【感想・ネタバレ】やがて恋するヴィヴィ・レイン 7のレビュー

あらすじ

ルカの革命が全てを壊し、今恋が始まる…。

「おれは、あの壁を壊す。三界まとめて破壊する」。ルカはヴィヴィとともに、ワールド・トリガーを起動することを選んだ。壁に守られてきたエデン人による世界の支配・搾取・人種差別。それを、終わらせるために。しかしそれは同時に、未曾有の破壊と虐殺を産むことを意味した。

「あなたが壊すこの世界を、わたしが築き直します」。ファニアは、共和国の枠を超え、三界を共存させることを目指した。

ついに本性を露わにし、エデン以外の下層国家を滅ぼそうと攻め込むエデン艦隊。エデンを叩き潰すことを生涯の夢として生きたルカのかつての親友、帝国皇帝ジェミニ。最後最大の世界戦争の行方は?そして、世界崩壊の引き金を引いたルカとヴィヴィの運命は?

世界を壊し、世界を再生する、恋と革命と戦争の物語。ついに大団円!!

※「ガ報」付き!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

ついに終結した。
12年、長いようで短い旅だった。
たくさんを喪って、つらく苦しいばかりの戦争だったけど
ルカを信じて共に歩んだことが間違いではなかったと、誇れるような未来を見ることが出来て良かった。



…と、ちょっと物語中の人物みたいな語り口を続けてみようと思ったけど面倒になって断念。
ヴィヴィレイン完結!
ラストの夏空を映じたような清々しいエンドだった。
私的に一番つらかったのはメルヴィルの死だったけど(喪ってから初めて気づいた気持ち…)
あんなにドロドロしていたジェミニが最後に生きがいを得て、
己の存在価値を知ることができたのはとても救いになった。

この作品、とてもタイトルが好き。
声にして読み上げたときの音が気持ちいいし、作品を読み始めた当初の、このタイトルにもなっている人物は一体誰なんだろう?何をするんだろう?という期待感を煽る感じがずっと楽しめた。

世間は犬村さんの新作、プロペラオペラに湧いていて(買ってはいるけど順番はまだ先…)出遅れ感が半端ないけど
やっと最後まで読み切れて良かった。

それでは、新作を楽しみにしつつ。

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2019年10月13日

Posted by ブクログ

まだ出番はあると思っていたがまさか返り咲くとはラヴちゃん。     
女みたいな名前だけど最後の最期に男の意地を通したカミーユ。    
いちゃいちゃするルカとヴィヴィ。     
表舞台に立つために戦うファニア。     
「お前の夢を、おれはまだ覚えてる」     
ジェミニの原点。エデンとの最終決戦。    

『親友』     

世界再生に生涯を捧げることを誓うファニア。    
世界を壊すだけ壊しておいてヴィヴィと放蕩三昧のルカ。   
また会いましょう。また会えますように。      

物語の始まりは、一人の女の子が路上の片隅で息絶えたとき。運命が動き出した。世界は変革する。    
革命と戦争、恋と冒険の大叙事詩、ここに完結。    

――そして恋が始まる。

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2019年01月31日

ネタバレ

シリーズ完結。。。

最高に面白いシリーズでした。
素晴らしい形で完結したと思います。

ただ一つ残念な事は完結してしまった事です。。。

もっとルカとヴィヴィの旅や最期、ファニア達の国造りを見ていたかったです。

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2019年01月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大団円。
恋愛的にそこに落ち着くのかーというのはあったけど、あの二人は結ばれないからこそなのかな、とも思う。
ジェミニがここに来てめっちゃ可愛い感じで、彼はずっとルカとそういう関係でいたかったんだな、と思って何だか泣けた。あそこで死ぬのも彼らしい。ラヴちゃんはあまりに存在感ありすぎてびっくりだよ! もしかしたら、彼女と結婚する未来もありかなぁ? 感情ではなく、立場としてね。

全7巻、楽しめた。次作も期待!

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2018年09月19日

Posted by ブクログ

大円団である。エデン、グレイスランド、ジュデッカを阻む壁が取り払われ、三界が一つになろうとしている。ルカを失ったジェミニ、その後ルカからの伝言をファニアから聞く。「お前の夢をおれはまだ覚えている。」これがジェミニの全てだよね。ルカと遂に協力しエデンを撃退…が、ジェミニも死んでしまうとは…しかし一瞬ではあれど、遂にルカと共にあれでよかった。 最後は三界が一つになり…と、少し駆け足だけれども。ファニアはルカと幸せになって欲しかったけれど…やがて恋するヴィヴィレイン、だからね。

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2022年01月16日

Posted by ブクログ

大団円なシリーズ最終巻。
物語的にはルカとヴィヴィが出撃待機ということで全体的にファニアの物語だった。
もちろんクライマックスはルカが持って行ったけどね。

でもやっぱりファニアとルカはこうなってしまうのか。
まあ、『追憶』の作者の物語と考えればむべなるかなとは思うけど。
こういう時、個人的には後日談的に二人の再会の物語とか読んでみたくなるのだけど、無理だろうなあ。
ルカとヴィヴィの世界の果てを探す旅も読んでみたい。
こちらは『恋歌』の作者の物語だと思えばあるんじゃないかと思ったり。

なんにしても作者には素敵なお話をありがとうと言いたい。
お疲れさま。

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2018年10月23日

Posted by ブクログ

完結かあ。正直、ここまで読む中で期待したような結末ではなかったし、展開も驚かされるようなものではなかった気がする。そういう意味では一つ前が実質的な完結なのかも。もっと巻数をかけても良いぐらいに思える。

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2018年10月14日

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