阿部和重のレビュー一覧

  • ブラック・チェンバー・ミュージック

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    長編エンタテイメント作品として躍動感があり、一気に読ませてくれる作品。好みの問題は勿論あるものの現実的でない部分も含めてストーリー展開は巧み。顛末に今一つの工夫があると尚良かった。

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    2022年05月15日
  • ブラック・チェンバー・ミュージック

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    「この人の本を「面白い」て言えるのなんかかっこいい」と思う作家さん。
    朝鮮半島とアメリカの動きを背景に、映画の評論をめぐってたくさんの人が巻き込まれていく。
    「おおばんぶるまい」って「大盤」だと思ってたけど、「椀飯(おうばん)振る舞い」だったことを初めて知った。

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    2021年11月06日
  • ブラック・チェンバー・ミュージック

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    わけがわからなかったけど、面白かった。ついつい最後まで、読んでしまった。主人公のキャラがいいんだろう。それと周りの脇役たちも。これぞ小説。

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    2021年10月09日
  • ブラック・チェンバー・ミュージック

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    伊坂幸太郎とのコラボ作品「キャプテン・サンダーボルト」は読んだことはあるけれど、阿部和重作品はこれが初読み。なんだか長くて難しそうな作品を書くという勝手な思い込みで近づけずにいた。
    500ページ弱、2段組というボリュームやや怯むも、「北朝鮮からの密使である名前のない女と、落ちぶれた映画監督の純愛」という設定に惹かれ読んでみた。

    なかなかハードボイルドな設定なんだけど、独特の世界観で深刻になりすぎず、グイグイというわけでもないけどついついやめられなくて読み続けてしまう感じ。
    ユーモアのセンス、押し付けがましくないメッセージ性、主人公のキャラクター、とどれをとっても「過ぎない」感じが実にい。

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    2021年10月02日
  • グランド・フィナーレ

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    終わり、それとも始まり……神町を巡る物語「グランドフィナーレ」という名の終わりの始まり。毎日出版文化賞、伊藤整賞W受賞作「シンセミア」に続く、二人の少女と一人の男を巡る新たなる神町の物語。

    自分の過去をまるで他人事のように小さく語る主人公。刑事事件になっていないからなのか、それとも思考を停止しているだけなのか。クライマックスもこじんまりしていてサイコパス感が出ていて良かった。阿部小説は文体にかなり特徴があるらしい。とある芥川賞作家は、この作品についてこう書いていた。「多くの読者は疲れるだろう」と。だけどグランドフィナーレを読み終えた直後の感想は「普通に読めるし面白い」だった。

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    2021年09月20日
  • キャプテンサンダーボルト 新装版(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    伊坂さん色が強い印象でした。
    展開も早くて、読みやすく一気読み。爽快感のある作品。

    暗号の数字とか、金庫のくだりなど、細かい伏線がちょくちょくあって、オッとなるのも楽しめた。

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    2021年09月08日
  • グランド・フィナーレ

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    ネタバレ

    度し難いクズのお話。なにかおかしいと読み進めると、徐々に明らかにされるクズのクズたる由縁がおもしろかった。最後はなー、きっとこの主人公は変わらないだろうなとも読めて、評判悪いのもわかるが個人的にはかなり読ませる小説で面白かったです。この2ヶ月くらい、芥川賞受賞作を10作近く読んだけれど、『推し燃ゆ』の次くらいに面白かった。

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    2021年09月08日
  • ブラック・チェンバー・ミュージック

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    一気に読んでしまった。この著者のものは初めて。複雑に入り組んだハードボイルド調のストーリーをベースにしているが、そこにリズム感ある小気味良い会話が展開されることによって読む者を否応でも惹きつける。終盤謎解きが強引な部分が一部あるが、それを差し引いてもとても面白い作品と思う。この著者の他の作品も読んでみたい。

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    2021年08月22日
  • キャプテンサンダーボルト 新装版(新潮文庫nex)

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    ザ・エンターテイメント小説!という感じ。
    伊坂さん好きなら絶対に好きな小説。
    ページ数は多い方だと思うが話の展開がスピーディなので読みやすい。
    そのうち映像化しそうだなー

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    2021年06月28日
  • シンセミア(上)

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    ネタバレ

    語り手がどんどん入れ替わって怒涛の情報量に圧倒されるのが楽しい!新しい語り手を「この人はまともかな?」と最初思っても、もれなく全員クズ。しかも愛すべきクズじゃなくて、愛せないクズ。笑 話の展開が読めない、勢いに乗って一気読み。

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    2021年06月21日
  • キャプテンサンダーボルト 下

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    ネタバレ

    3.5
    村上病、米軍機、テロ、サンダーレッド赤木の濡れ衣と陰謀、国家の陰謀など様々な伏線が徐々に明らかになり面白い。厚生省の官僚である桃沢の父へ想い、相葉の母親への想い、井ノ原の家族への想いなどの描写もよい。伊坂っぽく正義が描かれている感じでなかなかよい。井ノ原と相葉の因縁も伏線回収され、妻への出会いのきっかけ。村上病、筒井、島田など名称に作家が使われているよう。戦争をやりたがるのは、たいてい、戦場でひどい目に遭ったことがない奴ら。

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    2021年05月07日
  • キャプテンサンダーボルト 上

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    ネタバレ

    3.5
    戦時からの陰謀も含めた冒険小説。口が悪くお調子者の行動派で憎めない相葉時之とその旧友で落ち着いた物腰の井ノ原悠の逃亡劇。ライター桃沢瞳、コシキヌマの水、謎の疫病村上病、新規致死ウィルス、ワクチン、謎の組織、鳴神戦隊サンダーボルト。様々な要素・謎が絡みながら話が進みワクワクさせられる。村上病なるウィルスの話などコロナのことと重なる。コピー機営業マンの井ノ原が、各社のコピー機に自身のPCにスキャンデータを送る設定をして情報屋をしている設定も面白い。

    井ノ原の上司とのやりとりなど伊坂っぽい面白描写も。
    井ノ原の上司とのやりとり。営業部ではなく「ぐっとこらえる部」にしたら?その提案もぐっとこ

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    2021年05月07日
  • キャプテンサンダーボルト 新装版(新潮文庫nex)

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    阿部×伊坂のAIコンビの合作小節。これ、ほんとに合作なの?と疑う自然なストーリー。伊坂ファンとしては、ここは伊坂作、ここはじゃないなとどうしても考えちゃうけど、かなりぶっ飛んだ伊坂作品のひとつと思う。厄介事を容赦なく持ち込んでくる相葉と真面目だったはずの賢い井ノ原のコンビに謎の犬ポンセと美女桃沢が立ち向かうのは銀髪の怪人。ヒーロー赤木の助太刀もあり、最後はご都合主義のハッピーエンド。村上病はあったのかなかったのか。書き下ろし短編も楽しい新装版。エンタメてんこ盛り、ごちそうさまでした。

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    2026年01月12日
  • キャプテンサンダーボルト 下

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    阿部和重の作品は読んだことがないので全編において伊坂幸太郎色が強いです。解説にはかなり綿密に話し合って執筆しているとのことなのですが、阿部作品を読めばわかるのかもしれませんね。
    伊坂作品っぽく伏線の回収や巻き込まれる主人公たち、謎の組織によるテロ、サンダーボルトにまつわる映画と架空の戦隊ものを取り込みつつ展開されるストーリーはさすがです。
    途中、アメリカ軍によるB29による章が挿入されていますが、中だるみするので不要と感じました。
    銀行の地下金庫に閉じ込めるくらいでウイルスは拡散しないのかな?

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    2021年01月05日
  • キャプテンサンダーボルト 新装版(新潮文庫nex)

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    伊坂幸太郎と阿部和重の共作小説。エンタメと純文学を代表する作家のコラボということもあって、期待に胸を膨らませて読んだ。単行本が発売された当初から話題になっていて読みたかったが、結局文春文庫になっても読まずに新潮文庫の新装版になってから読むことになった。阿部和重の陰謀的な要素と伊坂幸太郎のストーリーテリングが合わさって面白いエンタメに仕上がっている。伊坂作品をベースにして比較すると伏線回収の量はそこまでないが、陰謀や謎の組織の計画など気になる謎に引っ張られて一気に読んだ。また本編には「村上病」という感染症が登場するのだが、新型コロナのこともあってタイムリーに感じた。

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    2020年12月31日
  • キャプテンサンダーボルト 新装版(新潮文庫nex)

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    ゴールデンスランバーの時のような、ドキドキはらはらと、ちょっと笑いと。

    阿部和重作品を読んだことがないのですが、伊坂幸太郎作品そのもの?という感じで、ファンとしてはとても面白く読めた。

    コロナ禍の今、ウイルスなどの話が出て驚いた。
    村上病調べちゃいました。

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    2020年12月04日
  • 合本 キャプテンサンダーボルト

    購入済み

    この時期だから導かれたのか(笑

    読み進めていくうちに、登場する病気とコロナが重なっていました。
    2人の作者は今の状況を予想たにしてなかったでしょうに。
    近くにいてもおかしくない主人公ふたりが、あり得ないような人(組織)を敵に回して…
    解説を読むともう一回読むたくなりますよ!

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    2020年11月28日
  • キャプテンサンダーボルト 新装版(新潮文庫nex)

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    小説ではなく、まるでアクション映画を観たよう。
    それくらいにぶっ飛んだ設定。
    未知のウイルスにB29墜落に日本政府に戦隊ヒーロー。
    そこに昔、小学生の時にバッテリーを組んでいた二人組が加わり、様々な要素が絡み合う。
    この二人のコンビが本当に最高で、重たい状況の中、物語にユーモアを添える。
    純粋に面白い。楽しめる。先が気になってページをめくる手は止まらない。

    阿部和重さんの作品は初めてなのだが、極上のエンタメ小説でした。
    特に元バッテリーコンビの二人組はまさに、合作で手を組んだ阿部和重さんと伊坂幸太郎さんの息の良さを感じさせる。
    書き下ろし短編もボーナストラックも良かった。

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    2020年10月10日
  • シンセミア(下)

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    胸が悪くなるような、暴虐なシーンの連続。

    戦後の混乱期、町の顔役となった田宮家。
    一家への血の粛清がはじまっていく。
    町の均衡を破ったのは、しかし田宮家だけではなかった。
    戦後の混乱で凄惨なリンチの末命を絶った女性の孫である隈本光博が町にやってきたことによって、大崩壊が齎される。
    「阿部和重」を騙って彩香に近づこうとする、盗撮グループ唯一の生き残り、金森が描かれて小説は終わる。
    非常に不穏な感じが残る。

    上巻で動き始めた数々の事件、事故、犯罪が、次々と関係者の死や、大事故などによって「回収」されていく。
    内容のおぞましさを超えて、小説の構想力に圧倒されてしまう。
    結末を知らずにいられないよ

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    2020年08月29日
  • キャプテンサンダーボルト 下

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    伊坂幸太郎と阿部和重の合作。

    著者が2人いるパターンは珍しい気が、、どこをどう分担?協力?しているのか自体気になるところだが、ところとごろ伊坂らしくない部分(いい意味で)があるのは阿部和重も加わっているからだろう。そういった意味ではこれもまた味が違っていてとても良い。

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    2020年03月20日