櫻田智也のレビュー一覧

  • 六色の蛹

    Posted by ブクログ

    やっぱりこのシリーズ好きだなぁ。犯人だと推測していてもその人の心情を想像してあげられる、心優しい魞沢くんだからこそ、出会う人たちも普段は人に話さないようなことまで喋ってしまうんだろうな。優しいがゆえに、自分のしたことで人に不幸を呼び寄せてしまってるのでは、と涙がでるほど悩んでしまう彼をこの先もずっと見ていきたいと思う。今作の中では特に「白が揺れた」が好きで、その後の編で登場人物たちのそれからが見られたのも嬉しかった。

    0
    2025年04月06日
  • 六色の蛹

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シリーズ第3弾 6篇の短編集

    昆虫好きの魞沢 泉。人間関係が下手でやや空気が読めないところがあるが、物事に対する深い考察力と記憶力、そして相手への優しさで、心に影を落とす人を癒し、真実の形を伝える。
    特に「赤の追憶」がウルッときました。自分自身が母にとっての娘であり、娘たちにとっての母だからでしょうか。
    そして後日譚の「緑の再会」にホッとし、魞沢さんの優しさを感じました。

    「白が揺れた」と、その後日譚「黄色い山」を読み、タイトルである「六色の蛹」は、全て羽化できたのか、少し切なくなりました。



    「蛹の中で幼虫はとけてもう一度自分をつくり直す。昆虫がしばしば転生の象徴として扱われるのも

    0
    2025年04月06日
  • 六色の蛹

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    短編集なのかと思って読み始めた。
    けれど、とても心優しい青年とその出会う人々が年を経てもなお場を賑わせて(場を和ませ沈ませて)くれる、連作短編集でした。
    読者をも翻弄させながら、えりさわ青年は
    辿々しくも明るく聡明に謎を解決してくれてミステリーながらいつのまにか優しい気持ちを抱かせしんみり、泣きたくなるような気持ちにさせてくれました。

    0
    2025年02月25日
  • 紙魚の手帖Vol.07

    Posted by ブクログ

    22/10/15 ルナティック・レトリーバー
    パイプの形状がよくわからないが、ストーリーは面白かった
    選評も面白い
    22/10/18〜20 ファインダー越しの、
    これからこの2人はどうなるのかな

    0
    2022年11月18日
  • 紙魚の手帖Vol.04

    Posted by ブクログ

    22/4/12 コラム
    22/6/30 流浪の月特集
    本編を聴き終えたのでやっと。救いの短編だった
    22/6/30 ハンブルパピー
    23/6/15 神の光 vol.11と対?

    0
    2022年11月18日
  • 失われた貌

    Posted by ブクログ

    本屋大賞ノミネート作品ということで読みました。
    ミステリーを読み慣れていれば、犯人やオチがある程度予想出来てしまうかな?どんでん返しというにはちょっと弱いと思ってしまいました。

    0
    2026年03月16日
  • 失われた貌

    Posted by ブクログ

    事件の解決とそれが持たらす遺族や
    周辺の人間への影響について考えさせられる
    社会派ミステリ。

    顔を潰され歯を抜かれ、手首から下を
    切り落とされてと、衝撃的な死体の登場から
    始まるが、ストーリー自体は捜査によって警察が
    事件を解き明かしていく過程を描いており
    至って普遍的である。

    ただその普遍的なものを、展開のスピード感や
    登場人物の魅力的な人物像、オチの意外性など
    様々なエッセンスを用いて没入感のあるものに
    仕立て上げているところに筆者の巧みさを感じた。

    0
    2026年03月15日
  • 失われた貌

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった!!し、よかったんだけど一つだけ気になるのは、どんでん返し感はなかったかなぁという印象。一つすごーく気になっているところは、白川清と八木辰夫の名前を聞いた時に最初電話で聞いたからシラカワキヨシ、ヤギタツオとカタカナで書かれていて、それを日野はメモに漢字で書き直すんだけど...え?漢字なんでわかるの?って。小沼憲の時は漢字を書いてもらってそのメモを見るシーンがあるのにどうしてわかったんだろう...!?ってなった...なんか見落としてるかな私...でも資料の裏紙に漢字で名前を書いてたけど、わざわざ書いたってことはやっぱりどこにも書かれてなかったわけで。だからスラスラ漢字で書き始めたからお

    0
    2026年03月15日
  • 失われた貌

    Posted by ブクログ

    2025年末ミステリ3冠。山間部で顔が潰された変死体発見、古いアパートで大家が殺害され関連性とは。事件解決に至るまでのどんでん返しが見事。

    0
    2026年03月14日
  • 失われた貌

    Posted by ブクログ

    被害者や、加害者や、その家族や、家族になろうとした者が抱える悲しみや苦しみを、刑事が背負うことはできない。その人々のかわりに傷つくこともない。

    0
    2026年03月14日
  • 失われた貌

    Posted by ブクログ

    伏線の回収が見事なのは間違いないのだけど、見事な伏線回収を見せるのが目的化してしまっているような印象を受けました。小説としての味わいという点ではあんまり…。でもやっぱり見事なのは確かなので一読の価値はあるかと。

    0
    2026年03月13日
  • 失われた貌

    Posted by ブクログ

    このミス2026受賞作で、2026年本屋大賞にもノミネート。納得。すごくうまく構成されている。映像化されそうな作品やね。ただ、ちょっと登場人物の把握に苦労した。なぜかは不明

    0
    2026年03月13日
  • 失われた貌

    Posted by ブクログ

    帯がまた豪華で、読書欲を掻き立てられる~

    ということで、読んでみました。



    山奥で、男性の死体が発見され

    しかも、顔をつぶされ、歯を抜かれ、手首を切り落とされ

    身元が分からないようにされていた



    ここから、様々な伏線が張られた物語が始まる



    無関係に思われていた事件がつながる時

    あ・・・そうゆうことか!?となる



    少し、わかりづらいところがあったので

    読み返して納得!

    0
    2026年03月12日
  • 失われた貌

    Posted by ブクログ

    顔が潰されて人相や歯形もわからず、手も切断されて指紋もない、身元不明の変死体が見つかるところから事件は始まります。
    所轄の刑事が、取るに足らないと思われるような手がかりを追いかけて真相に至るまでの経過は地に足の着いた展開で読んでいて引き込まれました。
    20年くらい前によくテレビで「火曜サスペンス劇場」などの2時間ドラマを見ていましたが、そこで描かれるような緊迫感と人間ドラマで、読み終わった時には達成感もありました。

    0
    2026年03月12日
  • 失われた貌

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    伊坂幸太郎さんがおすすめしているという情報を頼りに読んでみました。
    面白かった。
    先が気になって必死で読書時間を確保しました。
    不誠実だったり小狡い人が沢山出てくる中で、子供からの家族への愛に胸が詰まりました。
    そして、ここにもリブート…

    0
    2026年03月10日
  • 失われた貌

    Posted by ブクログ

    2026年小説2冊目。このミス1位と思ってやや期待しすぎた点はあり、面白かったが期待値は超えてこなかったかもしれない。よくあるトリック、ハードボイルドものだな、と感じてしまったり…。日常の会話やシーンも伏線回収として上手く利用するのは非常によかった。

    0
    2026年03月09日
  • 失われた貌

    Posted by ブクログ

    顔を潰された死体から始まり、もっとおどろおどろしいかと思いきや、主人公たちの軽妙なやりとりもあって読みやすかった。
    伏線の回収は事件だけにとどまらず、あーそんなことまで、と。
    やりきれない事件の中に小さな幸せや希望も見えた。

    0
    2026年03月08日
  • 失われた貌

    Posted by ブクログ

    これがミステリー小説というものなんや。
    点がつながるんや。
    本の中では短い期間の話やけど、
    ながく濃く感じた。
    人間関係って難しい。
    うどん屋さんの詩がとても良い。
    恋ってそういうものなのよ。
    最後に、こんな部下と働きたい。

    0
    2026年03月07日
  • 失われた貌

    Posted by ブクログ

    十年に渡る事件がたった一週間で解決した。と言っても複雑な相関関係で。読み終わったけれど、図を書いてみようかなぁと思う。しかし、お話としてはとてもスッキリとピースが収まった感じ。
    事実はキツいけれど、向き合い、登場人物たちがそれぞれ光に向かって歩いて行ってほしいと思う。

    0
    2026年03月05日
  • 失われた貌

    Posted by ブクログ

    大好きな米澤穂信さんが帯で推薦文を書いていたので、手に取ってみた。
    日野刑事と部下の入江、同期の羽幌、バーのマスターなど、さまざまな関係者との会話がとにかく洒脱で、かっこよくて痺れる。
    推理と捜査が錯綜しながら、事件がどんどん前へ進展していく展開も、まるでリアルタイムで警察捜査と私立探偵の動きを観察しているかのようで、ワクワクした。
    結末は、案外「真相とはそんなものか」という印象もあったが、突飛すぎず渋みとリアリティがあり、個人的には好みだった。
    連続ドラマにも向いていそう。
    良質な「アセロラ紅茶」(飲んだことはないけれど)を味わっているような、優雅で美しい小説だった。

    0
    2026年03月04日