あらすじ
高校生の坂木夜花(よはな)の住む町は、魔を退治する神祇官(かむつかさ)の一族である社城(やしろ)家が絶大な権力を持つ。
両親を亡くし祖母と住む夜花は、夏のある日に遠縁だからと社城家の宴会にかり出される。けれど手伝いの最中、事故で池に落ちてしまう。
騒ぎを聞きつけ現れたのは美貌の社城家の当主候補。彼は「僕の、つがい」と夜花に歩み寄り――後ろにいた同級生の少女を抱き上げた。
夜花は誰にも顧みられず、濡れ鼠の惨めな姿のまま池の中で呆然とする。
けれど不思議な美しさの少年・千歳が夜花を助け、社城家にある自分の家に匿ってくれた。さらに千歳は夜花が神がかりの力を持つ《まれびと》であると見抜く。
夜花は社城家に保護され千歳を護り手に、術師の仕事の手伝いをすることに……?
「わたしの幸せな結婚」の顎木あくみが贈る、神と人と運命の恋物語。
※特典として、発売記念書き下ろし短編を収録しています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
顎木先生の新作面白かったです!!
怪異、まれびと、そして土地を守る絶対的な存在の神祇官一族の社城家。大好きな要素がたっぷり詰まった現代ファンタジーにワクワクです⟡.*
ある日、まれびととなった夜花と晴。まれびととしても序列一位の実力者の番としても丁重にもてなされることになった晴とは違い、誰にも見つけてもらえないかと思われた夜花をただ1人見つけてくれた不思議な少年の社城千歳との出会いは少しずつ夜花の人生を変えていきます。
千歳少年(?)の秘密もまだまだありそうですが、まれびととなったことで変化を期待する夜花と自身の受けた祝福に利用できると考えた千歳が手探りで距離感を見つけて行くのが良いなと思います。今はまだお互いの居場所になれたら......そんな関係が2人をこの世に、生きることに繋ぎ止めるきっかけになれたならと願わずにはいられません(* ˘͈ ᵕ ˘͈ *)✾
口が悪いゆきうさちゃんかわゆいですし、後半夜花を助けるために代償を支払って力を振るった千歳はすごく神々しくて素敵でした⟡.*
果涯も口は悪いけど多分面倒見良くて良い奴ですよね((( *艸))クスクス
坂木陣営の今後の活躍も楽しみにしています!
わた婚webSSの方も五道に春が...?!?!あぁぁぁ五道やっぱり良い奴、、、幸せになっておくれ、、、って感じで良かったです( 人˘ω˘ )
匿名
いろんな要素が盛り沢山!最高
色んな事(神と人と運命の恋物語、まれびと、黄泉戸喫、雪うさぎ/金鵄、序列、異界人境、つがい、現代学園)が絡み合い純愛要素もあり考えながら読むのも楽しい、面白過ぎる!!夜花の芯の強いところ^ _ ^
すごく好きだなあと思った!夜花の性格も覚醒前からちゃんと堂々としていて逞しく自分と言うものをしっかり持っているので、非常に好感持てて見ていて気持ち良い!千歳もカッコいいし頼りになりそう!今後夜花が思う方向に迎えるかが気になるけど厳しいような~夜花と千歳の気持ちの変化も気になるので次巻楽しみ!大人の千歳くんもイケメン!展開が良かった!
忙しい中で頭を癒す楽しい物語でした♪これくらい夜花が強めだと良いね~
夜花めちゃ強いんだね、それ以上に強い千歳って一体。千歳も、夜花を大事にして2人で力を合わせて頑張るお話がとても面白くて続きが早く読みたい!
Posted by ブクログ
和風×恋愛×ファンタジーというこの世界観が好きで、サクサクと読み進められました!
かなり恋愛的にも、キュンキュンする点もあって、夜花と千歳の関係が今後どう展開するのか目が離せません。
夜花も千歳も、まだ謎に包まれている点が多い。
そのため、この謎がどうなっていくのか、今後の展開が楽しみなストーリーが始まった。
続編があれば、是非、読みたいオススメの1冊です。
Posted by ブクログ
わたこん読者の皆様。
初めましての皆様。
こんにちは。あくみ先生の新刊、来ましたね!
歴オタ&ラブロマンスキーの私、大歓喜の名作です。
今後が楽しみになる展開の数々、次巻以降を早く読みたくて仕方がない!
※
以下、ネタバレを含みます。
感想、と申しますよりも、個人的雑記を多く含みます。
時間を許す方のみ、お付き合いを願います。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
がいくん、絶対にデレ展開きますね、これ。笑
そして千歳くんがジェラっちゃう展開かしら。
かわよ!
まさかの第1巻からいきなりキス&ハグが叶ってしまうとは、わたこんを読み慣れてきた者としては、超スピード展開でブチ上がりでした。笑 あくみ先生、新たな試みですね。
廃墟を巡る怪しげなチャンネルの投稿者名が『マサ』なのは、TOLAND VLOGのサムさんを意図しているのでしょうか。あくみ先生は、本作に『大祓詞』を扱われていますように、歴史にある程度以上学びが見受けられますので、サムさんを知り、興味を持っていても不思議はありません。とはいってもサムさんは、間違っても本作のマサのように、配慮なく呪物を配って回るようなことはしませんし、インターネット上の自称霊能力者を崇拝するようなこともしない人ですが……苦笑
私がインターネット上の霊能者で、参考程度に話を聞かせてもらっているのは、今のところ、神人さんぐらいでしょうか。大日月神示の内容が、驚くほど、国際金融資本と紛争の歴史を表しているので、怪しげな宗教というよりは、ある程度のファクトフルネスを追求した者の発言、著書であると、少なくとも私にとっては認められたからです。
夜花さんの能力、ここまで見てきた限りですと、対象の動きを止めるもの……が多いので、DIO様よろしく、時間停止なのか、あるいは、静動を強制的に入れ替えてしまえるものなのか、いろいろと想像が捗ります。
太陽の神秘も核融合であることを知れば、こうした異能の力というのも、化学反応で説明出来るはずですから。私たちの筋肉や肉体の動作は、ニューロンの働き、電気信号によってもたらされます。その電気信号を伝える物質を強制的に阻害できれば、どれだけ意思で「うごけ、うごけよ!」と相手が求めても、ハナから動くはずもないという理屈です。逆に言えば、自分の神経が通っていないはずのものにも、ニューロンと同様のバイパス(通信回路)を繋ぐことが出来るなら、まさに念力の如く、あらゆるものを想いのままに動かすことも出来るでしょう。
そうしたものが、世界の誰にでもあり触れていると、今の人間の倫理観では危険なため、神様によって抑えられていると考えられそうです。少なくとも、人殺しのなかったとされる縄文時代では、もっとこうした神通力は、普遍的なものであったでしょうから。
まれびととして生き残るため、自分の派閥を作る。
そうした経緯も、どこか、自民党の政争の歴史を思わせるようで、現代の利権だけの派閥を風刺しているように見受けられました。※倉山満氏の著作等参照
本来、派閥の領袖とは、己の身内を富ませる一方、広く、人々を豊かにしていくことを目指すはずでした。少なくとも、菅原道真さんはその用意がありましたが、一時的に不利を被る派閥が、彼のその大局観を理解出来ず、嫉妬、迫害したためにそれが叶わなかった歴史がありました。
本来、そういう広い視野を持ち、それを叶えるためにこそ、自分と、自分の身内を、まずは初めに豊かにする。そして長い時間をかけて全ての人を幸せにしていくことを目指すのが、派閥の意義だったのです。本編を見る限り、夜花さんはそこを目指しているように思います。名前から察せられるように、明らかにユダヤ姓……秦氏を連想させられますので、日本の暮らしと同化し、永く、国を守り続けてくれた、木工神道と石工秦氏の絆を感じさせてくれるのです。※『同化ユダヤ人のすばらしい日本への貢献』/著:田中英道 参照
鶴さんとの和解も嬉しい場面でした。
わたこん、美世さんにおいては、斎森家と和解することはついぞありませんでしたものね。とはいえ、婚姻の際、妹からは皮肉混じりの祝福が届いていたので、ある意味、報われてはいたのですが。
孫の将来の安泰を願って、今、厳しく接するのか。孫の今の幸福を見守り、やがて訪れる過酷を、この子は乗り越えられると信じるのか。
なかなか、難しいところです。
こう言う場合、大人の方が、むしろ、勇気を試されます。
何があってもこの子を信じる。
他人を脅かす危害を犯さない限り、と。
本当に無条件の愛や信仰というのは、難しいことですから。
食べものを使って汚く遊ぶ幼児。
水道の水を流し続けてそれを手で触って喜ぶ子ども。
大人から見れば、どちらも不節操、無駄遣いです。叱りたくもなります。
けれど、子どもは、その瞬間、一番に感じている、興味関心に夢中になっているだけなのです。
大人に価値のわからないことでもいいのです。
何かに夢中になるということは、才能です。
その才能を、たまたま大人が気づいてあげられなかったからといって、叱ったり、怒鳴ったりして、摘んでしまってはいけないのです。
水道代1000円、無駄に繰り上がることと、将来の我が子が、夢中の情熱を持って何かを成し遂げることと、どちらが、大切か。金銭の節約だの、食べ物を粗末にだの、そうした理屈は、大人になってからで十分です。
他人と接する年齢になれば、おのずから、何が恥で、何が尊いかなど、自分の中で確かな基準を誰もが養っていけますから。その基準が、他の人と、ましてや親である自分とさえ違っていても、それはそれで良いのですから。
鶴さんは、叱ってしまうタイプの人でしたが、それはあくまでも、孫の将来の幸せを願ってのことでした。
自分が試された過酷をこの子が乗り越えられると、簡単には信じられなかったからです。
そして、この鶴さんの生き方を不器用だと思った読者の方には、将来、家庭を持たれるにせよ、今お子さんを養っておられる方にせよ、身内ではないけれどお子さんに接する機会が多い人にせよ、どうか、覚えておいて欲しいのです。
他人に危害を加えるようなことをしない限り、ただ信じ、見守ること。
そこに伴う責任に怯えたりしないでいいのです。
これが、本当に難しいのは、ただ信じるということが出来ない、人の心の臆病さゆえ。
臆病さは、人を賢くさせ、文明を豊かにします。
一方で、効率的なものばかりを求め、手間や過程に宿る愛おしさを忘れさせてしまうものです。
ほどほどに付き合い、一緒に生きていきましょう。己の弱さと一緒に。
そしてこれから強くなっていく、心の勇気と、一緒に。
Posted by ブクログ
「まれびと」になった経緯を考えたら
夜花の境遇に共感持てるけど
まれびとの能力があることで
これからが前途多難になりそうと思った。
でも
社城家で出会った千歳がとても優しくて
夜花が「まれびと」であると見抜いて
千歳の家に匿ってくれて
夜花も救われただろうなぁ。
それにしても
社城家の当主候補になるぐらい
強い力を持ってる人でも気がつかなかった
夜花が「まれびと」であると見抜くなんて
千歳も凄まじい能力を持ってるんだろうなぁ。
夜花が持つ「まれびと」の能力がどんなのか
明確にはなってないけど
ちょこちょこ見える夜花の力からは
誰も敵わないくらいの能力を持ってそうだなぁ。
これまた楽しみなシリーズが始まった。
Posted by ブクログ
Tさんのおすすめ。
境ケ淵市は社城家という『神祇官』の一族が絶対的な権威を持つ土地。
『神祇官』は『怪異』を退治したり管理する役目であり、
社城家の『術者』たちはその力によって序列が決められていた。
夜花は、社城家の遠い親戚であるがまったく霊能力はなく、
両親を亡くしたため祖母の家に住み、高校へ通っている。
ある日、祖母に社城家の重要な宴会の準備のために、
高校を休んで手伝いに行くように言われる。
手伝いに行って序列が高い男と知り合え、と。
家からたたき出すと脅されて仕方なく行ってまじめに働く夜花だが、
女の争いで池に落ちてしまう。
同時になぜか池に落ちた同級生は、
序列一位の瑞季に「つがい」と言われて社城家に住むことになる。
一方、夜花は池に落ちたまま見捨てられたが…。
夜花の方も千歳という中学生の男の子に助けられ、
社城家の離れに住むことになり、
心霊スポットのトンネルに連れていかれたり、
霊障を祓いに行くのを手伝わされたりと、
怒涛な展開で面白かった。
池に落ちた二人ともがまれびと、という
異界に行って帰ってきたという社城家にとって大事にすべき人だったという設定もちょっと面白いかも。
Posted by ブクログ
夜花と晴、確かに似ているところもあるんだろうけど、幼少期に両親に愛されて育った夜花と、ずっと軽んじられて育った晴では、根っこのところが大きく違うよね。
意外とダークというか陰湿な雰囲気があるので、この先どうなるのか不安こみできになるなぁ。
Posted by ブクログ
読みやすい…って良いことだ。
「葬送」で手こずる自分には、とても快適な読み心地だった、笑。
装飾多めのこってり系の後のデザート気分、って言ったら失礼かな、ごめんね、平野さん。
「わたしの幸せな結婚」の顎木あくみさんの作品。
同じく異世界ものだけど、リアルな高校生の女の子もでてきて、時代も「今」だし、そこまでファンタジー的ではないけれど、やはり「異世界」との関わりあり。 これを読むと「神様」というものを知りたくなる。趣味のポタリング(ロードバイク)で神社仏閣に行くのだが、そこにはそれぞれの成り立ちやいわれが必ず書いてある。誰を祀ってあるのか、も。
「古事記」を読んでみたくなった。
知ることで世界は広まる。
今後も楽しみ。
Posted by ブクログ
○顎木あくみ(著)
○『宵を待つ 月の物語 一』
○ライトノベル、恋愛ファンタジー小説
○新品購入+Audible にて
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少女は異界の水を呑み「まれびと」となった…
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(魅力)
予想外のスタートだった!
主人公の高校生、坂木夜花『さかきよはな』は両親を亡くし、祖母と二人暮らし。
夜花の住む町は神祇官(かむつかさ)の一族の社城家(やしろけ)が絶大な権力をもっている。
遠縁の夜花は、社城家の宴会の手伝いに参加することに。
しかし夜花は、あることで池に落ちてしまう。
衝撃的なのはここから。
社城家の当主候補(美青年)が池に落ちて助けあげたのは、なんと主人公の夜花ではなく、その後ろにいた同級生だったこと!
この展開は意外性があり、期待が高まる。
これがこの作品に引き込まれる大きな要素のひとつだ。
その後、夜花は、謎めいた美少年、千歳(ちとせ)との出会いが待っている。
池に落ちた夜花を助けてくれるのは、この千歳だ。
千歳は社城家の序列外の落ちこぼれとして見られているのだが謎が多い人物像だ。
今後、千歳の存在が、物語の中でどのように重要な役割を果たすのか、期待が膨らむ。
夜花と千歳の関係もどのように進展するのか目が離せない♡
夜花は「まれびと」という特別な存在に選ばれるが、その力の本質はまだ謎に包まれている。
彼女が持つ力がどのように発揮されるのか?
選ばれた者の運命がどのように展開されるのか?、楽しみだ。
まだまだ読みどころはあるが、ここまでにしておこう。
この作品を読み進めることで、夜花と千歳の成長や、二人の関係を心から応援したくなった。
多様な要素に彩られた物語が、どのように進展していくのか、続編が待ち遠しい。
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(ひとこと)
夜花の同級生の性格が、私は少し苦手です。
それだけに、好印象の夜花に対して、この子の存在が物語を盛り上げる要素になると考えています。
Posted by ブクログ
千歳がすごくいい人でカッコよすぎ!夜花のまれびとの能力がまだまだ分からないけど凄さまじい力が隠されていそう!物語はハラハラしたり、イライラしたり、もどかしかったりで、あっという間に読み終え、次が出るのが待ち遠しく楽しみ!
Posted by ブクログ
わたしの幸せな結婚が好きで、新作も読んでみようと(特別SSがあったし)購入。
読みやすく、続きが読みたくなるおはなしで、どんどん読み進められた。
夜花が弱いところもあるけれど、自分をしっかり持っていて自分の意思で動けるところが、好きだった。
その分、晴にちょっとイライラ…
千歳も果涯もかっこいい。
次巻は廃村のお話かな?
Posted by ブクログ
久しぶりに違うかんじのストーリーに、引き込まれした。登場人物それぞれの視点からも随時入っていくので話に重みがある感じ、1となっている時点で次があるんだぁとは思って読み出しましたが1冊読み終え、やっと物語がスタートしたと感じました。私の〜も楽しみにしてますが、宵月も楽しみにしています。
Posted by ブクログ
町で絶大な力を持つ術師の家の社城家の手伝いにに来た遠縁の夜花は宴会の途中で池に落ちる。やってきた次期当主候補が池から救い上げたのは、夜花の後ろに落ちていた同級生の少女の晴だった。茫然としていた夜花に手を差し伸べたのは、不思議な少年の千歳だったが、ここから思いもかけない展開が待っていた。社城家の人々の複雑な事情や思惑、夜花や晴の家族との関りなどいろいろなことが関わってくるし、術師の仕事も降りかかってくる。なかなか先が読めないところが面白いし、主人公の夜花や千歳の人柄には好感が持てるのがいい。