阿部和重のレビュー一覧

  • 幼少の帝国―成熟を拒否する日本人―

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    著者のフィクション作品などまるで触れたことなくいきなり本作を読んだ形。成熟拒否をテーマとし、多ジャンルの先端の人へのインタビュー&論評。普段触れることが少ない領域ばかりで面白かった。簡潔でわかり易さを重視する昨今の本と比較し冗長に感じる向きもあろうが、個人的には久々に贅沢に文章を読むことができた方を評価したい。

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    2012年07月08日
  • 幼少の帝国―成熟を拒否する日本人―

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    これまで阿部和重さんの著作は全て購入しており、評論という今までにない切り口や、「幼少の帝国」というタイトルからしてデリダ(だっけ?)の「表徴の帝国」のオマージュといったところに、期待十分というで購入。
    が、読後の感想としては、なんとまぁ切れ味の悪いというか普通の評論でしたー。

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    2012年06月16日
  • アメリカの夜

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    初めて阿部和重作品を読んだ。ある男性(唯生)についての話。語り口調。一文が長くて改行が少なく、前の文章に引きづられて話がよく脱線するため、慣れるまでは少し読みにくい。話が進むにつれて、唯生の言動、挙動がどんどん面白くなっていく。後半は何度も笑った。

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    2014年10月19日
  • IP/NN 阿部和重傑作集

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    「ぼく」という幻想。

    この本は『インディヴィジュアル・ブロジェクション』と
    『ニッポニアニッポン』という
    阿部の代表作を1冊にまとめたものである。

    感じたのは人称の問題だ。

    それは「ぼく」という幻想のありかを
    突き詰めていくことになる。

    1作目のは主人公は自分をスパイだと思う映写技師だ。
    「ぼく」という一人称で書かれることで、
    本当にスパイなのか、
    身の回りに危機が迫っているのかどうかが
    曖昧なままで物語は進んでいく。

    「ぼく」の実は平凡な日常が
    Гスパイ行為」というフィルターを通すと、
    非日常へ様変わりしていく。

    本当の「ぼく」は何なのか?
    存在自体が揺らいでいく。
    これは今を生

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    2012年04月28日
  • アメリカの夜

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    84点。特別な存在でありたいと願う主人公は、ひたすらに体を鍛え、思索にふける。主人公と語り手は同一人物なんだけど分裂し、ひたすらに自己言及しまくる。タイトルはトリュフォーの映画そのままだが、主人公が至るところはこの映画、もっといえばヨーロッパ映画的な主題に通低するもの。現実の虚構化、日常の演劇化、みたいな。

    映画や小説を「泣けたわ」「笑えたわ」とシンプルな感想を吐くだけの一娯楽として、あるいはコミュニケーションのネタとして消費する昨今の潮流に逆らい、批判的精神を常にもちメッセージを見い出すべき、みたいな一昔前の教養主義的なお寒い考えで映画鑑賞や読書にひねもす明け暮れながらも、目的があるわけで

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    2012年03月04日
  • ミステリアスセッティング

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    「グランド~」はあれでしたが、今作は非常に読み易かったです。
    音痴でありながらも歌い人を目指すシオリ。彼女がとことん不幸に苛まれる。
    荒唐無稽でありながらも現実味のあるストーリーです。最後に何を見出したのか。それは読者次第ではないかと

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    2010年09月17日
  • グランド・フィナーレ

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    幼女ポルノのビジネスに手を染めた冴えない中年の話です。
    離婚され、最愛の娘と引き剥がされ、でも未練たっぷりで。

    さて困りましたね。
    面白いかと聞かれれば「そこそこ」です。さらに文学性も高いと思います。どこがと言われても困るのですが。
    しかし、何が書きたかったのか良く判らない。少なくとも表面を流れている物語では無いような気がするのです。どこかに何かのバックグラウンドが存在しているように思えます。しかしぞれが何か判りません。
    どう評価すべきなのか悩んでしまう、そんな作品でした。

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    2016年07月31日
  • 映画覚書vol.1

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    ひたすらマニアック。映画ってこんなに深く見るもんだんだなーとお勉強になった本。ただ、この本が冒頭で褒めているブライアン・デ・パルマの「ファムファタール」。観てみたいと思ったものの、他の本では酷評されてたり、どうも手が出せてない。

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    2009年11月23日
  • アメリカの夜

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    淡々とした語り口で厨二とも言えるカオスな精神世界が表現されてて、でも実際何が起こってるのかというと特にこれといったことは起こってない。それでも読んでる人間の脳内をぐるぐるさせる位の色々な何かが確実に存在してるのです。ってな感じに文章が巡り巡って結局一文の到着点がとこか分からない様な文字群が嫌いな人は読みにくいであろう本。

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    2009年10月04日
  • グランド・フィナーレ

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    表題作もスキだけど、
    『馬小屋の乙女』がよかった。

    ええ、あの人が乙女?なのかなぁっていう。

    『20世紀』も『新宿ヨドバシカメラ』も企画モノらしいけど、良かった。

    書きたいものしか書かないって言うのも作家だなぁって思うけど、こういう企業とのコラボレーションなんかでも文体の特徴なんかを損なわないで見事に書けていると実力を感じる

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    2009年10月07日
  • アメリカの夜

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    最後は結局そうなるのか、とただただ面白く読めました。

    最初文に入りこむまでは抵抗があったけど、読んでしまえばあっという間でした。全体的に若さを前面に押したような文章だった。かな

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    2009年10月07日
  • アメリカの夜

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    新しく作家の本を読み始める時、ぜったいにデビュー作から見るようにしてます。
    大概、その作家のスタイル、書きたいものが見えるから。。

    それで、そのあと気に入れば読み漁るわけだけど、ま、失敗も多いよね。。
    俺の恩師が「文学とは本の時代を読むこと」って言ってたけど
    まさしくそうだね。。

    この作品はその意味ですごく良かったです。。
    これから阿部和重がどうなっていくのかが楽しみ楽しみ★

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    2009年10月04日
  • アメリカの夜

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    短編でこんなに読むのがしんどかったのはコレが初めてだ。
    でも読みがいはあった。
    また何度も読みそうだ。

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    2009年10月04日
  • 映画覚書vol.1

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    作家阿部和重が雑誌「Cut」で連載していた映画評論などをまとめたもの.中原昌也や重鎮,蓮実重彦との対談もあります.映画学校出身の方なのでさすがに視点が鋭い.

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    2009年10月04日
  • キャプテンサンダーボルト 新装版(新潮文庫nex)

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    まるで映画を観ているようなスピード感満載な話です。伊坂幸太郎作品とも違う阿部和重さんとの合作ならではの物語でした。

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    2026年01月17日
  • キャプテンサンダーボルト 上

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    阿部和重さん、伊坂幸太郎さんの合作。登場人物の話が平行に進められて合流するいかにも伊坂さんっぽいなと思いつつも合流までが早いなと思いました。。阿部さんの作品を読んだことないので阿部さんっぽさは解らないが、、、読み易い本でテンポよく読めました。まだ上巻のみしか読んでないので下巻が楽しみです。それにしても合作ってどうやって書くんだろう?

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    2025年11月27日
  • キャプテンサンダーボルト 下

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    ふむふむ。
    こーなったのね。









    五色の水は、浄化します。を体現する息もつかせぬエンタメ。という感じ。野球との絡みは良いと思った。

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    2025年11月11日
  • キャプテンサンダーボルト 上

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    どんな伏線回収があるのか、後半に期待




    御釜の水は浄化します。なんか、二十世紀少年を思い出した。主人公たちの過去の話と今の話がいい感じにミックスされて、あれこの謎は?となるお話。

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    2025年10月31日
  • キャプテンサンダーボルト 上

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    少年時代の仲間と思い出とトラウマをバックボーンに
    大人になって出会い奇想天外な事件に巻き込まれる
    といったよくある物語
    読めなくもないが、進んで読みたい本でもない
    登場人物がなにか物足りなく
    物語の展開が分かりやすすぎる

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    2025年10月27日
  • シンセミア(上)

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    自分の中で面白いんだけど不快な小説といえばこれ。上巻の描写はほんとに辛い部分もあり。とにかく登場人物が極端に多い群像劇なので読み上げ機能で聴いているとこんがらがることこの上なし。

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    2025年10月18日