櫻田智也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ『顔が潰され、手首が切断された山中の死体から始まる難事件を、刑事・日野が追う物語で、緻密な伏線と驚愕の結末が話題の傑作です。』
このミステリーがすごい!2026年版 国内篇 → 1位
週刊文春ミステリーベスト10 2025 国内部門 → 1位
ミステリが読みたい!2026年版 国内篇 → 1位
ということでタイトルは「失われた貌」ですが、2025年の顔となった作品です。
顔が潰されたり、首が切られたりする場合、誰が殺されたら分からなくする、実は別人というトリックになりがちですが、最近の科学の進歩で早晩わかってしまい、トリックが成立しにくいのですが、ここではそれをうまく使ってるような気 -
Posted by ブクログ
ネタバレ6月29日早朝、顔が叩き潰され両手首が切断された下着姿の変死体が山道のガードレールの下の斜面で発見されたことから話は始まる。
この日から7月6日までの約1週間で日にちごとに話は進んでいく。
最初は1つだった殺人事件が、もう一つの新たな殺人事件と交差し、全く別のものだったはずの傷害致死事件にも関与していく。そしてそこからまた新たな展開が。
顔が判別不能なまでに変形させられたのは何のためか、第一発見者は容疑者となりうるか、正義とは何か、守るべきものは???
警察内部での対立と剣菱弁護士が途中で置いてきぼりになった感はあるが、最後まで飽きずに一気に読めた。
もし、シリーズ化されたらまた読んでみた -
Posted by ブクログ
櫻田智也さんの作品は初めて読みました。
「六色の蛹」は、日本推理作家協会賞&本格ミステリ大賞受賞作である「蝉かえる」に続く魞沢泉(えりさわせん)シリーズの一作として位置付けられる短編集となります。
6編の物語で構成され、それぞれのサブタイトルには色が冠されています。読みながら「なぜ蛹なのか」と考えていましたが、あとがきの一文で腑に落ちました。登場人物たちは、もっとも脆く傷つきやすい存在としての蛹に重ねられていたのですね。
私自身は何度も脱皮を繰り返してきたはずなのに、還暦過ぎてもまだ脆く傷つきやすいのは変わりません(笑)。人間はもしかしたらそんな生き物かもしれませんね。
6編の中では