阿部和重のレビュー一覧

  • キャプテンサンダーボルト 新装版(新潮文庫nex)

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    ブロロ~ン
    エンジンかけて暖気してスタート、最初はスムーズ、でもやっぱり途中でエンストみたいな
    C級映画みたく突っ込み入れながら、長いけどね、楽しい

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    2020年11月06日
  • シンセミア(上)

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    舞台は「神の町」と書いた、山形県東根市神町。米軍占領下の血塗られた歴史を持つ町で、20世紀最後の夏の出来事が描かれている。どの人物も欲に塗れた裏の顔を持ち、複雑な人間関係が成り立っていてドロドロしているが、なんだか物語にとてものめり込んでいく。多数の人物が登場するが、彼らのほとんどが狂気じみた性格を持ち、個人的に魅力的な人物は誰もいないのだが、それらの因果関係や物語がどう進んでいくか、多少の緊張感が胸に張り詰めた中で、はまって読み進んでいった。読後感はなんだか気持ちが淀んだ感じ。

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    2020年08月25日
  • アメリカの夜

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    デビュー作ということでこの作品を評価する人に対して予防線を張りまくったために記述がまどろっこしい。後の作品に比べるとやはり内容がまだ弱い感じがした。

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    2019年11月20日
  • キャプテンサンダーボルト 上

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    相葉と井ノ原が一緒に行動するまでがちょい退屈。
    エンジンかかるのに時間かかった、
    後半になれば面白さが増して、ページが進んだ。

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    2019年09月09日
  • キャプテンサンダーボルト 下

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    友人のすすめで読んでみた。

    共感や教訓はないけど、興奮はある。
    全体的に浅く、思索をめぐらせたくなるような深みは感じなかったが、最初から最後まで飽きさせずに読ませるテンポの良さはさすが。

    作中の固有名詞が著名な作家などを意識して書かれていることは気になるポイントだったが、個人的にはディズニーランドで隠れミッキーを見つける程度の面白みでしかなかった。なんか深い意味とかあるのかな。

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    2019年04月30日
  • キャプテンサンダーボルト 下

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    謎の疫病『村上病』に端を発した陰謀に巻き込まれた悪友コンビ。すべての伏線が収束するクライマックスの下巻。
    世界は陰謀に溢れている説に従えば、すべての出来事は茶番劇である。今日のニュースも後で振り返れば、陰謀の成立の為かもしれない。登場人物にそれぞれモデルがあるようだが、では桃沢瞳は誰なのかと考えると、これは伊坂・阿部コンビの陰謀か。

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    2019年02月13日
  • キャプテンサンダーボルト 上

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    伊坂幸太郎と阿部和重という現代屈指の人気作家ふたりの完全合作。小学校時代の悪友コンビの決死の逃亡劇の顛末と謎の組織の目的とは。話題の一気読みエンタメ大作。
    いきなり語られる『ガイノイド脂肪』で、まずはグイと引き込まれる。終始漂う不穏な空気がいつもの伊坂ワールドなので、出てくるキーワードが気になって仕方ない。まさか今になって元横浜大洋のポンセというワードに出会えるとは。

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    2019年02月13日
  • アメリカの夜

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    阿部和重はこれで三作目だが、いわゆるテクスト論的な眼を嘲笑うかのような露骨さと自己言及が相変らずで、ここに描かれるどうしようもない自意識は滑稽であるけれどもああわかるなあとも思う。

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    2018年05月07日
  • キャプテンサンダーボルト 上

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    仙台市に住んでいる伊坂さんと山形県出身の阿部さんの共著。どの部分をどちらが書いたのか、アイデアを出し合ったのかなど共著というところに興味を惹かれます。伊坂さんの本は随分読んでいるものの、阿部さんのは未読なのですが、半分読んだところではいつもの伊坂ワールドが繰り広げられているような気配です。
    ドジな怪しい人物と小市民的な人物を取り交ぜ、没発する出来事はハードボイルドな世界を醸し出します。今回も身近な地名が頻繁に出てくるので臨場感タップリ。蔵王の御釜周辺を舞台とした謎を巡るお話は…モチーフは繋がるのか?

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    2018年02月25日
  • キャプテンサンダーボルト 上

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    阿部和重と伊坂幸太郎のキャプテンサンダーボルトを読みました。

    仙台と山形が舞台の物語でした。
    小学校の時の少年野球のチームメイト相葉と井ノ原の二人はひょんなことから国際テロリストと関わり合いを持ってしまいます。
    二人とも個人的に金銭的なトラブルを抱えており、この機を逃さず一発逆転の賭けに出ます。

    宮城と山形の県境にある蔵王の火口湖お釜に隠された秘密とは何なのか、国際テロリストの目的は何なのか、謎が明らかにならないまま物語は展開していきます。

    語り口がよいので面白く読みましたが、全体にストーリーが粗く感じたのは残念でした。

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    2017年12月25日
  • アメリカの夜

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    「特別」でありたいと願い、「春分のひと」であることに「特別」を見出して、Sホールでアルバイトをする美大生の中山唯生。「春分」と「ドン・キホーテ」と「ブルースリー」のモチーフがちょくちょく出てくる。
    前半が難しく、というか論文調だけど語彙が噛み合わないのかリズムが悪いのか、ぎこちなくなんとも読みにくかった。後半の特訓の話、映画撮影のドタバタになるとするする読めるようになり、唯生の有り余った自意識過剰さが「哀れ」で面白かった。「春分の日」たる「小春日和」の理論はいまいち謎。

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    2017年12月19日
  • グランド・フィナーレ

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    ネタバレ

    短編集。表題作は、ロリコンがバレて離婚させられた男が会えなくなった娘に未練を残しつつ田舎に戻ったら、ある経緯から二人の少女の演劇指導をすることになった話。演劇指導を依頼されるまで随分と退屈だったけれど、救いようのない結末でなくてホッとした。仮構に人物を当てはめてコミュニケートした気になってる、は、改めてそうだと思った。他の短編では、ホームビデオは画面の映像と記憶の映像の2つを観ている、との記述が面白く思った。

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    2016年09月19日
  • IP/NN 阿部和重傑作集

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    なんだか不思議な読後感。体調が悪かったのもあるかもしれんが、特にIPの方は読んだあと暫く現実感を失った。しかし、最後まで意味わからんかった。
    IPもNNもスタイリッシュ?といえばそうだが、壮大な中二病とも言える。

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    2016年03月10日
  • クエーサーと13番目の柱

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    ネタバレ

     緻密な計画、優秀な人材、スリリングな展開。何かしらの諜報機関かよ、と思いきや、その正体はアイドルの追っかけをするボンボンに雇われたモニタリングチームだった。
     という設定なので、コメディ的な要素があるのかと期待するも、堅苦しい文章と終始シリアスなテンションなのが逆に滑稽。終盤にはダイアナ元妃の衝突事故を模したカーチェイスも。やたらと正確な数字が記されているのと、登場人物の名前が全てカタカナ表記という記号性が、妙に臨場感を増す。
     キーになる「引き寄せの法則」と、超能力的な最後にはついていけず、頭に「?」の残る読後感だった。

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    2016年05月16日
  • グランド・フィナーレ

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    何だか文というか漢字が難しかったです。
    芥川賞だから難しいのか、難しいから芥川賞なのか。

    文の雰囲気としては、コメディ要素を抜いた森見登美彦さんって感じでした。

    内容はどうなんでしょうね。
    何だか盛り上がりそうだぞ、って思って読んでたら、やっぱそんなに盛り上がらなかったかって場面が何度かあったような。

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    2015年10月08日
  • アメリカの夜

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    いきなり「ブルース・リーが」で始まる冒頭は唐突であった。唯生の造詣は面白い。脇役たちもいい味出している。唐突な印象は各所にみられたが、こういう文学もアリとなんか感じるものがあった。タイトルもいい。

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    2015年09月03日
  • グランド・フィナーレ

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    ロリコン趣味が露見して、妻と娘に見捨てられ
    友人関係にも暴露されたことで軽蔑を受けるおっさん
    それも仕方の無いことだ
    幼少期に受けた性的虐待の、心の傷というものは
    悪くすると自らの命を絶ってしまう原因にもなりかねないのだから
    ただ、ここでおっさんがその気になりさえすれば
    反論することは可能である
    というのも、心に傷を負わない人間などいない
    おっさんがロリコン趣味を持ったことは
    これもやはりおそらくは、幼少期に受けた心の傷が原因であって
    そこに不可抗力は、認められるべきだと
    だけどもちろん、おっさんはそのようなことを言わぬ
    なぜなら現代社会において
    そのような憎しみの連鎖を断ち切ることは、大人た

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    2015年02月04日
  • ミステリアスセッティング

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    【本の内容】
    歌を愛し、吟遊詩人を夢見ながらも、唄う能力を欠いた19歳の少女シオリ。

    唄うことを禁じられ、心ない者たちにその純粋さを弄ばれても夢を抱き続けるシオリに、運命はさらなる過酷な試練を突き付ける。

    小型核爆弾だというスーツケースを託され、東京の地下深くにひとり潜ったシオリが起こした奇跡とは。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    主人公の妹が辛辣で、冒頭挫折しそうになったけれど、読み通したら予想と違う読後感だった。

    歌うのが好きなのに音痴なシオリは、吟遊詩人を諦め作詞家を志望する。

    人々から騙され酷い目に遭うのに、最後には彼女が世界を救う。

    心身にずしんと響く作品を書き続けてき

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    2014年09月14日
  • 幼少の帝国―成熟を拒否する日本人―

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    ネタバレ

    日本人は未成熟だ、というのが骨子なのだが、アンチエイジングにせよ、製品のミニチュア化にせよ、あちこちの情報を集めて切り貼りしてあるだけで、思考を深めていない。著者の物知りぶりをお披露目してるだけのように感じる。

    日曜朝の子ども番組のキャラクターグッズがどうの、という部分がやたらと熱っぽく語られて著者のオタクぶりが伺えたあたりで,飽きて投げ出してしまった。仮面ラーダーの写真なんて、ここに必要だったんだろうか…。

    幼稚というのは、自虐的に幼稚であることは認めても、なぜ社会がそのような方向に向かうのか理整然と説明できない、論理思考力が足りないのだと思う。小さなものや愛らしいものを好むから、カワイ

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    2014年08月19日
  • シンセミア(下)

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    2014年07月19日