犬村小六のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ2021年8月刊。高空に特殊な層が存在するため、飛行戦闘艦が活躍できる世界での大戦を描く戦記ラノベ。シリーズ完結巻。私、前巻の感想で「あと一冊で終わるの?」という疑問を呈しましたが、本巻での「これ以上はない」ぐらいの見事なまでの着地ぶりには感嘆しました。本シリーズが、太平洋戦争を模した戦記ものと最初に知った時は、「大丈夫か、それ?」と色々な面から、危惧したものです。しかし、そんなつまらない危惧や先入観を、筆者は見事な筆致とストーリーテリングで吹き飛ばしましたね。
ワンピースを着て、微笑むイザヤを描いた、本巻の表紙イラストを見た時、「この笑みの先に、クロトはいるのか?」「ひょっとして、亡きクロ -
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続きが楽しみ
もう完結してるから、すぐに続きを読めることが嬉しい!
そしてやはりこの作者の作品は、ストーリーが面白い。
全てが丁寧で、肝心の物語も面白い。 -
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- カート
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試し読み
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長編ライトノベルの秀作
う〜ん面白い!手に汗握る!物語にどっぷり浸かっちゃう!こんなに面白い物語に出会えて幸運です。
太平洋戦争を骨組みとして、浮遊圏という独自のエッセンスが加えられることで、物理的に制限された世界での息詰まる艦隊戦が繰り広げられる様は秀逸です。その中心には少年少女の淡い恋愛模様や強大な敵との闘いがあり、長編ライトノベルの秀作と言って余りあると思います。 -
購入済み
素敵なお話しでした☆
とても素敵なお話しで、読むのが止まらなくなりました。少し漢字が難しくて読むのに時間がかかりましたが、それでも先に進めたい思いが強く、自分の知識不足をもどかしく感じました。時間をかけてでも読む価値のある素晴らしい作品だと思いました。
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Posted by ブクログ
ネタバレついに終結した。
12年、長いようで短い旅だった。
たくさんを喪って、つらく苦しいばかりの戦争だったけど
ルカを信じて共に歩んだことが間違いではなかったと、誇れるような未来を見ることが出来て良かった。
…と、ちょっと物語中の人物みたいな語り口を続けてみようと思ったけど面倒になって断念。
ヴィヴィレイン完結!
ラストの夏空を映じたような清々しいエンドだった。
私的に一番つらかったのはメルヴィルの死だったけど(喪ってから初めて気づいた気持ち…)
あんなにドロドロしていたジェミニが最後に生きがいを得て、
己の存在価値を知ることができたのはとても救いになった。
この作品、とてもタイトルが好き。 -
Posted by ブクログ
ネタバレーーーーもう泣かないって約束してね。
ファナとシャルルのキャラクター描写がしっかりしていてとても読みやすかった。感情移入もしやすくて好きです。空戦の描写も突っかかる事もなく読めるし、緊張感と疾走感があって迫力がありました。
二人が一度会っているのに、それぞれが記憶に留めているものが違う、というところも、階級の違い、すれ違いみたいなものを感じられて良かった。たしかにこれは画面映えする作品だなあ。文章の全てで映像が見えるようでした。
一番好きなところは、サンタ・クルスも仲間に加えられたところです。「戻ろう」
終章で皇妃となったファナが、シャルルが隣にいなくとも強くあったことが救いでした。もう普 -
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