犬村小六のレビュー一覧

  • プロペラオペラ 5

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    ネタバレ

    2021年8月刊。高空に特殊な層が存在するため、飛行戦闘艦が活躍できる世界での大戦を描く戦記ラノベ。シリーズ完結巻。私、前巻の感想で「あと一冊で終わるの?」という疑問を呈しましたが、本巻での「これ以上はない」ぐらいの見事なまでの着地ぶりには感嘆しました。本シリーズが、太平洋戦争を模した戦記ものと最初に知った時は、「大丈夫か、それ?」と色々な面から、危惧したものです。しかし、そんなつまらない危惧や先入観を、筆者は見事な筆致とストーリーテリングで吹き飛ばしましたね。
     ワンピースを着て、微笑むイザヤを描いた、本巻の表紙イラストを見た時、「この笑みの先に、クロトはいるのか?」「ひょっとして、亡きクロ

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    2021年11月19日
  • プロペラオペラ

    購入済み

    続きが楽しみ

    もう完結してるから、すぐに続きを読めることが嬉しい!
    そしてやはりこの作者の作品は、ストーリーが面白い。
    全てが丁寧で、肝心の物語も面白い。

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    2021年10月01日
  • プロペラオペラ 5

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    いやー、最高に面白かった。現実の戦争をモデルにしてることもあって生々しいし、展開もご都合気味で、ちょっと無理があるだろみたいなところもあるけれど、そういうものを超えて感情を表現する文章の力強さに胸が打たれる。
    この人の作品のテーマは自分にクリティカルヒットしていると思う。
    打ち切り気味なのか、結構最後は巻きで進んだんだけど、個人的にはもっと巻数をかけてじっくり読みたかった。

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    2021年08月26日
  • プロペラオペラ 3

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    この人の本はこのパターンありなのは分かっているけど、それでもやっぱり苦しいものがある。ストーリー進行は戦闘シーン中心で、展開が早いのは相変わらずな印象。

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    2021年01月26日
  • プロペラオペラ 2

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    面白かったー。新しい登場人物もキャラクターが立っていて魅力的。
    戦闘シーンの盛り上がりに焦点を絞った構成で、過去の作品と比べても結構話の進行スピードが早いと思う。個人的にはもっと間のエピソードとかを入れて欲しい。
    司令本部と現場のすれ違いみたいなのはこういう作品ではありがちな題材だと思うけど、ワンパターンになりそうだし少し変化が欲しいかもしれない。

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    2021年01月22日
  • とある飛空士への誓約1

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    全9巻完結。『とある飛空士』シリーズの最終作。
    出来れば最終作と言わず、この世界の成り立ちを続けて書いて欲しい。

    巨大な海の滝"大瀑布"で遮断された国々が飛行機という文明を得て出会った時の最初の行為が握手ではなく殺戮であった、という文書が作品内にあった。人間の業の深さが現れている。隔絶した世界、憎しみ合う人々、数千万の死、支配、搾取、貧困…
    この世界はまるで人間の実験場みたいだ。こんな世界を作った者はラストに満足しただろうか?私は泣きました。

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    2021年01月23日
  • プロペラオペラ

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    神。あらゆる要素が最高の一言に尽きる。ストーリーは明確でわかりやすく、文章表現は優雅で情緒的。ヒロインの描写にも卓越した表現力がこれでもかと注ぎ込まれているからとっても魅力的だし、代名詞と言ってもいい心情描写はますます磨きがかかっているように思える。
    空中で海戦をやらせる発想は奇抜だが、最後に書かれた文献の量からしても、破綻なく成立させてしまうのだろうなと思える。
    強いて言うなら、意中の人が死ぬかもしれないのに戦争を仕掛ける展開はやや筋が通らないかもしれないとは思った。

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    2021年01月19日
  • とある飛空士への誓約3(イラスト簡略版)

    購入済み

    感動できる

    最後泣いてしまった!
    多分無理なのかもしれないけれど、ミオと清顕に心から結ばれて欲しいと思った。

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    2020年06月28日
  • プロペラオペラ

    購入済み

    長編ライトノベルの秀作

    う〜ん面白い!手に汗握る!物語にどっぷり浸かっちゃう!こんなに面白い物語に出会えて幸運です。
    太平洋戦争を骨組みとして、浮遊圏という独自のエッセンスが加えられることで、物理的に制限された世界での息詰まる艦隊戦が繰り広げられる様は秀逸です。その中心には少年少女の淡い恋愛模様や強大な敵との闘いがあり、長編ライトノベルの秀作と言って余りあると思います。

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    2020年10月12日
  • とある飛空士への追憶

    購入済み

    素敵なお話しでした☆

    とても素敵なお話しで、読むのが止まらなくなりました。少し漢字が難しくて読むのに時間がかかりましたが、それでも先に進めたい思いが強く、自分の知識不足をもどかしく感じました。時間をかけてでも読む価値のある素晴らしい作品だと思いました。

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    2020年03月29日
  • やがて恋するヴィヴィ・レイン 7

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    ネタバレ

    ついに終結した。
    12年、長いようで短い旅だった。
    たくさんを喪って、つらく苦しいばかりの戦争だったけど
    ルカを信じて共に歩んだことが間違いではなかったと、誇れるような未来を見ることが出来て良かった。



    …と、ちょっと物語中の人物みたいな語り口を続けてみようと思ったけど面倒になって断念。
    ヴィヴィレイン完結!
    ラストの夏空を映じたような清々しいエンドだった。
    私的に一番つらかったのはメルヴィルの死だったけど(喪ってから初めて気づいた気持ち…)
    あんなにドロドロしていたジェミニが最後に生きがいを得て、
    己の存在価値を知ることができたのはとても救いになった。

    この作品、とてもタイトルが好き。

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    2019年10月13日
  • とある飛空士への追憶

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    ネタバレ

    ーーーーもう泣かないって約束してね。


    ファナとシャルルのキャラクター描写がしっかりしていてとても読みやすかった。感情移入もしやすくて好きです。空戦の描写も突っかかる事もなく読めるし、緊張感と疾走感があって迫力がありました。
    二人が一度会っているのに、それぞれが記憶に留めているものが違う、というところも、階級の違い、すれ違いみたいなものを感じられて良かった。たしかにこれは画面映えする作品だなあ。文章の全てで映像が見えるようでした。
    一番好きなところは、サンタ・クルスも仲間に加えられたところです。「戻ろう」
    終章で皇妃となったファナが、シャルルが隣にいなくとも強くあったことが救いでした。もう普

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    2019年09月23日
  • プロペラオペラ

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    ネタバレ

    序盤、今回はキャラが苦手かなぁって思ったけど、進んで行ったらそんなことはなくなった。要するに疑似日本史なのね。続きは楽しみです。

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    2019年09月22日
  • やがて恋するヴィヴィ・レイン 7

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    まだ出番はあると思っていたがまさか返り咲くとはラヴちゃん。     
    女みたいな名前だけど最後の最期に男の意地を通したカミーユ。    
    いちゃいちゃするルカとヴィヴィ。     
    表舞台に立つために戦うファニア。     
    「お前の夢を、おれはまだ覚えてる」     
    ジェミニの原点。エデンとの最終決戦。    

    『親友』     

    世界再生に生涯を捧げることを誓うファニア。    
    世界を壊すだけ壊しておいてヴィヴィと放蕩三昧のルカ。   
    また会いましょう。また会えますように。      

    物語の始まりは、一人の女の子が路上の片隅で息絶えたとき。運命が動き出した。世界は変革する。 

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    2019年01月31日
  • やがて恋するヴィヴィ・レイン 6

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    最高。もう最高です。     
    ここまで読んできて本当に良かった。    
    長編シリーズ物で読者にこう思わせたならもう勝ちじゃないか。誰の勝ちってこの本に携わる全ての人の勝ちだ。    
    「はじめまして。また、会えたね」     
    この瞬間のためにルカは生き抜いてきたし、この瞬間のために我々は読み続けてきた。感涙。     

    初期パーティの4人が再び集うとき、世界は変革する。   
    決して相容れることのないルカの道とファニアの道。  
    「あなたが壊すこの世界を、わたしが築き直します」     
    ここまで読んできて本当に良かった。心からそう思います。     
    次で最後。この世界の行く末を、心

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    2019年01月29日
  • やがて恋するヴィヴィ・レイン 5

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    巻き起こるグレイスランド大戦。      
    しかしジェミニの秘密兵器により……。     
    メルヴィル……、誇り高き騎士を私は忘れない。ありがとう。    
    ガヴー……、無事でいるかな、ガヴーならしぶとく生きてそうだけど。     
    アステル……、最初は生意気でうざい女だと思ってたけど、今は君のことが大好きです。      

    元々ヴィヴィ・レインを捜すために始まった物語。金を稼ぐために始めた傭兵稼業。とんでもない旧友と再会してしまったがためのこの結末。      
    ほぼ全てを失ったルカはミズキと共に1から出直し。   
    そして覚醒めるヴィヴィ・レイン。そこに立ち会うファニア。    
    序破急

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    2019年01月27日
  • やがて恋するヴィヴィ・レイン 4

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    時はきた、それだけだ。     
    いまこそ革命のとき。     
    まぁそれは置いといて、やっぱり気になるのはミズキのこと、アステルのこと、ヴィヴィ・レインのこと。今回で少し真に迫った感はあるが、まだ核心には至らず。    
    とりあえずは目の前のファニア。   
    闇に堕ちたルカ。    
    革命の次は、世界大戦だ。     

    はやく次が読みたくて感想とか書いてる場合じゃない。

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    2019年01月24日
  • やがて恋するヴィヴィ・レイン 3

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    僅か260ページにおいてこの濃厚さ、濃密っぷり。   
    リヴァノヴァで4年。積み上げてきた経験と人脈。   
    そして訪れる転機。    
    シリーズ全体としての序が終わった。のかな。   
    そして破が始まろうとしている。のかな。    
    けっこう展開が早い。     
    革命の狼煙を上げろ。     
    今、君に会いに行きます。     
    ミズキの正体も気になるところ。灯台下暗し。いや、幸せの蒼い鳥、かな。

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    2019年01月22日
  • やがて恋するヴィヴィ・レイン 2

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    革命への第一歩を踏み出した、踏み出させられたルカ・バルカ。   
    時代のうねりとジェミニの采配に流されて、革命への道へ。    
    なかなか自分の意志で道を選べないルカ・バルカ。そこがちょっぴり愛らしい。憎めないところ。   前半のアステルとの二人旅も和やかでなかなか良かった。またあんな風に過ごせる日が来ると良いな。    
    ファニアとの約束。そう来たか。そしてヴィヴィ・レインの存在。    
    望むと望まざるとに関わらず、時代は動き続ける。

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    2019年01月20日
  • やがて恋するヴィヴィ・レイン 1

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    ようやっと重い腰を上げて、ヴィヴィレインを読み始めようと決意した。    
    少年少女が織りなす恋と会戦の物語の幕が上がった。    
    導入、からの序章。少年と少女の出会いと別れ。    
    ここで会ったも何かの縁。袖振り合うも多生の縁。     
    この出会いが物語の始まり。世界を動かす。世界を変革する。   
    王女と魔王。    
    恋と戦争が絡み合う王道ファンタジー戦記。   
    もう既に面白いしこれからが楽しみ。

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    2019年01月19日