阿部和重のレビュー一覧

  • キャプテンサンダーボルト 上

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    伏線とかはもちろんなんだけど、シンプルにハラハラするし、応援したくなった。気持ち良い青春小説。友達っていいな、スポーツっていいな、という感じ。

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    2019年01月18日
  • キャプテンサンダーボルト 上

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    伊坂幸太郎と、初めて名前を聞くもう一人の作家による合作らしい。どういう書き分けをしているのかわからないが、読み終われば完全に伊坂ワールドだった。相場や井ノ原など、ジャニーズみたいな名前がたくさん出てきて笑う。物語りは物騒な展開で前編を終える。後編へ大きく期待は高まる。

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    2018年12月06日
  • ピストルズ 下

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    「シンセミア」の続編や言うから読んだんやけど、シンセミアがおもしろすぎるからなぁ、なかなかあのレベルを想定しちゃうとキツいわね。いや、コレはコレでおもしろくないかと言われれば十分おもしろいねんけども。やはりスケールの違いか。

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    2018年11月17日
  • キャプテンサンダーボルト 上

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    詐欺師から金を巻き上げるつもりが、銀髪の外国人(怪人)に命を狙われることになった相葉と、巻き込まれたが切実に金が必要な井ノ原、父の死と根絶されたはずの伝染病の謎を追う桃沢。いつの間にか国家規模の陰謀に巻き込まれたような、そうでもないような。
    始めは(いつも通り)ついていけないハイスピードな展開から、やっと追い付いた、面白くなってきたと思うと更に、ギアチェンジして置いていかれる怒濤の展開。流石。
    緊迫した状況のなか、特撮への熱が(実はシビアな謎をはらみつつも)いいアクセントになっている。
    ボーナストラックは、キングかな?

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    2018年08月06日
  • キャプテンサンダーボルト 下

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    「キャプテンサンダーボルト」(阿部和重 伊坂幸太郎)を読んだ。
    二回目。
    前回読んだ時は何やら文句垂れましたが、今回は楽しく読みました。
    考えてみたら、阿部和重さんの本はこれ以外は2冊しか読んでなくて、しかもちゃんと読んだ気がしていない。
    ここにも私にとっての未知の領域があるのだな。

    「キャプテンサンダーボルト」(阿部和重 伊坂幸太郎)[電子書籍版]を読んだ。何がどうなってお二人がこれを書くことになったのかという事は存じあげないし、どういう形で創作して行ったのかも知らないのだけれど、なんだか相乗効果みたいなものが感じられなかったというのが正直な感想です。

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    2018年07月05日
  • キャプテンサンダーボルト 上

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    二人の作家による合作。

    新しいですね。

    非常に大変だろうけど。

    阿部さんの作品は未読。

    伊坂さんはほぼ読んでる。


    話の展開はスピード感があり、
    どんどん引き込まれるので一気に読める。

    読み終わったあと、
    途中のキャラクタらがどうなったのか、気になるところはあるけれど。

    フツー(っぽい)二人が、
    ものすごく大きなトラブルに巻き込まれ、
    敵を倒す。

    ただそれだけを、ただ楽しめばいい。

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    2018年02月10日
  • キャプテンサンダーボルト 上

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    単行本出版当時、話題になった共作の作品。
    でも、僕は阿部和重氏の作品を読んだことがないからいまいちピンと来なかった。

    それでも期待していた文庫化。
    なのにどういう訳かなかなか読み進められない。
    伊坂作品はそれこそ読むのを止められなくて数日で読み終わってしまうのに、まさか上下巻で丸二ヶ月かかるとは。

    凄く面白いのに、何でだろう?
    ワクワクするし読み進めるほど奥深くてはまっていくのに、なかなか進まない。

    その解答は #佐々木敦 さんの解説にあった。
    これまで何作か共作の小説を読んだけれど、今回は全然感覚が違う。
    『いわばこれは「阿部和重」でも「伊坂幸太郎」でもない、第三の、名前を持たない新人作家のデビュー作でもあるのである』
    この言葉がすべて。
    居心地の良い違和感。
    まったく初めて読む作家さんの作品なのだから。

    阿部和重氏の作品を読んでみようと思う。
    読んでみた後にもう一度この作品を読んだら、また違う印象になるかも。
    きっとなる。

    表紙のデザイン、並べるといいなぁ。
    稲妻だ。
    まさか上下巻とは思わず、平置きされていたから下巻だけ買って帰っちゃっけれど。

    解説は、とにかく素晴らしいくらいにこの作品について語っている。

    帯は…上巻は無いなぁ。
    言いたいことはわかるけれど、安易と言うか薄っぺらいと言うか。
    下巻の言葉選びは秀逸!
    『俺とおまえで世界を救いに行こうぜ』
    よくぞこの台詞を選んでくれた!
    この言葉がこの冒険活劇のすべてを表現していると思う。

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    2018年02月05日
  • キャプテンサンダーボルト 上

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    ネタバレ

    びっくりしたのが、劇場版が公開中止になった設定年が1990年代だっていうこと…! 「昔のこと」を掘り出しすと言えば、もっと「昔の」ことをイメージする。私には1996年はそんなに昔ではない、と思ったところで計算してみると既に20年も前…?
    あぁそれは「昔」だわ。。

    馴染みのメンバー。今は連絡もとっていない。地元だから風の噂は聞こえてくるけど。
    ゴールデンスランバー。大学と高校じゃちょっと違うと思うけど。私は地元を離れてしまって久しいし、全くそんな噂は聞こえてこない。

    この、流れているニュースがおかしなこと言ってる感、警察までもが信用できないかもしれない怖さ。大人になったから、皆で1人の人間を封じ込めようとすることの恐ろしさがわかるようになった。何かでも思ったけれど、部外者にはわからないだけで真実ではない報道も、本当にあったりしてとか思っちゃう。報道する人が黙っていたら、見てる方はなにも気づかないで終わる。
    そうやって、操作ができる。。

    でもその辺の話って嘘くさくなりがちなのでこの先が楽しみ!
    イエローサブマリンの支配人はよかった!
    あとインテリジェントピルが具体的に話に出て来たの初めてなのでなんか良くないイメージついちゃったww

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    2018年01月17日
  • キャプテンサンダーボルト 上

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    ネタバレ

    突然外国人テロリストに狙われることになった相葉は逃げ込んだ映画館で旧友の井ノ原と再会し一緒に逃げることに。
    蔵王の御釜に隠された秘密は何なのか?
    仙台に住んでいたことがあるだけに土地勘もあることでリアリティを感じられスピード感がありエンターテイメント作品として楽しめる内容だった。

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    2018年01月14日
  • キャプテンサンダーボルト 上

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    前半、日本版「ミッションインポッシブル」
    後半、日本版「ボーンアイデンティティ」
    *あまりあてにしないでください。笑

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    2017年12月30日
  • キャプテンサンダーボルト 下

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    六転七転するストーリーを楽しんだ。ボーナストラックの話もなかなか良い。
    そして、伊坂幸太郎さんって、『野球には逆転があるが、俺たちの生きている社会にはなかなかない』と言いながら、それでも生きていれば逆転があるってことを信じているんだなと、いつものように思った。
    あわせて、作者の心の中にある今の政治への批判や戦争に対する思いも、これもまたいつもの通り受け取った。

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    2025年07月06日
  • キャプテンサンダーボルト 上

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    “阿部和重×伊坂幸太郎”“小説界最強タッグ”という文字が躍るが、私、阿部和重さんを読んだことがなく、それを聞かされていなければ、普通に伊坂幸太郎さんの作品として読んだ気がする。
    東北地方を舞台にして「ゴールデンスランバー」を思わせる国家陰謀が絡んだ逃亡劇に「グラスホッパー」を思い出させる銀髪の怪人。人生に対するオプティミズム。おまけに、戦隊ものやマイケル・チミノの映画に対するオマージュまで。
    巻末にわざわざ付けられた関連年表には、物語の出来事の他に、楽天のマー君や大洋のポンセのことが載っており、これがどう関連していくのか気になる仕掛け。
    久し振りに出来た東京出張の行きの車中で一気読みだぁ。

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    2025年07月06日
  • アメリカの夜

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    読み終わってしばらく酔っ払っているかのような、一発キメテいるかのような浮遊感。
    パンチの効いた一冊。

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    2017年10月25日
  • グランド・フィナーレ

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    これは神町絡みって分かりやすかったし、ニッポニア関連の話題も出てきたけど、やっぱりそれぞれの相関性はほぼ皆無なんですね。独立した物語になっていて、これ単独でも十分楽しめる内容でした。まあ、どこまで楽しめたかってのは別問題で、アブノーマル描写が多いなってこと以外、とりたてて言うことはない感じでした。でもそのアブノーマリティも、前2作の方が極端に思えましたが。表題作以外のおまけ(?)短編に関しては、読み流した程度で、特に感慨は覚えませんでした。やっぱりシンセミアが最強と思います。

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    2016年06月01日
  • ミステリアスセッティング

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    久々の阿部和重の作品だが、相変わらず物語のスピードが素晴らしい。息つく暇もなく、一気に読んでしまった。思い返すと大傑作の「シンセミア」もそうで、一晩であの上下巻を読んでしまったのが懐かしい。

    本作は一人の孤独な少女が巻き起こす奇跡の話であり、スピード感溢れる語り口で、孤独な戦いを挑む彼女の姿に惹きつけられてしまう。ケータイ小説として書かれたという背景は個人的にはあまり感じず、短文を重ねながらの語り口は速度を高めるのに効果的に寄与していると感じた。冒頭とラストが、円環を描くようにリンクする小説技法もこの人らしい。

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    2014年12月09日
  • グランド・フィナーレ

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    とても重いテーマだった。

    児童性愛者の主人公。
    なんだかこう、はじめてこういう人の主観にたってみて、きっと子どもに対するときめきみたいなものは抑えられないんだろうと思い、なんと少し同情の気持ちが湧いてしまった。
    子どものことはみんな、好きでしょう?それを、性的に好きになるかどうかって、意外と紙一重だったりしないのかな………
    主人公の異常性が露骨にえがかれていなかったからか、彼の子どもへの愛情が強いからか、2人の女の子が非常に愛らしくえがかれていたからか、案外ぽろっとハマってしまうものなのかもしれないと感じた。
    主人公の男性的な事実のみの思考、離婚やドラッグや法に触れる仕事といったハードな現実。これに対応するのが、子ども達の純粋無垢な姿なのかな。これだけキツイ汚い世界に生きていると、より子どもというものが輝かしい存在に思えてくる。


    そして自殺、という行動について。
    「愛する人に自殺してほしくない」
    という気持ち。
    主人公はIからこれを突きつけられ、終盤では自分がこの気持ちに駆られて動く。
    なんとも……
    子どもを愛することをやめられないから避けようとしていた主人公にとっては、子どもを自分の欲望によって傷つけることなく、幸せに、生きていってほしいと思う行動、そんな自分との折り合いの付け方はハッピーエンドじゃないだろうか。
    終始主人公は愛情深く、意外と、憎めなかったんだよな。

    あまり評判よくなさそうだけど、終わり方含めてあたしは含みのある現代小説でよかったなぁと思いました。キモイ暗いテーマだけど、主人公が無機質なので割と軽くなってる印象。
    阿部和重の主人公の執着思考は何だか読んでて臨場感がある。あと漢検の勉強になりそうな本笑。

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    2014年12月01日
  • シンセミア(上)

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    「これでもか!」というくらいの大量の登場人物のほとんどが人道から外れた行為を己の快楽や利得のためだけに行うとある村のスラップスティックな物語。

    ドラッグ、盗撮、淫行、殺人……破滅的な行いを繰り返しながらも物語がパタパタと綺麗に収束していく様は見事。
    ミステリあり、深い人間描写ありと純文学畑の作家とは思えないエンタメぷりに酔いしれた。過激な描写ばかりのため読む人は選ぶが。

    タランティーノを文章化するとこんな感じになるのかも。

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    2014年03月08日
  • シンセミア(上)

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    上下逆に投稿してしまいましたが・・下巻では蠢く人物たちの俗悪な狂騒に拍車がかかり一気にカタストロフィに突き進みます。その高揚感だけで読み進めてしまいました。これだけの群像劇をまとめ上げる作者の力量には感服します。神町トリロジー読み進めようと思います。

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    2013年10月09日
  • シンセミア(上)

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    こういう多くの人が出てくる群像話は好きです。
    はじめのうちは人の把握に疲れますが、読み進めると各登場人物のキャラが際立ってきます。
    偏った性癖を持つキャラが多くて楽しめました。

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    2013年08月21日
  • シンセミア(下)

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    山形県に実在する神町という町を舞台に、一筋縄ではいかない曲者達が巻き起こす様々な事件を描いた群像劇。
    あえて感情移入を排するためか、登場人物がみな人格的に壊れていて、上巻は読み進めるのに少し苦痛を感じる程だったが、ストーリーが大きく動き出す下巻の半ばあたりから俄然面白くなり、ラストもこれしかない感じの結末で、道徳心のかけらもない人物ばかりの小説でありながら、読後感は意外と悪くなかった。
    いずれにしても、戦後の日本社会の一面を象徴する、「神町」という町そのものがこの群像劇の真の主人公のような印象を受けたが、そういう意味では同じく「神町」を舞台とする「ピストルズ」という作品も是非読んでみたい。

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    2013年07月29日