犬村小六のレビュー一覧
-
-
-
-
-
-
-
-
購入済み
予想を裏切られた
挿絵が可愛らしいので、ライトノベルにありがちな「主人公側の味方キャラはほぼ死なずに物語が進んでいく甘っちょろい戦記もの」だと思っていました。
しかしいざ読んでみたら、なかなか容赦ない展開で予想より面白かったです。1巻はあくまで物語が本格的に始まる長めのプロローグのような話だったので、本格的な戦記もの要素は2巻からですかね。 -
-
-
-
-
Posted by ブクログ
期待の方が大きかっただけに、少しばかり残念なところが目立つ。
3巻後半、4巻におよぶ壮大なクライマックスを演じることができた彼らの、その後。
無理に物語を終わらせようとする考えが見え隠れして、駆け足感が否めない。
さらに、物語を盛り上げる一端となった某人物らとの邂逅。
これまた素っ気無く描かれているため、既読の方は物足りなさを感じるだろう。
が、一冊丸々とは言わないが力いっぱい完結へと向かい、きちんと描き切った作者の意思。言葉の端々にライトノベル感が漂うが、だからこそ真っ直ぐな言葉が届きやすくなっている。
ライトノベルとしては、一級品である。
作者のこれからに期待したい。
-
-
Posted by ブクログ
太平洋戦争をモデルとした恋と空戦の物語第二巻。
前巻で飛空艦隊の主力が失われたのでこの巻ではどちらかというと地上や海上戦闘が戦いのメインなわけだけど、その戦いがいずれも危機一髪の所に主人公達が駆けつけることになる展開。
いやあ、主役は遅れてやってくるんだよなあ。
分かっていてもワクワクする。
それにしても日之雄軍の首脳達があまりにぼんくらばかりでいやになる。
まさに戦争は始まる前に勝敗は決している感がすごい。
ほんと、貴重な戦力をどぶに捨てるようなもので折角の宝も持ち腐れ。
そこをなんとかクロト達の頑張りで負けないところまで持って行くわけで。
でもまあ話の展開上仕方ないとは言え、多くの仲間