櫻田智也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ前半から中盤にかけては物語の起伏が少なく、少し長く感じてしまった。けれど、後半からの展開はすごく良かった。
特に印象的だったのは、日野と羽幌の関係性。警察学校時代、不正を許さずに同期を追い詰めた過去を持つ羽幌が、今回は隼斗とその母親を守るために「なんとか今回のことをなかったことにできないか」と日野にすがる。それに対して、日野自身もどれが正しいのか分かりえず、苦しみ悩み抜いた末に「不正を隠したまま暮らすのはダメだ」と答えを出す姿の対比が見応えあった。
隼斗の周りには寄り添ってくれる温かい人がたくさんいるから、ちゃんと罪を認めてやり直せば、きっとグレずに真っ直ぐ生きていってくれると思う。 -
Posted by ブクログ
粗筋から潰された顔の死体とあったのでグロいイメージがあったがそんなでもなかった。
日野と入江の掛け合いは警察物のはずなのに軽妙でコミカルさを感じた。またこのコンビで作品書いてもらえないかな。
それでも一番気になったのは羽幌。
正論を通し融通が利かない。絵に描いた様な警官だけど、その信念を崩したものが自分の感情だった。その人間臭さが何とも。
そしてそれを突きつけた日野でさえ、隼人の感情の爆発に揺らいでいた。やはり警察といえども一個人の人間だ。
最後の夫婦の会話が平和な日常に戻った感になってたが色んなものを抱えつつも、忘れていく様な終わり方にやるせなさを感じた。
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Posted by ブクログ
とある山中に顔を潰され歯を抜かれた変死体が発見されます。媛上署の捜査係、日野と入江は他署との摩擦や情報戦を強いられながら、新たな殺人、警察署への苦情の投書、ゴミの不法投棄などの大小さまざまな手がかりを元に捜査を進めていきます。一方、生活安全課長で日野とは警察学校の同期だった羽幌を訪れ、10年前に失踪した父親を探している小学生の隼人は、この事件にも関心を寄せます。実はこの羽幌と日野にも確執があり……。というカオスな状況下で、この事件の解決は見られるのかという話です。
この事件に関わる人たちに差し込む負の感情や残虐性の闇の深さ。その闇の中心部に歪ないくつもの欠片が少しずつ引き寄せられていき、徐