【感想・ネタバレ】やがて恋するヴィヴィ・レイン 5のレビュー

あらすじ

悪逆の道を行く災厄の魔王ルカの運命は!?

「何百万人死傷しようが構わない。おれはファニアのために世界を焼く」。

史上最大の軍勢を率い、すさまじい勢いで進撃するルカはいつしか「災厄の魔王」と呼ばれ、世界そのものを敵に回していた。
自由と平等を否定し、武力による変革を断行するルカに、ルナ・シエラ共和国第二執政カミーユは反旗を翻すことを決断する。
一方、アステルには「そのとき」が迫り――。
恋と会戦の物語、驚愕と慟哭の第五巻。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

巻き起こるグレイスランド大戦。      
しかしジェミニの秘密兵器により……。     
メルヴィル……、誇り高き騎士を私は忘れない。ありがとう。    
ガヴー……、無事でいるかな、ガヴーならしぶとく生きてそうだけど。     
アステル……、最初は生意気でうざい女だと思ってたけど、今は君のことが大好きです。      

元々ヴィヴィ・レインを捜すために始まった物語。金を稼ぐために始めた傭兵稼業。とんでもない旧友と再会してしまったがためのこの結末。      
ほぼ全てを失ったルカはミズキと共に1から出直し。   
そして覚醒めるヴィヴィ・レイン。そこに立ち会うファニア。    
序破急の急、三界を巻き込む本当の戦いは、これから始まる。    

「楽園で会おう」

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2019年01月27日

Posted by ブクログ

なんとも怒涛の巻。
もともと本作は物語の展開が早いけど、この巻も圧倒的勝利からの大敗北と息もつかせぬ展開。
ただシリーズ全体を考えた時、多分『転』の巻なんだと思う。

前巻でジェミニに奪われたファニアを奪い返すためだけに百万の人々を戦いに巻き込むルカは確かに災厄の魔王だろう。
でも闇に落ちたとは思わない。
彼自身は何も変わっていない。
だから昔からの仲間はみんなついていくのだろう。

ジェミニとの戦いでは敗北が予想されて先を読むのが怖くなった。
50万の敵軍勢に突撃するメルヴィルの雄姿が胸に刺さる。
そしてアステルの最期。
彼女の記憶が消えないことにようやくホッとした。
でも実はそうじゃないかと思ってたんだよなあ。
ただ彼女の中に別人格としてヴィヴィ・レインがいるとは思わなかったけど。
ここんとこ物語的にはヴィヴィ・レインのことは忘れられてた感があるけど、ようやくここで真の登場かあ。

ルカとミズキはジュデッカにファニアとアステル(ヴィヴィ・レイン)はエデンに分かれてしまったけど、再び会う日はどうやって訪れるのだろう?
その時、世界に変革は起こるのか?
そして再びアステルは目覚めるのか?
物語のタイトルの意味することは?
いやあ続きがとても気になる。
さあ、次だ次!

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2018年10月17日

Posted by ブクログ

今回は割と淡々とした展開で、この人の持ち味のドラマティックさがあまり見られなかった気がする。とはいえラスト方の展開には完全に度肝を抜かれた。偉大な為政者は皆挫折を経験しているという言葉が刻印されたように響く。

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2018年02月09日

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