櫻田智也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ第3弾 6篇の短編集
昆虫好きの魞沢 泉。人間関係が下手でやや空気が読めないところがあるが、物事に対する深い考察力と記憶力、そして相手への優しさで、心に影を落とす人を癒し、真実の形を伝える。
特に「赤の追憶」がウルッときました。自分自身が母にとっての娘であり、娘たちにとっての母だからでしょうか。
そして後日譚の「緑の再会」にホッとし、魞沢さんの優しさを感じました。
「白が揺れた」と、その後日譚「黄色い山」を読み、タイトルである「六色の蛹」は、全て羽化できたのか、少し切なくなりました。
「蛹の中で幼虫はとけてもう一度自分をつくり直す。昆虫がしばしば転生の象徴として扱われるのも -
Posted by ブクログ
顔をつぶされ手首や歯を欠損させて身元を探られないように・・・とされた死体が山奥で発見される。その後、小学生男子が「あの死体は失踪した自分の父親ではないか」と警察にやってくるが。。。
各所で賞を総なめにしている本作。超期待して読んだんですが・・・いやおもしろかったけどそれほどか?!と。ちょっとハードル上がりすぎたのかもしれない。おもしろかったんですけどね。いやホントに。
タイトル通りに「顔のない死体」がでて、いやさすがにこれはミステリ的なセオリー通りに最初に挙げられた人物とは別人だろう、くらいに思っていたら・・・あーそっちと入れ替わりに・・・と。まとまりのいいとても綺麗な作品だな、という印象で -
Posted by ブクログ
本屋大賞ノミネート作品であり、みなさんのレビューを拝読して読みたくなった作品。
山奥で、顔を潰され、歯を抜かれ、手首から先を切り落とされた死体が発見された。間を置かず新たな殺人事件も発生しー…。
あらすじを見ずに読んだので、てっきり死体の身元を追う物語なのかと思っていて、序盤でちょっと肩透かしを食らった…!
(あらすじにも載っている情報です)
なので最初はあまり進まなかったのですが、3分の1ほど読み進めたところから、先が気になりすぎてページを捲る手が止まらなくなった。
いろんな出来事や違和感が、最後にスーッと一本の線になるあの感じが気持ちいい…!
しかも無理やり感がなくて、全てに納得がい