阿部和重のレビュー一覧

  • グランド・フィナーレ

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    とりあえず文庫版の高橋源ちゃんの解説がすごい、あざやか。評価が割れがちな作品を解説させたら彼の右に出る人はいないんじゃないだろうか。その上で評価がイマイチなのは、これが阿部和重の決定版ではないと思うからである。以下、各編のあらすじ。

    「グランド・フィナーレ」は事情により離婚に追い込まれ、愛娘と会うことを禁じられた映像作家が、故郷・神町へ逃げ帰り新しい「希望」を見つけるまで。まわりの人間が感情を爆発させるのに対して、主人公はいちじるしく欲望や感情を欠いているように見える(けど、やってることは異常そのものだ)から、彼の見た希望が本当に希望なのか、答えは宙吊りにされる。
    ちなみに物語中、トキセンタ

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    2010年05月03日
  • ミステリアスセッティング

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    3/2
    阿部和重の作品で頻出の、読んでいて気分の悪くなる人物は健在。
    携帯電話での配信ということで(文の長さはあまり変わらないものの)改行は多くなった印象。
    登場人物に語らせる手法は相変わらず。

    ただ、ちょっときれいにまとめすぎちゃった感はあります。

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    2010年03月02日
  • ミステリアスセッティング

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    阿部和重ってこういう小説を書く人だったんですねという意外性がまずひとつ。

    この物語では吟遊詩人をめざすシオリ(※音痴の女子高生)の視点から描かれていて、シオリ自体が信頼しえない語り手であるがゆえにあまりに真実が曖昧模糊としている。
    誰が信じるべき人間なのかも決められないし覚悟もないのに他人に愛されたがり、そのくせ自分の欲望だけは絶対に曲げない態度は個人的に嫌い。
    こういうありかたを純粋とは呼ばないのでは。
    それから後半のスーツケース急すぎ無理矢理すぎ
    きれいにまとめようとしすぎて好きじゃない

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    2010年06月06日
  • グランド・フィナーレ

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    芥川賞受賞作である表題作を含む4つの短編集。
    表題作は、作中で書かれているある諸事情によって離婚させられ、愛娘の親権も妻に奪われ、娘に会うことすら不可能な「わたし」が故郷へ帰り、双子のような二人の女児に出会う。
    すべての話を読んだ限りでは、私のごくごく個人的な感想をいえば、この文章はあまり好きになれない。どちらかというと苦手なタイプである。まるで早口でまくし立てられているような感覚。実際に、登場人物が相手に相槌もなく、早口に言いたいことを言っているだけの描写がある。コミュニケーションとは言いがたいようなコミュニケーションしかとれないのが「わたし」なのかもしれない、なんて思ったりもする。

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    2010年01月12日
  • アメリカの夜

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    ◇訂正
    読み進めていくうちに以外にテンポになれてきました。
    以外に面白かったでした。

    (以前の)
    ・自己愛性人格障害(統合失調症?)チックな主人公の一人称形式の小説。
    ・蓮實重彦風の文体だけど、リズムあまり良くない気が。。
    ・構成は結構面白いかもしれない。
    ・一般的に病的と見られている人の心情を書くのは上手いと思う。
    ・心情的にあまり寄り付かせず、男の人向けな気がする。

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    2009年10月21日
  • アメリカの夜

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    ~09/06/05
    ざーっと読んだだけですが・・・
    文体が独特。よくわからないけどちょっと笑えてしまうのは何故だろう。

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    2009年10月04日
  • アメリカの夜

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    はらくんのメールが面白すぎて読んでしまった。
    私はパロディとか分からないから、楽しめさが少ないのかな?
    トリュフォーは好きです。

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    2009年10月04日
  • グランド・フィナーレ

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    ロリコンのいろいろ。

    都庁の話は意味不明。


    ロリコンが異常かどうかはおいといて、異常な性癖や嗜好って多分自分で望んで得たものじゃ無いとおもうんだけど、
    おれらが(一般的に誰かが決めた)「普通」のセックスで昇華していることを、「異常」な方法でしか昇華できず、そのために人間扱いまでされなくなってしあわせまで剥脱されてしまう姿に、
    全てのことの表裏が紙一重な気がして、ぎりぎりのところでバランスを取っているのかもと感じた。 結構ふかく考えさせられる。 けいた

    ↑あたまよさそう。  さとこ

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    2009年10月07日
  • グランド・フィナーレ

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    サンドバック小説とでも言いましょうか。主人公は、叩いて下さいと言わんばかりの最低な男です。読み進めるにつれ不快で胸糞が悪くなります。主人公はロリコン云々以前に人間としてクズです。正直気持ち悪いです。自分の事を最低だと言いますが、口だけだろう!懺悔して救われた気になるな!更生?ふざけるな地獄に落ちろ!と最後まで罵りながら読めます。ある意味、逆を突いた、ラディカルな作品でした。

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    2012年08月23日