櫻田智也のレビュー一覧

  • 蝉かえる

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    ネタバレ

    ジワジワと来る泉くんの推理。ドキドキワクワクというより「なるほど、そういう考えもあるか」と納得させられてしまう。
    泉が出てこないなーと思ったら最後に出てきたり、前作の登場人物が出てきたり、友人が続いて出てきたり。面白いけど、虫は苦手だー

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    2025年03月29日
  • サーチライトと誘蛾灯

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    まぁ、普通。
    短編集なので読みやすい。
    えりさわさんが面白い。虫好きなのは嫌だけどw
    えりさわさんと他の登場人物との会話が親父ギャグっぽくて面白い?腹立つ?感じも良い。
    「向日葵の咲かない夏」の次に読んでしまったので、物足りない。ワクワクドキドキっていう感じはない。
    1番好きだったのはナナフシの話。

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    2025年03月22日
  • 六色の蛹

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    魞沢泉シリーズ第三弾。連作短編集です。なんか虫にまつわるあれこれからのミステリだったように記憶してましたが、今回は虫要素は少なめ。虫に関する雑学的なものはわりに興味深かったのでちょっとだけ残念。そのあたりのことはあとがきに少し書かれてました。
    短編集なんですが、話にバリエーションがあって飽きさせない作りだな、と。実はこのありふれた日常の裏でも・・・という真相がちょっとイヤミスっぽくなるのばっかかと思いきやハートフルなものもあったりと。。
    そして最後にエピローグ的な一編が入ってなんかきれいにまとまった感じしましたね。そしてこの手のミステリではお約束ですが「探偵役はやたら(殺人)事件に遭遇する」と

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    2025年02月21日
  • サーチライトと誘蛾灯

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    ネタバレ

    初めての作者ですが、ライトな短編ミステリ楽しめました。

    主人公のいり沢(やはり変換できない)の掴みどころない感じがいい味だしてますね。とはいえ、自分の近くにいたらそれはそれでハラハラ・イライラしそう。。。
    このくらいの距離感で見てる感じがいいですね。

    続編もあるようなので読んでみます。

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    2025年02月11日
  • 蝉かえる

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    ネタバレ

    昆虫オタクの青年・魞沢泉が遭遇する事件を描く短編シリーズの続編。
    とある神社を訪れた魞沢は、16年前の災害ボランティアで少女の幽霊を見たという男性に出会う『蝉かえる』。
    団地で発見された意識不明の女性と、交差点で起きた交通事故。居合わせた魞沢が繋がりを導き出す『コマチグモ』。
    以前ある事件で出会った瀬野丸江のペンションに招待された魞沢が、旅行中のアサルという青年と親しくなる『彼方の甲虫』。
    中学生の魞沢少年が親しくしていた元ライターの男性が行方不明となる『ホタル計画』。
    海外で医師活動をしていた同級生と、魞沢が空港で再会する『サブサハラの蝿』。
    5篇の中では『彼方の甲虫』が印象的だった。
    「明

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    2025年02月08日
  • サーチライトと誘蛾灯

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    ネタバレ

    昆虫オタクの主人公が、様々な事件に巻き込まれ、それを解決していく短編集。本当にひとつの作品が短く、本当にサクサク読めてしまう。個人的に火事と標本が好き。設定的にミステリ主人公はとぼけたキャラらしいんだけど、自分にはちょっと合わなかった。やり取りが少し古くさいというか、ずらし方がもにょもにょする。でも話の流れやビターエンドは好きなので、どうにも難しい。続きを読んだら印象変わるかもしれない。

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    2025年02月06日
  • サーチライトと誘蛾灯

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    ネタバレ

    昆虫オタクの青年・魞沢泉。昆虫目当てに各地をうろつく彼が出会った事件を5篇収録。魞沢がカブトムシを取ろうと赴いた公園で殺人事件が起きる『サーチライトと誘蛾灯』。蝶を探しに山に出かけた魞沢がある女性と出会う『ホバリング・バタフライ』。ナナフシというバーで魞沢と共に酒を飲んだ男性が翌日殺される『ナナフシの夜』。旅館の主人が子供の頃に発生した火事の真相を魞沢が見つけ出す『火事と標本』。魞沢が教会で牧師の遺体の第一発見者になる『アドベントの繭』。
    主人公の名前が特徴的。魞(えり)は魚を取る道具の名前らしい。だいぶ変わったマイペースな青年で、遭遇した人々は戸惑ってペースを乱されている。どの話も魞沢視点で

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    2025年02月01日
  • 六色の蛹

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    エリサワと言う昆虫好きな青年が行く先々で出くわす事件や謎を解き明かすと共に、関わる人の心に寄り添う様を描いてる。それぞれ色をモチーフにした6篇からなる短編集。優しい気持ちになれる読後感が良い。

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    2024年12月25日
  • サーチライトと誘蛾灯

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    初めて読んだ作家さんでしたが、ライトな読み口でサクサク読破しました。
    どれも後味悪くなくで読みやすいし、人にもおすすめしやすい!他にも2作シリーズが出てるらしく、本屋に並んでいたので今度読んでみようと思います!

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    2024年09月11日
  • サーチライトと誘蛾灯

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    昆虫オタクの青年・えり沢泉が謎解きをする、
    5話の短編ミステリ。

    飄々としたえり沢のキャラクターと
    テンポの良い会話が読みやすい。
    昆虫雑学と人間の悲哀の組み合わせが、
    あたたかいような物悲しいような読後感。
    個人的には「あとがき」がグッときた。
    「あとがき」を読んでから本編を読むと、
    えり沢の人物像が深くなって一層面白いと感じた。

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    2024年08月26日
  • 監獄舎の殺人 ミステリーズ!新人賞受賞作品集

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    伊吹さんの作品を読んでみたくて読んだが、これも江藤新平と鹿野師光が主人公で懐かしかった。粒ぞろいの作品集

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    2024年08月20日
  • 六色の蛹

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    抜けているようにみえて案外勘が良い。抜け目ない観察眼でホワットダニット(何が起きていたのか?)を鋭く洞察する。一方で勘違い多めのおとぼけキャラクター。昆虫好き探偵•魞沢泉(えりさわ せん)は、行く先々で遭遇する事件や人物の裏側に潜む真相に迫る…
    「蝉かえる」に続く《魞沢泉(えりさわせん)シリーズ》第三弾。全6話からなる連作短編集。

    なんといっても魞沢泉のキャラクターが魅力的。ただ単に謎を解くだけでなく、関係者の心に寄り添う優しさが溢れている。天然で時たま失礼な発言もあるけど、憎めないヤツなのだ。

    「白が揺れた」
    本格ミステリ的にコレが一番まとまってる印象。何気なく伏線を紛れ込ませる手腕はさ

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    2024年06月29日
  • 紙魚の手帖Vol.07

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    秋永真琴『ファインダー越しの、』:創刊号に載ってた『フォトジェニック」の森島さんが再登場で嬉しい。まだ続きがありそうで楽しみ。ただ、私は、完全に森島さんの興味対象外の「素朴な(婉曲表現)男性たち」たる「みやっちさん」側の人間なんで、ちょっとへこむ。
    「自分は写真写りが悪い」という認識に「いやいや、だいたい実物通りに写ってますが?」、「そういうネガティブなのか自分に自信があるのかよくわからない人より、あたしのほうが前向きで幸せじゃないかな。」とばっさり切り捨てられて、かなり、ぐさっと来たけど、おっしゃるとおり。素敵です。みらいさん。

    真門浩平『ルナティック・レトリバー』:単純に面白く読んで、こ

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    2022年10月16日
  • 監獄舎の殺人 ミステリーズ!新人賞受賞作品集

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    櫻田智也さんの「サーチライトと誘蛾灯」、浅ノ宮遼さんの「消えた脳病変」が良かった。他の作品も読んでみたい。

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    2022年02月01日
  • 監獄舎の殺人 ミステリーズ!新人賞受賞作品集

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    「ミステリーズ新人賞」の受賞作を集めたアンソロジー。
    2編は既読で、美輪和音、近田鳶迩、櫻田智也は初めて読んだが、どれも面白かったので単独の本も読みたいと思った。
    インパクトがあるのはイヤミスっぷりが素晴らしい美輪和音「強欲な羊」。
    好きなのはやはり伊吹亜門「監獄舎の殺人」だが、これは連作短編集でまとめて読んだ方が良さがじわじわくる。

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    2020年07月04日
  • 監獄舎の殺人 ミステリーズ!新人賞受賞作品集

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    既読がいくつか。それぞれよかったけど、時代物に方言がプラスされるとますます苦手で伊吹さんのは飛ばし読み。

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    2018年02月03日
  • サーチライトと誘蛾灯

    ミステリーを読みたかった・・・

    ミステリーとしては、完全に期待はずれです。
    謎もたいしたことないし、推理も鮮やかというにはほど遠い。
    人物はどれもつかみどころがない。
    ユーモアをめざしているらしい文章、会話は痛々しい。
    残念。
    新人賞というのはこの程度、と思うしかないのでしょうが。
    せめて、ミステリーらしい作品を読みたかった。

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    2013年10月23日
  • サーチライトと誘蛾灯

    ミステリーか?

    「第10回ミステリーズ!新人賞」満場一致の選出だそうです。
    でもこれ、ミステリーか?
    「ミステリーズ!新人賞」は、いつからギャグ選抜になったのだろう。
    選評を読むと、選考委員もミステリ要素より「軽妙な筆致」「文章力」等々を買ったと書いているけれど。

    結局これ、ふざけ半分に言うべきことを言わない人間と、人の言うことをろくに聞かない人間と、ばかりが登場するためにユーモアめいたやりとりばかりになり、謎めいたことが生じるというだけの話ですよね。
    作中に起こる事件は、何故警察がすぐに犯人を突き止められないでいるのか判らない、被害者の仕事面を調べれば一日かからずに容疑者が判りそうな話。

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    2013年10月22日