あらすじ
「風の革命」によってすべてを失った元皇子のカール・ラ・イールは、カルエル・アルバスと名前を変え、空飛ぶ島・イスラと共に空の果てを見つける旅に出ることに。
その旅には、カルエルの憎き仇敵である「風の革命」の旗印ニナ・ヴィエントも
管区長として同乗しており……?
若き飛空士たちの奮闘を描く、シリーズ累計80万部突破の大人気ライトノベルを完全コミック化!! 恋と空戦のスカイオペラ、ここに開幕!!
感情タグBEST3
いい感じではある
犬村小六によるラノベ「飛行士シリーズ」の第二弾「とある飛空士への恋歌」のマンガ化作品。
第一作の「とある飛空士への追憶」は小川麻衣子・画でマンガ化されており、そちらが大好きだったのでこちらも興味を持って読んでみた。
ストーリーは「飛行士シリーズ」で同じ世界観を共有しているが、年代と場所が異なる。
本作は、「追憶」より10年程度後の話となり、かつ国(大陸)が全く異なる為、ごく一部を除いて前作と共通する場面はない。
前作の主人公らしき人物が後半に出てくるものの、基本は全く別のストーリーと考えた方が良いと思う。
作画が異なる為、絵のタッチは「追憶」とはかなり異なる。
が、こちらもいい感じではあるし、むしろかわいらしすぎた「追憶」よりこちらの方が馴染みやすい面もあるかも。
ただし、本作の絵はハッとするほど美しい時もあれば、急に崩れるような時もあり、高いレベルで安定しているとは言えない面があると感じた。
内容自体は悪くなく、今回もなかなか感動的なボーイ・ミーツ・ガールの物語展開が期待できそう。
全4巻と短く、価格も安めなので、これは全巻そろえるべきかな?