櫻田智也のレビュー一覧

  • 失われた貌

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    失われた貌、顔ではなくて貌である。非常に、キーとなりそうで興味の枠タイトル。
    刑事の日野が追う事件は、顔のない死体。複雑な関係者と、親子などの愛憎をいくつも掛け合わせて真実が本当にわからない。だんだんとあきらかになる事実、血液型のトリック、誰の死体か、という点をなん度も目の前で通り過ぎ、会話がなされていくのにそのヒントに気が付かせない。フェアな文章であり、してやられた、という読者として作者との会話を楽しんでいるかのような読後感。これは素晴らしい作品だ。

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    2026年04月04日
  • 失われた貌

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    初読みの作家さん

    一定期間に起こった様々な事件がピースとなり事件を解決していく。読み終えた時の伏線の回収ぶりにスッキリ。

    事件の展開は悲しく、どうすれば良かったのか?と思う。

    各々の事件や関係者が多すぎて、読むのに少し苦労しました。気づけば半分以上読み終えていました。

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    2026年04月03日
  • 失われた貌

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    最初から最後まで、興味がずっとひかれ続けた。面白かった。展開が気をてらっておらず、淡々と、というか次々と小出しに新事実が出てくる。最後のどんでん返しもよかった。
    これはお勧め。

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    2026年04月03日
  • 失われた貌

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    ネタバレ

    【人間臭い単純な動機→隠蔽→事件が“超ハードモード”へ変貌】

    山奥で、顔を潰され歯を抜かれ手首を切り落とされた変死体が発見されるところから物語は始まる。警察署係長・日野が捜査を進める中で、無関係に思える複数の事件が浮かび上がり、複雑に絡み合い、やがてそれらが一本の線として収束していく構図。

    複雑な事件の伏線が回収されるたびに訪れる“理解の快感”は気持ちいい。、しかし同時に、この複雑な事件の正体は決して特別なものではなく、関係者たちがそれぞれの事情で真相を隠そうとした結果、事態が歪み、肥大化していったに過ぎない(ミステリーなんだから当然と言えば当然ですが...)
    “隠蔽の理由”も、“事件の発

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    2026年04月04日
  • 失われた貌

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    めちゃくちゃ面白かった!
    小気味良い会話劇、少しずつ明らかになっていく真実、伏線回収の3つが病みつきになって、ほぼ一気読みしてしまった。
    久し振りに至極の刑事モノの作品を読めました。作者の櫻田智也さん、ありがとうございました。

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    2026年04月03日
  • 失われた貌

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    事件とは加害者と被害者だけのものではない。どちらともの家族や恋人、友人だって「形」を変えてその出来事の事実を受け止めなければならない。大人の欲で、何も罪のない子供の将来を暗闇にさせることにだってなる。それを避けるために「貌」を変えてしまう。
    自分が担当刑事だったら……。

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    2026年03月29日
  • 失われた貌

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    点と点が線になっていく過程がおもしろい。
    論理に齟齬がないし、謎が解けていく構成も読みやすかった。伏線もこれ見よがしでなく、適度な散りばめ方で、違和感なく読めた。

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    2026年03月28日
  • 失われた貌

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    読み応えのあるストーリーでした。
    ちりばめられた伏線、読んでいてもそれがどう繋がっていくのかがまったく想像出来なくて、いや、それ以前にこれが伏線だったのかもわからなかったものも多く、読み進めていって初めて気づかされる事の方が多かった。
    一見、関係なさそうな事柄から、よく手繰り寄せられられるものだと、感心してばかりでした。
    かなり、練り込まれたストーリーだと思いました。

    登場人物が多く、戻って読み返す時もあったけど後半に差し掛かる頃には区別がつくようになり、読むスピードが上がりました。

    そして、主人公が何より家族を大切に思っていることを感じる記述も多く、残酷な事件の合間に暖かい風を吹かせてい

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    2026年03月26日
  • 蝉かえる

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    昆虫好きの優しい青年・魞沢泉(えりさわ・せん)シリーズ第二弾。
    相変わらずとぼけた泉のキャラと、周囲の登場人物との軽妙なやりとりがたのしめる。

    前作同様、連作ミステリー短編だが、ミステリー感が強かった前作に比べ、今作はハートフル要素が強い印象。
    前作とつながりのある話や、泉の過去がわかる話など、バラエティに富んだ構成で、前作以上にしんみり心に響いてきた。

    次作も絶対読もう。

    どうでもいいけど…
    タイトル「蝉かえる」って、てっきり蝉と蛙のことだと思って、「どっちも苦手だなぁ」とか思ってたけど、全然違った。。(笑)

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    2026年03月01日
  • 蝉かえる

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    短編集で読みやすい。すべてシリーズに同じ人物(主人公)がいる事に読みながら気づいていくが、主人公の存在感が、脇役なのか主人公なのか絶妙な感じが良い

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    2026年02月25日
  • 六色の蛹

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    短編が一つの物語になっている、ミステリー。伏線回収が素晴らしい。このシリーズ、まだまだ読みたいです。魞澤さんは鋭くミステリーを解決するけど、なんとなく暖かい、大好きなキャラクターです。

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    2026年02月17日
  • サーチライトと誘蛾灯

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    ネタバレ

    「サーチライトと誘蛾灯」
    「ホバリング・バタフライ」
    「ナナフシの夜」
    「火事と標本」
    「アドベントの繭」


    ホームレスを強制退去させた公園の治安を守るため、ボランティアで見回り隊が結成された。ある夜、見回り中の吉森は、公園にいた奇妙な来訪者たちを追いだす。ところが翌朝、そのうちのひとりが死体で発見された! 事件が気になる吉森に、公園で出会った昆虫オタクのとぼけた青年・魞沢泉が真相を解き明かす。
    吉森と魞沢のテンポ良い(そしてすれ違いまくっている)会話が楽しくて引き込まれました。魞沢のナイス天然キャラがいい味出してる!

    ・ホバリング・バタフライ
    高原を訪れた瀬能丸江は森の中で虫取り網を振り

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    2026年02月08日
  • 六色の蛹

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    ネタバレ

    虫好きの心優しい青年 魞沢泉シリーズ第三弾。
    行く先々で事件に遭遇する彼は、謎を解き明かすとともに、事件関係者の心の痛みに寄り添うのだった……。
    ハンターたちが狩りをしていた山で起きた、銃撃事件の謎を探る「白が揺れた」。

    花屋の店主との会話から、一年前に季節外れのポインセチアを欲しがった少女の真意を読み解く「赤の追憶」。

    埋蔵文化財センター宛に届いた、工事現場から不穏な埋蔵物が出たという連絡がきっかけで、過去の捏造騒動の真実を暴く「黒いレプリカ」。

    ピアニストの遺品から、一枚だけ消えた楽譜の行方を推理する「青い音」。

    魞沢の師匠だった、へぼ取り名人が亡くなった。『白が揺れた』の後日談で

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    2026年02月08日
  • 六色の蛹

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    良い

    タイトルの「蛹」には作者の櫻田智也さんが自身を重ねたような色合い
    本作の次作『失われた貌』で国内ミステリーランキング三冠と見事に羽化しましたね

    ちょっと一回整理しよう
    コスパだタイパだと現代人はすぐに次から次へと気移りしてしまうが、時には立ち止まりじっくりと考えてみることも必要だと思う
    そして実際に考えてほしい

    わい、今ものすごいうまいこと言わなかった?言ったよね?蛹に掛けてさ、ミステリーランキング三冠を羽化に例えて
    実際痺れたよね

    はい、主人公の魞沢泉君がどんどん人間になっていく
    なんていうすかご〜く描写力が上がっていってるのが分かる
    なんかカクカク動いてたのが、滑らかになる感

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    2026年01月14日
  • 蝉かえる

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    いやー、これは好みの作品。
    短編だけどホントどれも人間ドラマもあり一つもハズレなし。
    さすが推協賞作品。

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    2026年01月10日
  • 六色の蛹

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    このシリーズ、すごく好きです。
    本作は泣ける話が多かったと思います。
    特に短編の「赤の追憶」が、ベタな展開ですが一番良かったです。
    今の時点で病に冒されていなくとも、限りある人生、一日一日を大切に生きていきたいと思わせてくれるお話でした。

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    2025年11月23日
  • 六色の蛹

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     櫻田智也さんの「魞沢泉」シリーズ3作目(2024年作)は、あとがきにも書かれているように、前作で『連作のひとつの区切り』となったことから『心機一転』した新たな部分と、更に切れ味の増したミステリの素晴らしさが合わさった正統進化版と感じたものの、櫻田さん自身は色々と悩まれた執筆だったようで、それは『物語の自由度を高めようとするほど、不思議と作者は不自由になっていくようだ』や、いつになくネガティブで弱気な、本書の魞沢自身とも呼応しているように感じられた。

     そうした中で今作は、それぞれに違う色をタイトルに付けたコンセプト連作集という試みに加え、更に本のタイトルが収録作のそれと被らないオリジナルの

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    2025年11月20日
  • 六色の蛹

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    1作目はそんなに惹かれるところはなかったけど、2作目3作目と進むにつれて切なさが増して印象的になっていく

    まだまだ続きそうだわね

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    2025年11月07日
  • 蝉かえる

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    これは良かった!
    胸を締め付けられるようなしっとりとした話が多い。
    主人公がメインではない、でも主人公の人となりを知ることができる作品群
    これは良かったな

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    2025年10月23日
  • 六色の蛹

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    タイトルに色が含まれる6つの短編(蛹)から構成され、謎解きされるとともに美しい蝶(今回はクワガタが相応しいか?)へと変わる。

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    2025年10月18日