【感想・ネタバレ】クエーサーと13番目の柱のレビュー

あらすじ

アイドルのあらゆる情報を入手せよ。ネット空間で過熱するパパラッチ競争の中で、元写真週刊誌記者のタカツキリクオは若き資産家カキオカによって選ばれたターゲットEDのミカをモニターするチームの一員として能力を発揮。しかし新メンバーの加入が緻密なチームプレイを徐々に狂わせていく。

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Posted by ブクログ

「クエーサーと13番目の柱」(阿部和重)を読んだ。
ポール・オースターの「幽霊たち」を連想してしまったよ。(全然違うんだけど)
私の中では阿部和重さんの文章は苦手なイメージが張り付いてしまっているのだが、この作品に関してはグイグイ引っ張られていく感じが楽しかったな。
で、ラストが⁉︎

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2022年07月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 緻密な計画、優秀な人材、スリリングな展開。何かしらの諜報機関かよ、と思いきや、その正体はアイドルの追っかけをするボンボンに雇われたモニタリングチームだった。
 という設定なので、コメディ的な要素があるのかと期待するも、堅苦しい文章と終始シリアスなテンションなのが逆に滑稽。終盤にはダイアナ元妃の衝突事故を模したカーチェイスも。やたらと正確な数字が記されているのと、登場人物の名前が全てカタカナ表記という記号性が、妙に臨場感を増す。
 キーになる「引き寄せの法則」と、超能力的な最後にはついていけず、頭に「?」の残る読後感だった。

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2016年05月16日

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