あらすじ
わたしたちはもう、がんばらなくてもいい。
『私の部屋に侵入しようとするものに、呪いあれ』
引きこもりから、より攻撃的な「立てこもり」となり、誰であろうと部屋に入れようとしないささみさん。
――たとえ、わたしのことを世界一愛してくれるお兄ちゃんでも、部屋への侵入は許さない。
何がささみさんをそうさせるのか、そして、お兄ちゃん、邪神三姉妹に課せられた「部屋に入るためのゲーム」とは?
相変わらずデタラメ世界で繰り広げられる日常の非日常コメディ第一部。
そして母と娘、そして遠い過去に「約束」をした神様との絆を描く第二部。
さらに特別編と題して邪神たまと“ある女の子”の「ないしょの出来事」が繰り広げられる第三部。
相変わらずのキャッキャ☆ウフフと新たなる展開の予兆で内容超充実の3巻。『私の優しくない先輩』が実写映画化された気鋭の作家・日日日(ほかに『狂乱家族日記』など)による好評シリーズ、第3弾!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
楽しみにしていた続巻が出ましたよ。
今回のテーマは「仲直り」?
1部は、また引き篭もったささみさんを連れ戻そうとする話。
「かがみさん@がんばる」だと思うんだ。
ってか、別冊で出ないかな・・・。
2部は、前巻で喧嘩別れしたお母さんの呪々さんとのお話。
親子のちょっとした良い話。
呪々さんの可愛さ炸裂w
3部は、たまのお友達を主役にしたちょっと始点の変わったお話。
たまも頑張ってるのね。
次回からは2年生編らしいのでそちらも楽しみ。
Posted by ブクログ
本編は親子の話。
前巻は切ない終わり方だったので安心しました。というかお母さんかわいいなオイ…。ミッちゃんとの会話でうっかりニヤッとしちゃったよ…。
あと特別編、すごく好きです。たまーっ!かわいいよたまーっ!
Posted by ブクログ
母娘の解決編とでも言うべき内容だろうか。こう、アラハバキへの伏線を引きながら、綺麗にまとまったのは非常に良かった。
個人的には特別編がシンプルで良かったと思う。
Posted by ブクログ
ちょっと話が難しかったが、まぁ結果はシンプル。
あと少しかがみの出番が少なかったかなぁと。
特別編はこれはこれでなかなか良かった。たまの低かった好感度が上がりましたね。
そしてライバル(?)登場。これからも楽しみ。
Posted by ブクログ
引きこもりのささみさんが己の意思を示す回。
邪神三姉妹のつるぎのバグは微妙に治らないものの、
日常的にはなんとかなりつつあり。
それでも妙に「籠城」を図るささみ。
原因は前巻で母親に仕込まれた術。
これにより太りに太った。
実はこれがささみのもう一つの姿として分離する。
ささみの中に呪呪がいる。
一時のささみの「最高神の力」を呪呪が護ることに。
ささみの意志は「最高神の力を持って護ること」をやめることだ。
他の神々、人間を信じてサポートする。
これが月詠の巫女に与えられた事と確信して。
新キャラ 蛭怒川情雨(えどがわじょうう)
連れ立つのはメイド姿の狐の耳と沢山の尻尾を持つ少女。
最後にも新キャラとしてたまのクラスメイト登場。
櫛名田希美はたまを大人として認識する。
たまを訝しむ人はそう居ない。
要するに「見える人」なのだ。
そういうい事に「敏感な人」ともいう。
たまと友達になれた初めての人。
チョイチョイ ミッちゃん(仮)業務日記 が笑えます。
そこに出てくるささみの父「留座(るざ)」が・・・
Posted by ブクログ
“「わたしは半人前だから、『最高神のちから』に振り回されてばかり。だから、一時的に、お母さんに預けるよ。その間に、わたしは成長する。強くなって、せめて『最高神のちから』に潰されないぐらいになる」
もう夜は終わりにしなくちゃ。
月明かりだけでは、世界はゆっくりと衰退していくだけだから。
「そうしたら、お母さんから『最高神のちから』を返してもらう。そして、この国を管理するのに相応しい存在に——『次世代神』の、つまり新しい神話の『最高神』になる、邪神たまにこのちからを託す」
天孫降臨の時代に、預けられた重荷を。
わたしが返そう。
「たまが成長しきるまでは——お母さんと、わたしが、見守る。それでいいでしょう?もともと、こんなに長い間、『最高神のちから』を必死に確保していた『月読神社』のほうが、間違ってたんだよ。ずっと重荷を抱えつづけて、何でそれを持っていたのかも、忘れたんだ」
「それが、おまえの考えか」
お母さんは、わかってくれたのかどうだか——遠い目をした。”[P.165]
呪々さんとの和解があってよかった。というか呪々さん可愛過ぎる。
ミッちゃんのイラストが見たい。
「お肉」にうさ耳……肉腫ちゃん、人型になれるの?
“「おやおや、良かったですねささみさん——お友達が増えて」
わたしに抱きついたままだったお兄ちゃんが、不意に声をあげる。
いつになく真剣な、刺々しいとすらいえる口調だった。
「僕からも頼みます、どうか——仲良くしてあげてくださいね。ささみさんは、お友達が少ないので、ちょっと心配していたのですよ」
そこで初めてお兄ちゃんの存在に気づいたみたいに、「ぎょっ」として目を見開いた女の子に、お兄ちゃんは淡々と告げた。
「ただし。もしも、ささみさんを利用して良からぬことを企てたり——ささみさんを傷つけるようなことがあったら、たとえお友達でも、僕はゆるしませんからね」
「お兄ちゃん、顔を……」
わたしは気づいた。
お兄ちゃんは、珍しく顔を隠していない。
背後から抱きかかえられているせいで、太陽が逆光になってぼやけているけど。
やけに色鮮やかな両目が印象的だった。”[P.202]
Posted by ブクログ
立てこもりささみさん。
悪の組織登場。
今までテンポよく読み進めているつもりだったのですが
今回なんだかとってもむずかしいと思ってしまった。
必死に着いていったかんじです。