左のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
<感想>
みーまー初の続き物。
異常な家族での異常な殺人事件。
何といっても、みーまーの本領はここにあると思うのですよ。。
解決するには同じ異常なみーくんでしかできない……そんな感じの。
そして、今回は特に、展開が素晴らしい。
しかも、オチが複数の犯人による犯行であり、連続殺人事件ではない。。
まぁ、これは良くあるオチですが、この本はそれにきちんと理由ができている。
例えば、先になりますが、みーまー7巻なんかだと理由が希薄ですね。はい。
あとは、家族のキチガイっぷりが良い味でてますね。
これがないとみーまは成り立たないと言っても過言ではないと思いますが……それにしても、ここまで頭のネジ -
Posted by ブクログ
“「みーきゅーん!」背後から、腰に思いっきり抱きつかれる。アメフト選手を参考にしましたという感じの、足を掬われるタックルに近い。まだ窓を見つめていた僕の額は硝子に突撃した。
「ぎゃー」効果音がゴツッ、でありバリーン!ではなかったのを不幸中の幸いと言う。
「りょ・こ・う!りょ・こ・う!ケチンボみーくんの奇跡がやっと始まったのねー」
「どれだけ出不精で財布の紐が固い奴に思ってるのかな、まーちゃんってば」
「でもそーいうとこもなんかみーくんみーくんしいから好きー、しゅきしゅ、ぢゅー」
ちゅーっと頬を吸われたりする。
少なくとも財布は紐じゃなくて、中身が問題だろう。
(中略)
……まぁ、いいか。巻き込 -
Posted by ブクログ
“「……ふおぉ」深呼吸。むせた。
大関とかに後押しされてたら、本当に落下して先生の花壇を彩るところだった。
そしてその場所には毎年、きれいな赤い花が咲いて村人はそれを……話が進まないのでよいこの昔話はそっと棚に戻して、叫ばねば。
「死ぬって、こっわー!」
こころはさておき、身体は拒絶はしまくってる。
「おあー……心臓すごっ」
ていうか、心臓どこ?っていうぐらい手首や首筋、足の付け根までばっくばっくと拍子を打っている。
冷や汗もすごい。手があっというまにぬめりとしてる。……と思ったけどこれは手洗いしたときのせっけんの名残だった。
「……かっこわるいなぁ」
生きることを上手くできないやつは、死ぬこ -
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“……悩んだフリは、本当に無意味だと知ったから。
だから、病院を脱走してきた。
何度でも繰り返すさ、愚かだから。
そして、この身体でも事件が解決してしまう方法を実践しよう。
僕の失ったものが、肩を揺らす手の届かないところで眠ってしまわない為に。
「というわけで、話の成立しないアホが参上致しました」”
続きが半端なく気になっていたので眠気を押し込めて夜更かし読破。
ふぅ。
結論。
みーくんは死にましたまーちゃんも死にましたそして話は敗退へと歩を後を見据えて前向きに進んでいきました。
嘘だけどー。
みーくんは生きてました。
まーちゃんも生きてました。
にもうとも実は生きてました。
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Posted by ブクログ
“「じゃ……何とかしようか」やる気を脂身のように削いで、淡白に行動開始を告げる。
「もが!」マユの振り上げる右手がぐるぐる回転して、『僕らの』日常の拍車を揶揄する。
嘘だけど。
「……毎度お馴染み」
はんにんたいじの、
はじまり、はじまり。”
六月二日。
今日もまーちゃんとらぶりーなみーくんこと僕がカレーを嫌いになった日に、銃撃犯(共犯者あり)は体育館へと意気揚々鼻歌を歌いながら狩りへとやって来た。…いやだなぁ、嘘だってば。
うーん、
先生がジェロニモに頼んだ仕事の内容とか、
表紙のまーちゃんの目が充血してることとか、
まーちゃんの帽子についてるレースが裏表紙ではなくなってることと -
Posted by ブクログ
今回の巻は、あらすじ通りのお話です。
襲撃犯とみーくん、まーちゃん。あとその他。
そしてその話の合間合間に展開されていく外野の人達の話も必見です。
みーくんのお話と同時期の話として、様々な人の視点から、その人物をより色濃く描いていくお話。
一言で言ってしまうならば、5巻までに登場した人物たち、その人物たちの状況を、教えてくれる話です。
今回このサブストーリーには新キャラもでてきてくれます。
そういう話が含まれてか、今回の巻は登場人物が多いです。
私としてはみーくんと襲撃犯のやり取りなど、どきどきしながら読み、合間のサブストーリーも楽しく読むことができ、
ラストの展開には声も出せないほど驚い -
Posted by ブクログ
なんと言いますか、こう表現していいのかわからないんですけど、
読み終わってからの清々しさと言ったら、もう。
4巻、5巻で一つの話が完結しました。長かったです。
あとこの小説には魅力あるヒロインがいすぎですよね、まーちゃんといい、ゆずゆずといい、湯女といい。
今回も伏見が可愛かったのですが、どちらかと言うと湯女のほうが良かったかな。
とにかく長かったです。
私的には、5巻になって初めてみーくんが誰かの為にすごく一生懸命になってるなぁ、と思いました。
まーちゃんを助けるのとは別に、ネタバレですが伏見を助けたときが印象的でした。
確かに毎度のことながらハッピーエンドと言い難いのはこの小説の特徴 -
Posted by ブクログ
今までの中で一番分厚い3巻め。
3巻になっても衰える事のない入間節。
それどころかもっと勢いを増しているような気がします。
回りくどいほどのみーくんの描写、予測のつかない事件の真相。
劇的な展開に、私はあっという間に読破してしまいました。
とても面白いです。
相変わらずのグロテスクな表現には、背筋が凍るような思いですが、何よりストーリーが飽きない。
みーくんの「嘘だけど」に磨きがかかっている事に、文章の面白さをこれとなく評価したいです。
見せ場の部分の表現の仕方にも、本当に素晴らしいと思います。
特に最後のみーくんとまーちゃんの絆を描く部分に泣きそうになりました。
文句のない★5つで。
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Posted by ブクログ
“とにもかくにも、僕らは変わらずバカップル。今日も明日も明後日も。
……の、予定だったんだけどなぁ。”
壊れに壊れたまーちゃんと、嘘つきの元我が家でのお話。
で、いいのかなぁ。
今回もやっぱり即読破。
伏見が可愛いと思う今日この頃。
みーくんは相変わらずお顔を見せてくれませんね。
それがみーくんらしいとことか。
出したら出したで面白みが無くなったり。…するのかねぇ。
しかし、これ、犯人さんは誰だろね。
“「さーて、」
もう、事件を野放しにする必要はないわけで。
マユ成分の補充の為には、屋敷から生還することが前提であるから。
説明に骨が折れそうだけど、
そろそろ、犯人でも決めつけておくかな -
Posted by ブクログ
“「僕は手首とか切られるのが大嫌いなんだ」
力強く、腹に力を入れて宣言した。自分のヘタレは今尚健在であると。
妹も「は?」とか露骨に不意を突かれ、硬直している。さて、次は何を口走ろうか。
頑張れ脊髄、お前に懸けた。”
生者を演じるあにーちゃんと死者を演じるにもうとのお話。
今回も即読破。
後ろの絵はチョコを作ってるところなのかな。
しかし、中身が凄すぎるぞ。
チョコの。
今回の各章の題名は電撃文庫の実際にある本の題名を少しずつ変えて使用しているのかねぇ。
順に、
「ぼくと魔女式アポカリプス」
「我が家のお稲荷さま。」
「とある魔術の禁書目録」
「ブギーポップは笑わない」だろうか。
「ブギーポ -
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Posted by ブクログ
読みやすい…って良いことだ。
「葬送」で手こずる自分には、とても快適な読み心地だった、笑。
装飾多めのこってり系の後のデザート気分、って言ったら失礼かな、ごめんね、平野さん。
「わたしの幸せな結婚」の顎木あくみさんの作品。
同じく異世界ものだけど、リアルな高校生の女の子もでてきて、時代も「今」だし、そこまでファンタジー的ではないけれど、やはり「異世界」との関わりあり。 これを読むと「神様」というものを知りたくなる。趣味のポタリング(ロードバイク)で神社仏閣に行くのだが、そこにはそれぞれの成り立ちやいわれが必ず書いてある。誰を祀ってあるのか、も。
「古事記」を読んでみたくなった。
知ること