櫻田智也のレビュー一覧

  • 蝉かえる

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    2021年日本推理作家協会賞&本格ミステリ大賞。著者が手本としている亜愛一郎シリーズとは少し趣が異なりますが、謎が解きほぐされた後の清々しさは通じるところがあります。全5編を通じて魞沢というキャラクターが徐々に掘り下げられていくのも魅力です。災害ボランティアの青年が目にした少女の幽霊について語られる表題作は、至ってシンプルな謎の裏側に複雑な事情が隠されており、揺れ動く心情を捉えた描写が見事です。魞沢の立ち位置もまた絶妙で、2人の物語の引き立て役としても機能していると言えます。

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    2025年04月24日
  • 新世代ミステリ作家探訪~旋風編~

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    近年、活躍が目覚ましいミステリー作家10名へのインタビューをまとめた作品。

    私にとっては著作を読んだことがあったり、積んでいたりする作家さんが大半。そんな彼らの作家としてのバックボーンや創作に関することは、とても興味深く読めました。

    これらの面白く読めたのも、インタビュアーの若林踏さんが持つ話を引き出す力に依ると感じています。氏のきらりと光る分析力、古今の作品に対する理解力あってのクオリティ。

    このインタビュー集はシリーズ2作目とのことで、1作目も気になるところです。

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    2024年09月23日
  • 新世代ミステリ作家探訪~旋風編~

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    前作も読んだけど、やっぱり面白いなぁ。
    デビュー10年以内という条件がいいのかも。

    記憶が薄れたからかもだけど、前作のほうが読み応えがあったかなあ。作家さんも好きな人が多く。

    読者遍歴聞くと似通った感じになるならかなぁ。

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    2023年12月21日
  • サーチライトと誘蛾灯

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     昆虫好きの青年が旅先で遭遇する事件の謎を解く、連作短編ミステリー。シリーズ1作目。
              ◇
     吉森は定年退職後、ボランティアでドングリ公園の見回り隊員をしている。
     ドングリ公園は街の憩いの場だが、かつて複数のホームレスが住みつき、強制退去させるのに難儀したことから結成されたのが見回り隊である。

     通常2人で見回るのだが、相方の都合が急に悪くなったため今夜は吉森だけ。こんなときに限っておかしな人間に遭遇する。
     まさにラブシーンを展開せんとしている中年男と若い女のカップル。声をかけると男が声を荒げてきたので低姿勢でお帰り願った。

     ホッとしたのも束の間。今度は外灯近くで

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    2026年08月20日
  • 紙魚の手帖Vol.04

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    【ほんタメ】で、あかりんが紹介していたので気になって読んでみました。
    対談も面白く読めたけど、他の方々の掌編小説も色々読めて面白かった。

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    2023年03月19日
  • 紙魚の手帖Vol.04

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    毎回楽しい小説あり、インタビューあり、ジャンル別の書評ありと値段以上に実り多い読書タイムを提供してもらってます。今回も楽しく読めました。連載物も面白くなってきました。欲を言えば、連載物が二つともラノベっぽいというか、若い人を主人公にした軽めのものなので、それ以外の短編はもっと重厚なミステリーとか、ゴリゴリのSFが読みたい!その点、「まるで渡り鳥のように」は大満足でした。

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    2022年06月09日
  • 紙魚の手帖Vol.04

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    〇澤村伊智『特撮なんて見ない』第2回
    映画を作るにあたって1番の壁、資金をどうするか…
    もう終わり方がうまいんだよね…おかげで次が気になる。
    〇映画 流浪の月についての対談
    主演の2人と凪良ゆうさんの対談。演じるために私生活でも常に役柄や相手役について考えているらしい。
    私だったらその世界に呑み込まれてしまいそう…
    ○有栖川さん、綾辻行人さん、今村昌弘さんの座談会、面白かった。

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    2022年06月01日
  • 監獄舎の殺人 ミステリーズ!新人賞受賞作品集

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    東京創元社さんの「ミステリーズ!新人賞受賞作品集」。これが新人か、と思わずにはいられないほどハイレベル。
    表題作の「監獄舎の殺人」は前評判通りの完成度で、映画のようなラストシーンには“おお!”と快哉を上げた。
    個人的に好きなのは「かんがえるひとになりかけ」。こんな特異な状況のミステリは他にないよね。読み進めるのが楽しくて仕方がなかった。
    純粋に謎物語を楽しみたい人にはお薦めは一冊。

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    2020年02月20日
  • 失われた貌

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    櫻田智也さんの本屋大賞ノミネート作品。
    顔を潰され、歯を抜かれ、手首から先を切り落とされた身元不明死体が発見とグロい展開が予想される。
    刑事である日野というおっさん刑事と若い女性刑事のコンビで次第に真相に近づいていく。
    グロい死体の理由が明らかになってくるにつれ、人間味の多い作品であることに気付く。
    途中でネタバレ展開となり、先も予想できるので最後までハラハラというわけではないが、楽しめる一冊。

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    2026年08月22日
  • 失われた貌

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    話の大筋は面白かったけど
    悩み葛藤の心情部分はどうも、警察1年目じゃないんだからおじさん達…と思った。

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    2026年08月21日
  • 失われた貌

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    ネタバレ

    何かで見て読んでみた。
    展開は中々良かった気もするけど、キーになりそうな人達の数が多いような。
    しっかり読まないと1回では理解しきれない。映像化されそう。

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    2026年08月19日
  • 失われた貌

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    主人公の家族が円満なのかギスギスしてるのか最初わからなくてキャラがブレた。変なキャラの弁護士が良かった。

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    2026年08月19日
  • 失われた貌

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     良く出来た警察小説だと思うが、想像してた程には驚きはなく、トリッキーな仕掛けを期待してたので、少し肩透かしに感じた。

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    2026年08月18日
  • 失われた貌

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    展開は結構予想しやすいので、どんでん返し好きな私には物足りなさはあった。
    あと犯人と被害者、その関係者の間にあった感情をもっともっとガツンと浴びたかった。

    主人公と部下の女性刑事との会話がユーモアあって好き。
    主人公の同期も、部署が違うけど良い存在感。

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    2026年08月18日
  • 失われた貌

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    ネタバレ

    顔の潰された死体が発端となって、行方不明の男性と過去の殺人などが暴かれる話。凄いどんでん返し、と口コミにあったので、キャラクターが多いのにもついて行って読んだけど、期待しすぎた。途中でちょっとオチが見えてしまったし。子供が急に警察に尋ねて来たり、偶然が過ぎると思った。でも期待し過ぎなければ普通には面白かった。

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    2026年08月17日
  • 失われた貌

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    よくある?じゃないけど、スタンダードな推理小説読みたい欲が満たされる作品。
    なんかうおーーーってテンション上がるわけではなかったかなぁって感じ

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    2026年08月16日
  • 失われた貌

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    「伏線回収」「どんでん返し」に惹かれつつ、期待外れだったら…と思いながら読みすすめる。面白かった!そういうことか?!と。ただ、みなさんがおっしゃっているとおり、私もなかなか読み進めにくかった。なんでだろ。

    改めて登場人物のことを考えると、父親、最悪じゃね~かっ!!と怒り。息子が身元不明の遺体が発見されるたびに、父親かも、と探す姿を想像して不憫でならない。もっと遠くで、存在が知られることなく暮らしてくれよ、と思った。でもそんな簡単に他人になりすますことはできるのか??
    大哉のあのキャラもなんだかなー。日野も最初妻に対するあの態度は何?あちゃ~これは離婚だぜ、と思ったし、夜勤明けなのに帰りはめち

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    2026年08月15日
  • 六色の蛹

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    ネタバレ

    著者の作品を読むのは「蝉かえる」に続き2作目。
    昆虫好きの主人公「魞沢泉」が全国を旅する中で遭遇する謎を解く短編シリーズ。
    殺人事件の謎もあるが、どちらかというと犯罪の絡まない日常の謎が扱われる作品が中心の穏やかなもの。
    会話の中に仕掛けられた叙述トリックがよく効いたミステリ。

    魞沢泉シリーズ第1作の「サーチライトと誘蛾灯」は未読。

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    2026年08月14日
  • 失われた貌

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    ネタバレ

    あたかも無関係に見える10年前と現在の2つの事件が絡み合うミステリー。
    全く想像もしていなかった結末に驚き、同時にそこには、警察側、犯人側を問わない登場人物たちの複数の愛が交差して存在しており胸が傷んだ。

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    2026年08月12日
  • 失われた貌

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    ネタバレ

    うーん。面白い本らしいという前情報が良くなかったのかもしれないと思いつつ、伏線がたくさんあるのは良いのかもしれないけど全部「これ何かあるんだろうな」と思ってしまうし、なりすましの話なんだろうというのは途中で見えてくるし、なりすましをすることになった理由も松本清張的な理由をつい期待してしまうのであんまり感情移入できないし、で、私には向いていない本でした。

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    2026年08月11日