感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2013年07月02日
先の巻にあった新トロイア戦争の回である。
全体的に描きたい物語はわかるが、まとまりが悪い。たとえば狐の彼女に関する終盤での告白など、本来はもっとエモーショナルに描けると思う。伏線のしき方に問題があって、これはシリーズ全体でも見られる問題でもある。
一巻から見られる問題であるが、その点は残念であ...続きを読むる。
Posted by ブクログ 2012年04月07日
相変わらず話が侮れなくてなかなかに深刻だ。
ささみさんと情雨の関係のもどかしさ、情雨はやっぱり矛盾してるよなぁしまくりだよなぁ不器用だよねぇ、ささみさんの暢気さとはあまり相性は良くないけどそれでも素直になるのがいいと思うんだ。
そして今巻は一時的な解決をみただけで後始末というか事後処理的なのを次巻に...続きを読むて、という感じかな。
Posted by ブクログ 2011年08月04日
すっごく面白かったー!鳥肌がたったよ。
ささみさんが色々酷いw今までは変態お兄ちゃんに隠れて分からなかったけど、とても変人です。かがみんのことも情雨ちゃんのことも大好きでアプローチをするのはいいけど、その方法がとても変態でセクハラ。流石兄妹。かがみんの好感度アップは狙いすぎw電車の中で読みながらニ...続きを読むヤニヤしてしまった。なんだよそのハートマークの連打は!
たまの友達・希美ちゃん=櫛名田姫だったのか!スサノヲが俺の嫁発言するまで気付かなかった。名字が「櫛名田」で、そのまんまだった。スサノヲの「お前は俺のもの」発言に照れたり逃げたりする希美ちゃんがいい。前世ものってこういう楽しみがあるのね。ミッちゃん(仮)=タケミカヅチなんだ。ミッちゃん(仮)の「ミ」の影もないよ!?神臣お兄ちゃんの正体がとてつもなく気になる。「忘れられた太陽のあなた」って何だろう。
神臣お兄ちゃんや玉藻前などのの保護者達がカッコいい巻だったなぁ……。玉藻前も情雨ちゃんも今巻で好きになった。情雨ちゃんが、かがみんその2でも過去のささみさんと同じでもなく、ささみさんのライバルかつ友になったのがいい。志をもったまま、ささみさんを励ます立場になった。せっかく好きになったのに、保護者達が退場しちゃうなんて悲しい。お兄ちゃんのささみさんラブ成分がないなんて耐えられない……!
今巻では、絶対的な立場だと思われていた最高神アマテラスが、世界から見るとだとちっぽけな存在だということに気付かされた。
ひとまずシリーズが続くようで安心。10巻くらいは出て欲しいな~。さて、次巻のためにインド神話の予習をせねば。
Posted by ブクログ 2011年04月27日
結構複雑な設定だけどなんも考えずに読めばおk。
ささみさんの変態性が上がってるのが気になる。ハァハァしすぎ。3姉妹の出番は少なくて残念。
物語は大きく展開したので次はどうなるやら。
Posted by ブクログ 2018年04月04日
ギリシアの神々と ゲーム という世界で
現代のトロイア戦争 に巻き込まれ大騒動。
情雨と鎖々美はゲームの外からの参加。
たまの同級生の希美は・・・キーパーソン。
そしてキーパーソンはまだ居て。
みっちゃん、神臣、玉藻の前。
玉藻の前は情雨の母親の生まれ変わり。
そばにいて、ずっと解らなかった情雨...続きを読むのやるせなさ。
ゲームは、玉藻の前の捨て身の行動で過去に戻り改変。
今に至るが、剣は調子悪いし、鏡、たまも不調。
そこに現れるは情雨。
居なくなってしまったキーパーソンたちを探しに行くと言う。
鎖々美は情雨とラブラブ旅行?
以後楽しみです。
Posted by ブクログ 2017年07月09日
何か色々と絡んでいて情報量が多く話についていくのが大変だった。しかし終盤でそれまでのことが一気に収束した感がある今回、終盤で色々な事実が判明してきたけれど、個人的に一番驚いたのは希美の正体でした。確かに名前を見ると神話のあの人物が想像されますね。
次回はどんな風に展開していくのか期待したい。
Posted by ブクログ 2013年02月15日
“「しっかりしなさいよ。あんたの存在を知ったとき、あたしは嬉しかったのよ。ええ、きっとあたしの宿敵なんだ。あたしと同じぐらい苦しんで、切磋琢磨している、運命の相手がいるんだって——だから、お願いだから『ごめんね』なんて言わないで。足りないと思うなら、がんばりなさいよ。宿敵のあんたがそんなじゃ、張りあ...続きを読むいがないのよ」
やっぱり、わたしを鼓舞してくれてるみたいだ。
微笑む。
このひとのこと、わたしは嫌いになれないの。
「でも、ごめんね」
時計を見ると、もう深夜だ。
「ベッド、占領して。情雨ちゃんだって、眠いでしょう」
「いいわよ、昨日はあたしが独り占めしたんだから。これで公平でしょ?」
情雨ちゃんはそっぽを向いて。
「それに、これでもあんたには感謝してるのよ。こんな空間に独りで取り残されて、すこし心細かったの。昔のこととか思いだしちゃってさ……。あ、いや。ちがうの、忘れて。寂しかったわけじゃないのよ」
「うん」
せめて、ぬいぐるみの代わりにでもなれればいい。
「何もできないけど、そばにいるよ」”[P.158]
面白かった。
思わぬ人が思わぬ人の血縁でしたって展開多いね好きだな。しかも二親等じゃなくて一親等っていうのが多い。
ささみさん変態方面に傾いてきてる。
第五話の表紙絵、よく見れば鬘の髪の毛も見えてるし袖も女物なんだね。
希美ちゃんが可愛過ぎて!あの眼鏡の子とか、そんなそんな。
スサノヲとの思わぬ関係にわくわく。
保護者達の退場が辛い。ここで最後に二人が取り戻しにいこうとする展開が素敵。次が楽しみ。
“「危ない!」
希美ちゃんは咄嗟に周りの敵から剣を奪い、その暗殺者を斬りつけて無力化した。
「おっと、今回のおまえはおてんばだな」
「今回とか何とかよくわからないです、でも助けてくれたぶん恩返しをします」
希美ちゃんは生真面目に語った。
「下ろしてください。おんぶに抱っこでなくても、自分の身ぐらい自分で守れます!」
その言葉に。
青年は、とても嬉しそうに笑った。
何だか懐かしい、大好きな映画の、とっておきのシーンを観たような——。
上機嫌な態度で、青年は肩を竦める。
「うーん、俺様はおしとやかな女のほうが好きなんだけどな。ママみたいな」
「あなたに好かれてもしょうがないから、どうでもいいです!」
背中あわせで、彼と一緒に戦う。
その昂揚を悟られたくなくて、希美ちゃんは素っ気なくそう言った。
青年は喜びに満ちた表情で、目の前の勇士を蹴り飛ばす。
「いいね。俺様は肉食系男子だから、そのぐらい跳ねっかえりでも楽しめるぜ」
八重歯が目立つ歯を見せて、豪快に笑うと。
「ちゃっちゃと片付けて、ついでに世界とか救って——そのあと、おまえ俺様の嫁になれよ」
「何を言ってるかわからないです!ほら、敵がいっぱいきますよ!」
真っ赤になってやたら剣を振るう希美ちゃんを、楽しそうに眺めながら。
「そうそ、おまえは八岐大蛇に食わせるには惜しい女だよ——お姫さま」”[P.222]