櫻田智也のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ作者二作目ですが、とても面白かった。あとがきにも書いてたけど、イリ沢の人物像がより深掘りされてて、色々な側面が見えてきて愛着が持てるようになってきた。
以下、各章の感想
・蝉カエル:前半はゆっくり流れてて心霊パターンもあるのか?って思ってたら後半ミステリに振り戻された。色んな偶然が泣かせる話。
・コマチグモ:母娘の人間関係のモヤモヤがハッピーエンド?なので一安心。
・彼方の甲虫:いい人が死ぬのは少し心が重くなるな。
・ホタル計画:本書では一番好きな話。ミステリとしても読者をミスリードさせる仕掛け、若きイリ沢のラストでの返しや、細かい伏線もありで満足度。人間ドラマとしても好きな作品。
・ -
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレはじめての作家さんで賞を取っているということで読んでみた。
うん、「プロット、伏線回収などは本当によくがんばりました」という感想。
だけど、哀しいかな、読後の「これはこうだ」というはっきり満足させる感想が全く浮かばない残念な作品。
途中で脱落した人もちらほらいるようだけど、いちばんの問題は文章がスーっと頭に入ってこないところ。
架空の街を舞台にしていて、しょっぱなから遺体が見つかって現場の捜査状況シーンになる。その都市の名前やらなにやらの漢字が読めない。そんな引っ掛かりがあって、リーディングを邪魔する。架空の都市なんてものは海堂さんの「桜の宮」とかそのくらいでちょうどいいと思うんだ。
また -
Posted by ブクログ
久しぶりの推理小説、かな。
変な癖が強いキャラもいなくて、全体的に読みやすかったが、かといって、すごく大好きポイントがあるわけではなく、読み終えるのに時間がかかってしまいました。
警察の人って、逮捕する時にその人の背景なんて気にしちゃ仕事なんてできないし、
自分の信じる正義ってなんだろうって、
揺らいだりしてしまうんだろうなってすごく感じました。
この話はその部分にゴリゴリに焦点を当てて、言葉で何度も伝えようとしてきてるわけではなく
むしろサラッと全体を通して伝わってきたので、素直に私はその思いを受け入れることができました。
なんせ私は捻くれものなので、グイグイあからさまにメッセージ性をこ -
Posted by ブクログ
本屋さん大賞9位の作品、Audibleになったので読みました。
ちょうど読む時期が各章のタイトルの日付と近かったので、合わせて読み進めることに。
結果特に日付が季節と関わったり、よりミステリーを楽しめたりということはありませんでしたが、毎朝1時間の読書時間が良いものとなりました。
Audibleだったので、人物構成が分かりにくく(声も登場人物を区別しにくい)誰だっけ?ということもありましたが、後半の伏線回収が素晴らしかったです。ミステリーでありがちなモヤモヤもほとんど残らず、タイトルの「貌」が「顔」でない理由がハッキリしました。
2026年の本屋さん大賞ノミネート作品はこれで全部読んだことに