感情タグBEST3
1〜4巻の全てを詰め込んだ最終巻。小説は暇な時間にちょっとずつ読む自分だけど、これは読む手が止まらなかった。
本当にこの作者の本にハズレはない。
最高。読んでよかった。
完結巻だろうと構えていた通り、途中絶望的な状況に辛くてページを進める手にためらいが生まれたりもしましたが、やはり最後には感動と清々しさと切なさが押し寄せて本当に素敵な物語に出会えた事に感謝の気持ちで一杯になりました。
何でしょう、犬村先生の作品はいつも、非常にリアルかつ厳しい世間を背景にしつつ、そ...続きを読むのような世間の中でも人間が人間らしく生きるとはこういう事では。というひとつの解を見せてもらっているようで、これがラノベという媒体によって少年少女に少しでも多く届くと良いなと思います。
不覚にも泣いてしまいました。
情景が目に浮かぶようで、なんていうか
素晴らしい作品をありがとうございます。
誰かの為に戦うことが、なんと尊く美しいことか。
Posted by ブクログ 2021年11月19日
2021年8月刊。高空に特殊な層が存在するため、飛行戦闘艦が活躍できる世界での大戦を描く戦記ラノベ。シリーズ完結巻。私、前巻の感想で「あと一冊で終わるの?」という疑問を呈しましたが、本巻での「これ以上はない」ぐらいの見事なまでの着地ぶりには感嘆しました。本シリーズが、太平洋戦争を模した戦記ものと最初...続きを読むに知った時は、「大丈夫か、それ?」と色々な面から、危惧したものです。しかし、そんなつまらない危惧や先入観を、筆者は見事な筆致とストーリーテリングで吹き飛ばしましたね。
ワンピースを着て、微笑むイザヤを描いた、本巻の表紙イラストを見た時、「この笑みの先に、クロトはいるのか?」「ひょっとして、亡きクロトを想いつつ、浮かべている、哀しい笑顔ではないのか?」という懸念を抱きましたが、死線を越えたイザヤとクロトが無事、結ばれる結末に安堵しました。
とはいえ、その結末に至るまでに、実に多くの貴重な生命が失われましたが。イザヤたちの幸せをひたすら願い、散っていた命たちに合掌。筆者はコンスタントに作品を発表し続けているので、次回作にも期待大です。(終)
Posted by ブクログ 2021年08月26日
いやー、最高に面白かった。現実の戦争をモデルにしてることもあって生々しいし、展開もご都合気味で、ちょっと無理があるだろみたいなところもあるけれど、そういうものを超えて感情を表現する文章の力強さに胸が打たれる。
この人の作品のテーマは自分にクリティカルヒットしていると思う。
打ち切り気味なのか、結構最...続きを読む後は巻きで進んだんだけど、個人的にはもっと巻数をかけてじっくり読みたかった。