あらすじ
高校生の坂木夜花(よはな)の住む町は、魔を退治する神祇官(かむつかさ)の一族である社城(やしろ)家が絶大な権力を持つ。
両親を亡くし祖母と住む夜花は、夏のある日に遠縁だからと社城家の宴会にかり出される。けれど手伝いの最中、事故で池に落ちてしまう。
騒ぎを聞きつけ現れたのは美貌の社城家の当主候補。彼は「僕の、つがい」と夜花に歩み寄り――後ろにいた同級生の少女を抱き上げた。
夜花は誰にも顧みられず、濡れ鼠の惨めな姿のまま池の中で呆然とする。
けれど不思議な美しさの少年・千歳が夜花を助け、社城家にある自分の家に匿ってくれた。さらに千歳は夜花が神がかりの力を持つ《まれびと》であると見抜く。
夜花は社城家に保護され千歳を護り手に、術師の仕事の手伝いをすることに……?
「わたしの幸せな結婚」の顎木あくみが贈る、神と人と運命の恋物語。
※特典として、発売記念書き下ろし短編を収録しています。
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Posted by ブクログ
Tさんのおすすめ。
境ケ淵市は社城家という『神祇官』の一族が絶対的な権威を持つ土地。
『神祇官』は『怪異』を退治したり管理する役目であり、
社城家の『術者』たちはその力によって序列が決められていた。
夜花は、社城家の遠い親戚であるがまったく霊能力はなく、
両親を亡くしたため祖母の家に住み、高校へ通っている。
ある日、祖母に社城家の重要な宴会の準備のために、
高校を休んで手伝いに行くように言われる。
手伝いに行って序列が高い男と知り合え、と。
家からたたき出すと脅されて仕方なく行ってまじめに働く夜花だが、
女の争いで池に落ちてしまう。
同時になぜか池に落ちた同級生は、
序列一位の瑞季に「つがい」と言われて社城家に住むことになる。
一方、夜花は池に落ちたまま見捨てられたが…。
夜花の方も千歳という中学生の男の子に助けられ、
社城家の離れに住むことになり、
心霊スポットのトンネルに連れていかれたり、
霊障を祓いに行くのを手伝わされたりと、
怒涛な展開で面白かった。
池に落ちた二人ともがまれびと、という
異界に行って帰ってきたという社城家にとって大事にすべき人だったという設定もちょっと面白いかも。
Posted by ブクログ
夜花と晴、確かに似ているところもあるんだろうけど、幼少期に両親に愛されて育った夜花と、ずっと軽んじられて育った晴では、根っこのところが大きく違うよね。
意外とダークというか陰湿な雰囲気があるので、この先どうなるのか不安こみできになるなぁ。