に察せられるところである。今回の物語は黙示録である。
定まった終末の物語と、その後に生まれる平和な世界。神によって(あるいは神々によって)押し付けられた定命をどう受け止めるか。最後の数ページのために、この遺言めいた11巻はあったのだろう。
読者としても同じ言葉を捧げたい。納得できるか!
作品としてはややクドくなってしまっているが、これが次巻への長々とした前座と考えるとなかなか興味深い。じらしてくれる。じれじれである。
次巻のハードルがガンガン上がっているが、日日日さんなら納得の12巻を提供してくれるものと大いに期待しておきたい。 -
Posted by ブクログ
とてつもなくキュートでポップなはっぴーえんど。
その裏側は誰かの不幸の上に成り立ってるんだけどね。
トリックはなんとなーく違和感でわかってたけど、
そしてみーくんの心情は読みやすくわかりやすい筈なのに、
なんでかな、後半になった瞬間にほっとして「やっぱりこっちだなー」って。
好きだけじゃ駄目なんだね。
壊れものには、壊れものじゃないと。
誰かを犠牲にしながらも幸福である××と。
誰かが幸福ならばそれはまあ良いかなって思うヤマナ妹。
違うようで似てるヤマナさんに影響を受けた二人。
エピローグはかなり好き。
きっとこの先もみんな、誰かを犠牲にしたり、壊したり、
そうしながら狂った街で幸せに平和 -
Posted by ブクログ
サスペンスですかね。ストロベリーナイトみたいな。
過激な描写や、陰鬱で悲惨な設定は自分の好み。その内容で、最後まで一気に読める。それぐらいは面白い。
落ちはそれなりだけど、びっくりはしない。一般的なミステリーのトリックでもないし、叙述トリックでもない。語られない設定をバラス感じ。
また、先に登場したいろんな設定の詳細が語られず、判らない事が多かった印象。正直クリアにならないなぁ。シリーズ全部読めばすっきりするのかな?
そのせいで、一気に読んだ甲斐がないのが残念。
(※どこかで落ち(呼称と犯人)について、匂わせていたら私が気づかなかっただけ、すいません。途中マーちゃんと呼ばない所は確かにあっ -
-
-
-