あらすじ
最終兵器の女の子と、神様のいなくなる日
――子供のころと同じ歩幅でいつまでも歩いていたら、大人の世界では置き去りにされちゃうよ――。
現実は私を優しく待ってくれはせずに、いつだって大事な者を奪っていくのだった。
ささみさんが新しい「家族」とともに過ごすつかの間の日常は、あっという間に終わりを告げる。
陰謀により脅威と化した日留女に対抗するべく、日本の神々は出雲に集まっていた。
そこで語られる、日本の神々に迫る「世界の終末」と、その対抗策とは。
そして、呪々が命がけで用意した「最終兵器」は、ささみさんにとって受け入れがたい存在だった……。
がんばらず、大人になりたくない(?)ささみさんを襲う「世代交代」。
人が祈りを捧げれば、科学でさえも神話になる。つまり、今度の神々は「宇宙人」!?
アニメ化も決定し、勢いを増すシリーズ第八弾。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ささみさんらしく、設定された展開が怒涛のようにページに詰め込まれていて、過剰なそれらを消化する前にあれよあれよとピンチに陥り、しかしなんとかぎりぎり踏みとどまる展開。今回はしかし、最後に「本物の到来」という希望があったのは、ちょっとらしくないかもしれない。
良い巻だったと思う。ただし、呪呪さんが表紙でないのには納得がいかない。なぜだ。
Posted by ブクログ
がんばりました、ささみさん。
科学神話ってのは厭に納得させられてしまう。それくらい説得力がありますね。
表紙が希美ちゃんだったわけだけど、本編では申し訳程度の小話があって、だけどそれが良いお話です。
首領の悪意は無尽蔵に底知れず徹底されていて敵ながら感心させられてしまいます。不本意だし憤りを覚えますが。
日本神話vs世界神話といった感じにまで発展してしまいました。
どうまってしまうのでしょう。
その前に短編集で小休止を挟みましょう。
Posted by ブクログ
唐突に鎖々美に妹ができた。
名を るるな という。
神のご加護のおかげか、成長が早く。
しゃべることもない。なぜならるるなの中には魂がない。
比留女の対抗兵器となる、るるな。
その、操縦者となる呪々。
宇宙人を友達として呼んだたま。
その宇宙人が神々を吸収する。
中心にいるのは たま。
対抗するために、鎖々美は頑張る。
情雨も頑張る。
かがみは鎖々美と共に。
とりあえずは辛くも勝利する鎖々美達であった。
が。
比留目は
ゾロアスター教「アンリ・マンユ」
北 欧 神 話「フェンリル」
基 督 教「ルシフェル」
インド 神 話「シヴァ」
を従えて思案する。
世界を終わらせるために…