犬村小六のレビュー一覧

  • とある飛空士への恋歌5

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    シリーズ最終巻。
    カルエルの成長物語だったように思う。
    クレアとアリエルの二人の対称性に考えるものがある。
    「歌えない恋の歌もある」このセリフが物語っている。

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    2011年01月19日
  • とある飛空士への追憶 3

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    ドッグファイトの描写が手に汗握る出色の出来。

    次巻は2011年夏頃の発売予定。
    楽しみでありながら、この旅が終わると思うと寂しいような。

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    2010年12月12日
  • とある飛空士への追憶 3

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    ネタバレ

    音速で読み終わった。
    ファナお嬢様の可愛らしさはもとより。
    原作上、空戦で一番熱い場面を、臨場感豊かに忠実に再現してます。
    空戦シーンの、一秒が永遠に思えるような描写が持ち味。
    キラキラ輝くラストシーンは4巻へ。

    劇場版待ち遠しい・・・。

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    2010年12月11日
  • とある飛空士への恋歌4

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    ツンデレ笑ったw

    墓地や出撃直前のシーンに泣いた。
    空戦は変わらず熱かった。
    自己犠牲は好きではないけど、この物語では全員諦めてない。みんなを助けて自分も生き残るつもりで戦ってるから熱い。

    そして最後も驚かされた。

    戦略的に愚策としか思えないんだけど。続きが楽しみ。

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    2010年08月25日
  • とある飛空士への恋歌4

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    最高に面白かったです!!結構な分量があるのに一気に読みきってしまいました。
    僕は読むのが遅いので4時間くらいかかってしまいましたがww
    3巻のみっちゃんも壮絶でしたが、今回も壮絶極まる戦争シーンで手に汗握る展開でした。
    ただ、頼むから付属の帯とか表紙絵でネタバレやめてくれよ…展開読めちゃったじゃんかよ…
    次巻がラストらしいので、期待しています!!
    神作です、ぜひ読んでみてください!!

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    2010年08月24日
  • とある飛空士への恋歌3

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    正直、恋歌は追憶の人気にあやかった蛇足シリーズだと思ってました。
    が、この巻を読んで得心。1,2巻はこのための壮大な前フリだったんや!!!

    散りまくり、燃えまくります。

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    2010年07月12日
  • とある飛空士への恋歌2

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    アリエルが好き。私的に一巻より大分面白くなった印象。カルエルは悲惨な過去の割りに子供っぽい。義姉の教育のせい?

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    2010年05月26日
  • とある飛空士への恋歌3

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    完全にツボでした。星10つけたい。
    中盤から死亡フラグ立てまくりだったみっちゃんの壮絶すぎる最期で泣きました。
    ラストでアリー株急上昇。アリーは俺の嫁!
    追憶との絡みもあり、ファンとしては大満足でした。
    続刊に期待です!!

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    2010年05月04日
  • とある飛空士への恋歌2

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    空翔るロミオとジュリエット!
    この巻はとても面白いです。
    イスラで生活したくなること請け合い。
    聖泉到着までが描かれています。
    キラキラした日常とこれからおこりうる不穏な空気が如実に描写されていて、オススメ!

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    2010年05月07日
  • とある飛空士への恋歌

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    若干情景描写がくどかったが、中盤辺りから話がどんどん面白くなってくる。
    さすが、構成に力を入れてあるな、という印象を受けました。
    2巻も楽しみに読みたいと思います。

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    2010年04月30日
  • とある飛空士への恋歌3

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    ごめんなさい。追憶に比べると、恋歌は萌えに走った「ライト」ノベルでいまいち、とか思っててごめんなさい!!
    3巻まできていよいよ本領発揮。2巻までの話も、いわばひぐらしの前半と同じ、必要な溜めと理解しました。その落差が際立つ、三章 散華は白眉です。もう、もう、もうっ!!!!


    そしてラスト。追憶と同じ世界でも時代は全然違うと思ってたが、なんと同時代らしいと!?4巻早く出て~~~

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    2009年12月23日
  • とある飛空士への夜想曲 下

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    ネタバレ

    犬村小六著『とある飛空士への夜想曲 下』を読み終えたとき、胸の奥に深い余韻が静かに広がった。物語が描き出すのは、ただの空戦記ではない。そこにあるのは、空を駆ける若者たちの理想と誇り、そして戦火に呑まれながらもなお人としての矜持を保とうとする魂の軌跡である。

    上巻で培われた人間関係や理想が、下巻では容赦のない現実の中に晒される。しかしその中でこそ、彼らの「信念」がより鋭く、より美しく輝きを放つ。著者の筆致は、一陣の風のように軽やかでありながら、戦場の悲哀や生の重みを確かに伝えてくる。空戦の描写は息を呑むほど緻密で、同時に登場人物たちの感情の機微が織り込まれ、ページをめくるたびに胸が締めつけられ

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    2025年10月29日
  • とある飛空士への追憶

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    「トリスタンとイゾルデ」を思わせる、古典的なべたで王道のストーリーですが、描写がたくみで、人物もとても(これもべたな設定なんですが)共感をもてるように描かれていて、すっかり感涙です。一冊できれいにまとまっているのもいいですね。このシリーズ、この後もたくさん読みましたが、最初のこれがやっぱり一番良かったです。変に太平洋戦争ネタをかぶらせていなかったのも、僕には好感が持てました。

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    2025年10月18日
  • 白き帝国 5 ~アイオーンの戦舞~

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    白と黒の戦争。
    第一次決戦が幕。
    と、とらえて問題はないはず。

    こうして見ると、
    いちど戦端が開かれてしまうと
    聖珠のパワーバランスがおかしすぎて、
    初期設定でちゃんと丁寧に一人一個ずつ分け合っていたのが そもそもの違和感に思われてしまうけれど、
    そこを疑問にしてしまうと何も楽しめないので
    次の巻を開くときはしっかり胸にしまって物語に集中したい。

    今回は「智」の聖珠がいい仕事してた。

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    2025年10月08日
  • とある飛空士への夜想曲 上

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    ネタバレ

     『とある飛空士への夜想曲 上』は、空の果てに生きる者たちの誇りと、戦火に焼かれながらもなお人を想う心の軌跡を描いた、静かな激情の物語である。
     前作までで培われた壮麗な世界観を受け継ぎつつ、本作は視点を大きく転じ、敵国側からの視線で「空」と「愛」と「祖国」の意味を問い直す。その挑戦こそが、この巻をシリーズの中でも特別な位置に置いている。

     物語の中心に立つのは、天ツ上の若き飛空士・千々石武夫。生まれと立場に翻弄されながらも、空を飛ぶことへの純粋な憧れと、自らの信念だけを頼りに戦場を駆け抜ける姿には、犬村小六らしい“孤高のロマン”が息づいている。
     彼の視界に映る空は、ただの戦場ではなく、人

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    2025年10月07日
  • とある飛空士への恋歌5

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    ネタバレ

    シリーズ完結となる第5巻は、これまで丁寧に紡がれてきた想いの行き着く先を静かに、しかし力強く描いた一冊。過去に囚われていたカルエルとクレアがそれぞれの痛みを抱えながらも赦しと和解を選び取っていく姿に心を揺さぶられる。飛空艇というロマンあふれる舞台装置と、空を巡る冒険のなかで育まれていった人間関係が、最終章にふさわしい余韻をもって収束していく構成にも品の良さを感じた。軽やかさと切なさ、若さと成熟が絶妙に同居した物語でありながら人生の選択や赦しの意味にまで踏み込んだ滋味深い読書体験。読後には静かな感動が残る。

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    2025年07月27日
  • とある飛空士への恋歌4

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    ネタバレ

    青春と戦争が交錯する切なさに心を揺さぶられる一冊でした。カルエルは仲間の死や理不尽な現実に直面しながら、王子としてではなく一人の若者として成長していきます。その姿は痛々しくも美しく、読者の共感を誘います。クレアとのすれ違う想いもまた、身分の壁という重たいテーマを伴い、物語に深みを与えていました。空戦シーンは緊迫感があり、手に汗握る展開が続きます。とりわけ、戦場での選択と喪失がもたらす心の痛みがリアルに描かれており、ページをめくる手が止まりませんでした。甘さだけでなく、現実の残酷さにも向き合ったこの巻は、シリーズの転機とも言える名作です。

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    2025年07月21日
  • とある飛空士への恋歌 1

    無料版購入済み

    いい感じではある

    犬村小六によるラノベ「飛行士シリーズ」の第二弾「とある飛空士への恋歌」のマンガ化作品。

    第一作の「とある飛空士への追憶」は小川麻衣子・画でマンガ化されており、そちらが大好きだったのでこちらも興味を持って読んでみた。

    ストーリーは「飛行士シリーズ」で同じ世界観を共有しているが、年代と場所が異なる。
    本作は、「追憶」より10年程度後の話となり、かつ国(大陸)が全く異なる為、ごく一部を除いて前作と共通する場面はない。
    前作の主人公らしき人物が後半に出てくるものの、基本は全く別のストーリーと考えた方が良いと思う。

    作画が異なる為、絵のタッチは「追憶」とはかなり異なる。
    が、こちらもいい感じではあ

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    2025年07月02日
  • 白き帝国 4 ~白と黒の進撃~

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    今回も最後を飾る大戦の
    ディテールの雑さは気になったものの、
    大局の動きとしてはいちばん楽しく読めた巻。

    ただこれからどんどん戦火が広がっていくはずなので、
    そろそろ大陸全体を俯瞰した視点が見たい。

    巻ごとに小出しにされるのは少し読みにくい。

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    2025年06月26日
  • とある飛空士への恋歌3

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    ネタバレ

    前巻の頃から薄々感じていたのですが、カルエルの言動にはやや幼さが目立ち、どうにも引っかかるものがありました。
    やはり、どれほど親しい間柄であっても礼儀は必要で、「ごめんなさい」と素直に言えない姿勢には、読む側としても少し距離を感じてしまいます。
    そのせいか、物語の前半はなかなか気持ちが乗らず、中盤まで読むのに時間がかかってしまいました。

    しかし、クレアが要人として退避する展開以降、学生たちも否応なく「空の一族」との戦いに巻き込まれ、物語が大きく動き出します。そこからは私も自然と作品世界に引き込まれていきました。

    中でも、ミッチャンとチハルのコンビは本当に健気で、胸を打たれました。最期に見せ

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    2025年06月17日