左のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
“「みーきゅーん!」背後から、腰に思いっきり抱きつかれる。アメフト選手を参考にしましたという感じの、足を掬われるタックルに近い。まだ窓を見つめていた僕の額は硝子に突撃した。
「ぎゃー」効果音がゴツッ、でありバリーン!ではなかったのを不幸中の幸いと言う。
「りょ・こ・う!りょ・こ・う!ケチンボみーくんの奇跡がやっと始まったのねー」
「どれだけ出不精で財布の紐が固い奴に思ってるのかな、まーちゃんってば」
「でもそーいうとこもなんかみーくんみーくんしいから好きー、しゅきしゅ、ぢゅー」
ちゅーっと頬を吸われたりする。
少なくとも財布は紐じゃなくて、中身が問題だろう。
(中略)
……まぁ、いいか。巻き込まれたくないし。
過激な物騙りは、もうたくさんだった。
僕は関わりたくないし、マユを関わらせたくもない。
日常の価値は非凡であるというのが、当初から一貫して訴えているテーマなのですよ。”
9月のシルバーウィーク(かな?)を使ってホテルに泊まりにきたみーまーご一行。どうやら、悪意も跡をつけてきたみたい。
ロリコン探偵:花咲太郎
災難エスパー:トウキ
自殺者の妹の自殺志願者:山名美里
何かと鋭い小説家:橘川英次
胃痛の激しい大学生:種島檜垣
相当危ない主婦:桜山エコ
どこぞのおっさん:椎名幸治
小説家の飼い猫:白猫
青髪宇宙人:エリオ
その母親:メメ
探偵事務所の外国人:エリオット
そっくりな親子:??
猫かぶりの彼女:椎名夏実
青スーツの金髪男性:??
さり気に元凶:中咲柘榴
あらしろとかしんじょうとかいう殺人担当:??
んー、一言でいうと、楽しかった。
読み応えは十分。
視点がころころと変わりさっきまで隠れていた一面が顔を見せる。
終わり方からして、これからも出てくる人がいそうなだなーとか。
種島君視点の最後とかただただ疑問しか残らないし。
ただ、橘川さん、何気にいいこと言うなーっていう。
“「死ねないなら、生きてろ」”
いっちゃん心に残ってるし、この言葉で救われた彼女視点の最後とか、めっちゃ、その、なんだ、良い。
“「自殺すんなよ」
振り向いた少年が、目の合った時より一層、驚きを訴える。
お、なんだなんだ?本当に自殺を決行する気だったの?
仲間?似た人=自分との親近感?だとしたら見る目あるけどね。
でもその小指の糸くずじゃあ、首は括れないよ。
少年は落ち着きを失い、二度、床を踏みつける。肩が強ばったまま地面を見下ろして、息が荒くなり。爆発してしまいそうな危うさを内包した少年が、嫌な汗をかいている。
なんかマズイことに触れちゃったかな、と後悔しかけた。
だけど顔を上げた時。
少年は歳不相応に子供じみた、頬の形となって。
泣きそうなのに、この上なく明るく。
とても愉快そうに、微笑んでから。
「どっちだよ」
私以外の誰かにも突っ込むような、軽く、明るい言葉だった。
似合わねー、と私はその目の不透明さに噴き出してしまう。
そして、出てきた少女と少年は小指の糸をむーすーんーで(うげっ)となって、料理屋の方へ並んで歩いていってしまった。少年の横顔が妙に満足そうだから、言った甲斐があるものだ、と自己満足を十分に摂取出来たのでしたとさ。あー、悪くない気分だ。”
今回の事件、みーくんまーちゃんは直接的には関わっていない……のかな?間接的接触?
登場人物が互いに互いの失点を浮かび上がらせるって感じ。
みーくんまーちゃんが事件と正面から向き合うことは今回はなかった。
だけど。
この、終わり方はないだろう。
は?
としか言いようがない。
次巻の始まりが“嘘だけど”だったらさすがにみーくんを殴りたくもなるのだが。
さてはて。すでに始まっていた次の事件。悪意の巣食った相手は、誰?
“当たり前のことだけれど、僕がいなくても街は生きている。
一時停止で僕らの帰還を待ち侘びることもないし、変化を躊躇わない。
現実は蠢いて、様々なものを取り込み、時に中枢を侵食される。
例えば自然災害。例えば流行。例えば狂騒。
例えば、悪意。
それは、海のない街にまで届いてしまった津波のように。
僕とマユが帰った時、街は大きくざわめき。
そして僕にとって、とんでもなく、ろくでもない事件が既に始まっていた。
長瀬透が、殺されていた。” -
Posted by ブクログ
“「……ふおぉ」深呼吸。むせた。
大関とかに後押しされてたら、本当に落下して先生の花壇を彩るところだった。
そしてその場所には毎年、きれいな赤い花が咲いて村人はそれを……話が進まないのでよいこの昔話はそっと棚に戻して、叫ばねば。
「死ぬって、こっわー!」
こころはさておき、身体は拒絶はしまくってる。
「おあー……心臓すごっ」
ていうか、心臓どこ?っていうぐらい手首や首筋、足の付け根までばっくばっくと拍子を打っている。
冷や汗もすごい。手があっというまにぬめりとしてる。……と思ったけどこれは手洗いしたときのせっけんの名残だった。
「……かっこわるいなぁ」
生きることを上手くできないやつは、死ぬことも上手にできないのか。
こんなにみっともなく、ひざまずいて。
コツとかあるのかな。
フェンスから飛び立とうとしてる人にでも、聞いてみようか。
「そうしようそうしよう」
服装を整えて、ついていた膝を持ち上げる。フェンスを一回、手の平で撫でてから反転する。
「また来るよ」
うそじゃないよ、きっと。”
MAGAZINEに掲載された短編の集合体。
ぼくが僕になる前の、小学4年生(二回目)の話。
『i』の意味は…一人称としてのぼく・僕、読み方の××…これくらい?他にもなにかありそうだけど…。
春:自殺志願者と会う
夏:いじめっ子と遊ぶ
秋:妹に蹴られる
冬:みーくんになる
ぼくが僕になる前のせいか、いつもの僕らしさが無いというかなんというか。
ぼくの本音が所々に。主には、
“確実に、ぼくは弱っていて。
「でも」
嘘をつき続けて相手も騙されてそんな虚偽に囲まれて生きるのがこんなに大変だなんて知らなかったから、今、正直に縋って、
「でも、
……でも、
ぼくといたときはぜんぜん、幸せそうに見えなかった」”
……まーちゃんのこと。
ぼくにしてはだいぶ複雑な問題だよねこれは。
ぼくがかわいそうに思えてくる。
……それとは反対に、妹のイメージがだいぶ変わりつつある。
“「……なに?」
「べつに。帰ったら、何しようかなって」
ぼくはそうやって、何事もなかったようによそおって、こころであばれる色んなものを閉じこめる。その方法とか、それで何とかなることが多いのを、少し知った。
……でも。
妹の足がくたっとしおれて、代わりにいやそうにくちびるが開く。
「あの、さ」目を逸らす。
「なに?」見つめる。
「おにぃ……あ、あ、あ、」
「ん?」
「……あくま」
「なにそれ」はたらきありから出世したのか、ちょっと悩む。
「お、あ……あにー、ちゃん、あり、あり、このあり!」もっと照れて、真っ赤になる。
「……だれそれ」なんて、分からないふり。
ちょっとだけ、頬がぐきゃ。
本当は誰でもよかった。
何のことか分かったから。
はたらきありのおにいちゃん、ね。”
にもうとかーわい。
最後の話も結構楽しめた。
平和なはずなのに、どこかで感じる些細でむず痒い相違点。
………あーやっぱり普段の僕のほうが好きだな。
続きもまだでるみたいだし、かなり楽しみ。
……あー、あー、だけど、やっぱり、
嘘だけど。
“こうして、
ぼくのこころの逃げ場所は、フェンスの裂け目と青空に決まったのだった。
何かと高いところが好きなわけだし、お似合いだ。
「……うそだけど、」
変換して、
嘘だけど。” -
Posted by ブクログ
“……悩んだフリは、本当に無意味だと知ったから。
だから、病院を脱走してきた。
何度でも繰り返すさ、愚かだから。
そして、この身体でも事件が解決してしまう方法を実践しよう。
僕の失ったものが、肩を揺らす手の届かないところで眠ってしまわない為に。
「というわけで、話の成立しないアホが参上致しました」”
続きが半端なく気になっていたので眠気を押し込めて夜更かし読破。
ふぅ。
結論。
みーくんは死にましたまーちゃんも死にましたそして話は敗退へと歩を後を見据えて前向きに進んでいきました。
嘘だけどー。
みーくんは生きてました。
まーちゃんも生きてました。
にもうとも実は生きてました。
ゆーなんは生き延びました。
茜は生き延びました。
海老原は亡くなりました。
ほんと、びっくりばっかり。
“みーくんを。幸福の証明を、生存の意味を、最古の記憶を。
マユ子さんの狭窄な世界は今は穴あきで、本人はそれを埋めるのに必死なだけ。
つまり、道筋なんか放っておいて、結論だけ引っ張りだすと。
誘拐という状況に程近い(むしろ当人じゃない)位置に身を置けば、『みーくん』が登場人物として生じるのでないか。マユ子さんの動機は、そんなところではないかと思うのよね。”
初盤を語るは『物騙り』役の大江湯女もとい佐内利香。
こっちの事件は少し怖かったけどね。
ゲームの対象となった鶴里新吾。
出番がほんとに少なかった吹上有香。
リーダー的な今池利基。
上記三名はばらばらに。
仲間外れな久屋白太。
上記一名は亡くなられて。
大江湯女と大江茜は貧乏貧弱食費切り詰め生活を強いられて。
金子は毎朝次郎(犬)の散歩で。
残る一人は犯人で。
うーん。
金子はどこまでも金子だね(意味不明)
彼が一番まともに見えるよ。
んま、それで、
“遠くから、何かが大気を切り裂く音。次いで、音色が弾ける。
この夜空で繋がる何処かで、僕の恩人達がその花火を見上げているんだろう。
鉄棒を地面に投げ置く。
土下座のように膝を突いて、墓に縋った。
「あなたが死んでくれたお陰で、僕は生きてます」
海老原香奈恵にそう言った。
久屋白太にそう言いたかった。
そして天野海豚に、そう言っていた。
僕は死人にまで支えて貰わないと、生きられないんです。
(中略)
足腰が更に崩れて、墓に肘をぶつける。そのまま墓石に抱きついて、身体がずり落ちていく。人間味の不足した冷たさが心地良い。溶けて消えそうな身体と意識が凝固する。
「涙……初めてなんだ。僕は墓参りしても、報告とか、しなくて、表情だって変えないで、何の意味もなくて。夏だから、一晩保たずに乾くけど。だけど僕は今、確かに泣いているんです」
擦りつけた涙を、海老原はどう感じるんだろう。ごめん、僕はきみの性格を知らないから。何を許してくれるとか、一生根に持ったのかも知れないとか、何も分からない。
だから、僕の世界にいなかったきみの死を、あくまで自分の為に哀惜してることを認めるよ。”
…海老原が亡くなって。
だけど、だから、バカップルは皆の世界の雑音として生き延びた。
しぶとくしつこく生にすがったかのように、生死をさまよったあげく、みーくんは生き延びました。
…嘘じゃないんだ。
みーくんはきっと結構かなり海老原に感謝してる。
自覚付きの涙を流して。
自分の周りに死があったからこそ、自分は生きていられる。
…深いなぁ。
“うちの妹、抱きしめるとキューッて鳴くのよ。「きゅー」腹に肘打ちされた僕がな。”
再び病院に舞い戻ったみーくんの周りはいつも通り…否、いつも以上に荒れ模様。
面白い。
ナガナガと、ゆずゆずと、にもうとが見舞いに来たのであーる。
僕の病室内は大荒れ暴風洪水警報発令中。
…嘘じゃないのだ。
やばいやばい、最後の章は噴きまくり。
面白すぎ。
そしていつものいつかのみーくんがかえってきた。
彼はいつものようにいつもと違う嘘を吐き続ける。
その中に微量の本当を含ませながら。
だから、今日これからもバカップルはバカップル。
変わらない日常がまた廻っていく。
…あ、気付いたことひとつ。
目次にて、「Remember1?」が「Remenber1?」になってた。南無。
“周囲の人が死に絶えてきたから、僕は今、幸せ。
他人の幸福を奪うか他人に不幸を押しつけない限り、人は幸せになれない。
どう足掻いても。塵が積もることを許さない、綺麗な世界に踏み入れたとしても。
与えるか奪うか。されど幸福は与えられず、不幸は奪えず。
だから、逆に言えば、(中略)
ぼくの不幸が、きみの幸福でありますように。”
………ちなみに。
この話はもうちっとだけ続くんじゃ。
6月の新刊予定にて「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん『i』 記憶の形成は作為」が。
……嘘じゃないのだよ。
“「みーくんとまーちゃんががっしーん!とぶつかるのが全てなのです」「まぁ大体その通りかな」「ちょーはっぴーえんど!」「その通りー」
いやーごめん。やっぱ僕、ちょー幸せ。” -
Posted by ブクログ
“「じゃ……何とかしようか」やる気を脂身のように削いで、淡白に行動開始を告げる。
「もが!」マユの振り上げる右手がぐるぐる回転して、『僕らの』日常の拍車を揶揄する。
嘘だけど。
「……毎度お馴染み」
はんにんたいじの、
はじまり、はじまり。”
六月二日。
今日もまーちゃんとらぶりーなみーくんこと僕がカレーを嫌いになった日に、銃撃犯(共犯者あり)は体育館へと意気揚々鼻歌を歌いながら狩りへとやって来た。…いやだなぁ、嘘だってば。
うーん、
先生がジェロニモに頼んだ仕事の内容とか、
表紙のまーちゃんの目が充血してることとか、
まーちゃんの帽子についてるレースが裏表紙ではなくなってることとか、
裏表紙のまーちゃんは花を持っていないこととか、
裏表紙のまーちゃんのスカートの右下に花らしきものが見えないこともないこととか、
謎はいっぱいあるけれど、みーくんの語り言葉が面白かったよ今回も。
ただ、一番気になるのは、
“で、さ。
あいつらの、どっちが死んだの?”
本当にみーくんとまーちゃんのどっちかが死んだのかってこと。
私は、恋する女子剣道部部長こと海老原香奈恵が死んだんじゃないかと思う。
病院で聞いた言葉は、
“あの日一人死んだ生徒がいる”
ということ。
別に“体育館で”と言った訳ではない。
したがって海老原香奈恵が亡くなったとしても“あの日一人死んだ生徒がいる”という言葉に何ら矛盾はうまれない。
…嘘にしとくけど。
あと、今回はやたら視点が変わる。
…あ、嫌な訳じゃないむしろ楽しかった。
特には先生と、みーくんの女版。
他人から見れば非日常。だけど彼らから見れば日常を送っていたみーくんまーちゃん。
他人から見れば非日常。そして彼らから見ても非日常(嘘?)なこの話。
そして彼らに関係ないはずのない人々の日常にも、彼らが関わってきているのがわかる。
だけど、それでも、
“何ヵ月か前に『おにいさん』に名前を聞いて、あと仲良くしてって言われたから、”
“「とーるがいないから、じゃなくて、こーた君だから、だよ、って」”
“嘘だけど。……ってこれはあの子の口癖だってば。”
“「通例に沿って問いますが佐内利香ちゃん、貴女は今幸せですか?」
「仮宿にやって来た男女の所為で、経済的にはそれほどでも。ただし、不幸が日常に取って代わる気は、あまりなさそうな毎日ね」”
それが、周りの人たちにとっての日常で、
みーくんまーちゃんは周りの人に影響を与えているけどだけどそれは全てが悪い影響というわけでもなくて。
……あーあもう自分でも理解不能緊急思考停止閑話休題。
……、…まぁ、とりあえずはみーくんに“見せかけ”の××情でも注ぎながら7巻がでることでも祈っておきましょうか。
彼らが死んだなんてこと、嘘だけど。って自分に言い聞かせながら。
“終わる。
今度こそ人生から飛び降りる。
………………………………………
これが最後の嘘になるかも知れないのなら、
無理難題な希望に縋ってみようと、思った。
僕が死んだら、まーちゃんは ?” -
Posted by ブクログ
今回の巻は、あらすじ通りのお話です。
襲撃犯とみーくん、まーちゃん。あとその他。
そしてその話の合間合間に展開されていく外野の人達の話も必見です。
みーくんのお話と同時期の話として、様々な人の視点から、その人物をより色濃く描いていくお話。
一言で言ってしまうならば、5巻までに登場した人物たち、その人物たちの状況を、教えてくれる話です。
今回このサブストーリーには新キャラもでてきてくれます。
そういう話が含まれてか、今回の巻は登場人物が多いです。
私としてはみーくんと襲撃犯のやり取りなど、どきどきしながら読み、合間のサブストーリーも楽しく読むことができ、
ラストの展開には声も出せないほど驚いて、もうこれ次巻をすぐ、来月にも出してください、って感じになりました。
ラストはかなりの衝撃です。
あと今更ながらやっぱりみーくんは、日々無感情的に過ごしているようで、やっぱりまーちゃんの事となると別なんだなぁと思いました。
二人の××は、××と言ってしまったら語弊があるかもしれませんが、もう互いに依存し合って、みーくんでさえ依存しているんだとこの巻を読んでそう思いました。
ラストの衝撃は、本当に何度でも言いますが、衝撃的です。
今までの巻の中で一番です。
なので、このラストに伴って私は次巻を強く願います。
みーきゅん、まーたん、かむばっく。
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Posted by ブクログ
なんと言いますか、こう表現していいのかわからないんですけど、
読み終わってからの清々しさと言ったら、もう。
4巻、5巻で一つの話が完結しました。長かったです。
あとこの小説には魅力あるヒロインがいすぎですよね、まーちゃんといい、ゆずゆずといい、湯女といい。
今回も伏見が可愛かったのですが、どちらかと言うと湯女のほうが良かったかな。
とにかく長かったです。
私的には、5巻になって初めてみーくんが誰かの為にすごく一生懸命になってるなぁ、と思いました。
まーちゃんを助けるのとは別に、ネタバレですが伏見を助けたときが印象的でした。
確かに毎度のことながらハッピーエンドと言い難いのはこの小説の特徴なのですが、
読んでて、まーちゃんが再び戻ってきた時は素直に嬉べるものです。
このライトノベル離れした独特な小説、今回も何も言うことはない満足な話でした。
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Posted by ブクログ
今までの中で一番分厚い3巻め。
3巻になっても衰える事のない入間節。
それどころかもっと勢いを増しているような気がします。
回りくどいほどのみーくんの描写、予測のつかない事件の真相。
劇的な展開に、私はあっという間に読破してしまいました。
とても面白いです。
相変わらずのグロテスクな表現には、背筋が凍るような思いですが、何よりストーリーが飽きない。
みーくんの「嘘だけど」に磨きがかかっている事に、文章の面白さをこれとなく評価したいです。
見せ場の部分の表現の仕方にも、本当に素晴らしいと思います。
特に最後のみーくんとまーちゃんの絆を描く部分に泣きそうになりました。
文句のない★5つで。
そして3巻まで読んで思った事は、どこまでもこのシリーズが続いてほしいという思いです。
正直1巻発売当初は、1巻だけで続編はでないだろうと思っていましたが、ここまで続くと入間先生の満足のいくまでみーくんとまーちゃんの狂気的な話を描いてほしいです。
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Posted by ブクログ
“とにもかくにも、僕らは変わらずバカップル。今日も明日も明後日も。
……の、予定だったんだけどなぁ。”
壊れに壊れたまーちゃんと、嘘つきの元我が家でのお話。
で、いいのかなぁ。
今回もやっぱり即読破。
伏見が可愛いと思う今日この頃。
みーくんは相変わらずお顔を見せてくれませんね。
それがみーくんらしいとことか。
出したら出したで面白みが無くなったり。…するのかねぇ。
しかし、これ、犯人さんは誰だろね。
“「さーて、」
もう、事件を野放しにする必要はないわけで。
マユ成分の補充の為には、屋敷から生還することが前提であるから。
説明に骨が折れそうだけど、
そろそろ、犯人でも決めつけておくかな。” -
Posted by ブクログ
“「僕は手首とか切られるのが大嫌いなんだ」
力強く、腹に力を入れて宣言した。自分のヘタレは今尚健在であると。
妹も「は?」とか露骨に不意を突かれ、硬直している。さて、次は何を口走ろうか。
頑張れ脊髄、お前に懸けた。”
生者を演じるあにーちゃんと死者を演じるにもうとのお話。
今回も即読破。
後ろの絵はチョコを作ってるところなのかな。
しかし、中身が凄すぎるぞ。
チョコの。
今回の各章の題名は電撃文庫の実際にある本の題名を少しずつ変えて使用しているのかねぇ。
順に、
「ぼくと魔女式アポカリプス」
「我が家のお稲荷さま。」
「とある魔術の禁書目録」
「ブギーポップは笑わない」だろうか。
「ブギーポップ」は曖昧だけど。
しかし、最後の“ぼくマユ”がわからない。
「とらドラ!」なのだろうか。ううむ。
“「たまには、たまには、たまには……」
痛くなれ。心が、痛くなれ。” -
Posted by ブクログ
ネタバレTさんのおすすめ。
境ケ淵市は社城家という『神祇官』の一族が絶対的な権威を持つ土地。
『神祇官』は『怪異』を退治したり管理する役目であり、
社城家の『術者』たちはその力によって序列が決められていた。
夜花は、社城家の遠い親戚であるがまったく霊能力はなく、
両親を亡くしたため祖母の家に住み、高校へ通っている。
ある日、祖母に社城家の重要な宴会の準備のために、
高校を休んで手伝いに行くように言われる。
手伝いに行って序列が高い男と知り合え、と。
家からたたき出すと脅されて仕方なく行ってまじめに働く夜花だが、
女の争いで池に落ちてしまう。
同時になぜか池に落ちた同級生は、
序列一位の瑞季に「つがい」と言われて社城家に住むことになる。
一方、夜花は池に落ちたまま見捨てられたが…。
夜花の方も千歳という中学生の男の子に助けられ、
社城家の離れに住むことになり、
心霊スポットのトンネルに連れていかれたり、
霊障を祓いに行くのを手伝わされたりと、
怒涛な展開で面白かった。
池に落ちた二人ともがまれびと、という
異界に行って帰ってきたという社城家にとって大事にすべき人だったという設定もちょっと面白いかも。