櫻田智也のレビュー一覧

  • 六色の蛹

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    虫好きの魞沢泉。虫に絡んで出かけた先でトラブルに巻き込まれる。
    虫の知識も興味深いし、何より優しさに溢れている。巻き込まれる事件は、猟銃で殺されたりと日常の謎では無いが裏にあるストーリーを感じ取り推理していくスタイルは分かりやすく、文章も読みやすい。
    今回は推理に虫が重要な役割を示した話は少ないが、それでも様々な虫知識があり、それも面白い。
    あとがきで書かれているように色縛りも良かった。

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    2025年07月22日
  • 六色の蛹

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    ネタバレ

    文体がえらく読みやすく、ミステリの肝であるトリックにつながる違和感もわかりやすく示されており、とにかく自然に楽しめた。あとがきにもあったとおり、タイトルの色縛りはいまいちハマっていなかったとは思うが、欠点はそれぐらいしか見当たらない。シリーズ三作目だったようなので前二作も急いで読みたい。お気に入りの登場人物は「白」「緑」の串呂さん。

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    2025年07月12日
  • 六色の蛹

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    フッ軽で昆虫が大好きな青年エリ沢が行く先々事件と謎が生まれる。 自分が気づかなければ出会った人々を不幸にしたり傷つけたりしなかったのではないかと時悩み涙を流しつつも、人の痛みに寄り添いながら鋭い洞察力で真実を解き明かす。 赤い追憶で虫の名前に似た花に釣られた主人公が面白かったし、実際に花屋で名前だけ見たら自分も驚いて店に入っちゃうよなーと思った。

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    2025年05月24日
  • 新世代ミステリ作家探訪~旋風編~

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    めっちゃ面白かった。朝倉秋成がキャラ萌えに興味ないのは察してたけれど、ショーハショーテンのガラスの靴が割れたはすごい良いキャラなので、何か転換があったのかな? 今村昌弘がミステリ通ってないのは意外かも。白井智之は想像と違う感じの人。

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    2025年04月29日
  • 紙魚の手帖Vol.07

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    22/10/15 ルナティック・レトリーバー
    パイプの形状がよくわからないが、ストーリーは面白かった
    選評も面白い
    22/10/18〜20 ファインダー越しの、
    これからこの2人はどうなるのかな

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    2022年11月18日
  • 紙魚の手帖Vol.04

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    22/4/12 コラム
    22/6/30 流浪の月特集
    本編を聴き終えたのでやっと。救いの短編だった
    22/6/30 ハンブルパピー
    23/6/15 神の光 vol.11と対?

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    2022年11月18日
  • 失われた貌

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    登場人物が多い印象
    もちろん意味のない人はいないので読み進め、途中にポンと出てくると「誰?」ってなる事が多いお話しでした

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    2026年10月05日
  • 失われた貌

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    ネタバレ

    とてもおもしろかった。全く関係ないと思っていた別の事件や家庭でのささいなドアガードの件、絶対関係ないと思っていた血液型の違う遺体、とにかく全てがどんどんつながっていく!
    捜査の過程で出てきた支援をする法人の女性や法律事務所の弁護士を紹介して問題を抱える第一発見者の家庭を見捨てないところまでも伏線回収を怠らないのがすごかった。
    現実社会でも人脈というのはとても大事。人と人との繋がりで救われることがたくさんある。
    オヌーと大哉君が親友になったいきさつにはうるっときた。
    我が子を不幸にしたくなくて選んだ母の愛情はとてもよくわかる。
    だけどこの作品が言いたいのは嘘に嘘を重ねて不幸な事件の連鎖を招くのではなく事件と向き合った先に光があるのだということなんだろうな…

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    2026年10月02日
  • 失われた貌

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    今年の目標のひとつとして、本屋大賞の候補作品10冊を読むことにしたけど、どれも良かった。
    BARのマスターカッコ良かったなぁ

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    2026年09月28日
  • 失われた貌

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    警察ものの本格ミステリー。
    関係ないと思っていたものがだんだんと繋がっていくのは面白かったが、現実もこんなにトントン進むのかなと素朴な疑問。色んなことがうまく繋がりすぎかな。
    騙してる人たちの序盤の演技力はなかなかの役者っぷり。
    面白いんだが、あまりにもドラマのよう。

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    2026年09月28日
  • 失われた貌

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    ネタバレ

    最後まで楽しく読めました。家族や部下とのちょっとした会話も後半の展開につながっていて、どういう結末を迎えるんだろうかとわくわくしました。
    隼斗くんのこれからを思うとつらいですが、考えさせられるラストでした。

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    2026年09月28日
  • 失われた貌

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    最初は地味。書評がよいがホントに?と思っていたら、ホントに無駄のない伏線と回収。今どきの小ネタ。
    机が汚くて最初は嫁に冷たい主人公が好きになれんかもーと思ったけど、相棒役の気持ちが少しずつ変わっていくように私も徐々に好きになっていった。初長編でこんなに重厚、今後に期待!

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    2026年09月26日
  • 失われた貌

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    刑事モノという定番ジャンル。日付で区切ったところが読みやすく、事件の真相は感嘆の思いだった。舞台を実在の地名にするともっと没入できたと思うが、この違いは作者の好みだろうか。初の長編とはいうものの長すぎず、また読みたいと思う作品だった。シリーズ化しそうな予感がする。

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    2026年09月21日
  • 失われた貌

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    あれ、魞沢くんなかなか登場しないなぁ、と思っていたら、魞沢くんシリーズじゃなかった。勝手に思い込んでた。
    でもこの日野刑事も、なかなかいいなぁ。相棒の入江ちゃんが好きかも。

    顔を潰され、手首を切られ、歯を抜かれた死体。
    顔がないのは入れ替わりと決まってる。とは思いつつも、何も考えずに読み進めてしまう私には、終盤まで真相は見えず。でも面白かったからいいの。

    しかし、そんなにみんな不倫するかしら、とは思ったなぁ。不倫して、殺したり殺されたり、強請られたり、大変だなぁ。

    占いのラッキーアイテムをアレンジしつつ取り入れちゃう、入江ちゃんと日野さんの奥さんの何気なさが好き。

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    2026年09月18日
  • 失われた貌

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    読書系Youtubeで紹介された一冊。
    思いもよらない展開、驚愕のラストは…と煽られて読んでみましたが、展開はなんとなくよめたし犯人もそうだろうなぁと思ったらそうでした。

    ただびっくりしたりドキドキを過度に求めないのであれば内容的にはいい話です。
    愛するひとが不幸にならないように、無理やり蓋をして汚いものから遠ざけても、そんなあやふやなものの上に成り立つ幸せなんて、何かにつまづいたら終わってしまう。人によりそうって、その人の知りたくないことまで一緒に知り、その人が世の中から拒絶され絶望に落ちた時にこそ、手を握ってあげられるどうかだと思う。
    好きな人、家族でも、そこまでできるかな…
    そういう人に巡り会えることが、幸せなことだと思う。

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    2026年09月14日
  • 失われた貌

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    ネタバレ

    ​前半から中盤にかけては物語の起伏が少なく、少し長く感じてしまった。けれど、後半からの展開はすごく良かった。

    ​特に印象的だったのは、日野と羽幌の関係性。警察学校時代、不正を許さずに同期を追い詰めた過去を持つ羽幌が、今回は隼斗とその母親を守るために「なんとか今回のことをなかったことにできないか」と日野にすがる。それに対して、日野自身もどれが正しいのか分かりえず、苦しみ悩み抜いた末に「不正を隠したまま暮らすのはダメだ」と答えを出す姿の対比が見応えあった。

    ​隼斗の周りには寄り添ってくれる温かい人がたくさんいるから、ちゃんと罪を認めてやり直せば、きっとグレずに真っ直ぐ生きていってくれると思う。

    ​羽幌との関係はもちろん、バーの店長など周りの人たちとのやり取りも良かったな。それはやっぱり、日野の人柄が良いからなんだと感じられた。

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    2026年09月12日
  • 失われた貌

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    ネタバレ

    たしかにムダのない伏線が良かった。血液型のくだりから本当は誰が死んだのか持ってき方がとても良かった!結構好みだった。けどそ以上でも以下でもなくただトリックが面白かっただけで、多分トリックがすごすぎて他が味気なく感じてしまった。なにか目的や問いかけが残れば最高だった。

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    2026年09月12日
  • 失われた貌

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    ネタバレ

    ラストにかけての構成が素晴らしく、後半一気読みしてしまった。ミステリ…というより、ヒューマンドラマに近いが話の構成がとにかく素晴らしく、伏線の貼り方が上手い。それから出てくるキャラクターの人間味があり、一人ひとりが生きている質感をもって感じられた。映画化したら、ラスト泣いちゃうな……親子に幸あれ

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    2026年09月11日
  • サーチライトと誘蛾灯

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    主人公のえりさわのキャラクターが魅力的。ストーリーは都合良すぎと思わないでもないが、このキャラクターで納得してしまう。自分にしては珍しくゆっくりじっくり読みたいと思った。

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    2026年09月11日
  • 蝉かえる

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    どこか空とぼけた昆虫好きの青年・魞沢泉を主人公とする連作短編ミステリーシリーズ第2弾。

    1冊目と比べて、キャラクターも馴染んでいて、
    どの話も自然と入ってくる。

    各短編が1冊目の各話と対応関係になっていて、
    ミステリー的にも味わい深い仕上がり。

    ここからのさらなるシリーズの広がりも楽しみになる。

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    2026年06月20日