三谷宏治のレビュー一覧
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一応経済学部を出て、社会人になってからもビジネス書をかじってきた私。
このマンガ 経営戦略全史に登場する人たち、あるいはキーワードの多くはお馴染み。
ブルーオーシャン だの 破壊的イノベーション だの SWOT分析だの
コア・コンピタンス だの エクセレントカンパニーだの。。。
これらが自社の経営の見直し、強化につながれば、それは素晴らしい。
しかし、所詮こうした理論、分析手法は過去のデータをもとに作られている。
どこかで通用しなくなる。だからまた新しい理論が出てくる。その繰り返し。
でもそれでいいんだろうな。ひと時役に立てば。
この本で一番素晴らしいと思ったのは、マイクロファイナンス。 -
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【印象に残った話】
・子供に主体的に仕事を選び、稼ぐ力をつけてもらうには、戦略的な子育て法が有効だ
・発想力の付けさせ方は以下の通り
・「他人と違う」ことをほめてあげることで、個性に気付かせ、発想力を付けさせる
・予算制限の中で家族イベントの企画を任せてみて、発想力を付けさせる
・「決める力」の付けさせ方は以下の通り
・「おこづかいアップ交渉」では、子ども側に実績データと要求内容の明確化を求め、実績をベースに考えつつ、足りなければどれだけ必要なのか、話し合って決める
・高校は義務教育ではないので、行きたいのならなぜ行きたいのかを、説明させる
・改善力の付けさせ方は以下の通り
・子ども -
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この本は、育児の捉え方に新しい視点を与えてくれます。著者は東大卒の方ですが、そのような学歴を身につけるための育児論ではありません。ここが面白い点です。
子どもが東大や海外の有名大学に進学した方、子どもが医師として活躍されている方などが自分の育児に関する見解・ノウハウを述べる本が多数出版されています。このタイプの書籍はエビデンス不足も指摘されますが、根強い人気があり、有名大学や医学部への進学が子育ての成否を判断する代表的な指標として世間や出版社に認識されていることを感じます。これに対して、本書では、一緒に働きたい、採用したい、話してみたいと言われるような人間になることが、子育ての成否の指標と考え -
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新しい経営学というよりは、経営学入門。
■経営学は6分野の専門領域の寄せ集め
・経営戦略
・マーケティング
・アカウンティング
・ファイナンス
・人組織論
・オペレーション
(+IT・テクノロジー)
アカウンティング:資本、損益、キャッシュフローの財務会計と、状況・要因分析の管理会計。予算の立案・管理も含まれる。
ファイナンス:株式や債券の発行、銀行借入、自己資金など資金調達手段を最適化し、各事業に配分する。事業・投資価値評価。
■ビジネスモデルの4要素
1.ターゲット(狙うべき相手)
2.バリュー(ターゲットに提供する価値)
3.ケイパビリティ(バリューをターゲットにどう提供する -
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自分の読書に戦略性があるかと考えたら、
全くないと思う。戦略と読書は、確かに相性が良いかもしれない。目的が明確で、知りたいこと、伝えたいことが明確なら、読書は、十分に戦略的になりうる。
ただ、もっとも読書と相性が良いのは、飽きだろうと思う。同じ音楽を何回も聞けば飽きるように、同じ本、同じ著者の本を、読み続ければ、必ず飽きる。だから、飽きない本というのは、例外少なく聖典と呼ばれ、内容が難しく、かつ抽象的、また物語に富んでいる。聖書も、論語も、正法眼蔵も、
読み過ぎて飽きたという人は、あまりいない。
解釈の幅が、かなり自由に出来るのと、書かれた当時の時代状況や文字の意味変換も時代ごとで変わるの -
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経営学を「機能別」ではなくて、「目的別」に整理統合したもの。
そうそう、経営学って、こんな感じでつながっているんだよね。少なくとも実務的には。
が、なかなかこういうのが今までなかった。多分、部門横断的にかける人がいなかったんだよね。
経営戦略の分野では、いまだにポーターのポジショニングとRBVの議論の紹介と実務的な策定プロセスくらいのところまでの「入門書」が多いが、それだけでは現実の世界の実務はまわらない。むしろ、理屈ぽくなって、害もあるかもしれない。
入門書なんだけど、ビジネスモデルの新しいところまでをちゃんとおさえてある。さらには、経済学とか、経営戦略史もかんたんにおさえてある。( -
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自分のためにメモ。
・重要思考とは、ダイジなところで差があるか、と考える方法。
「差がある」で大事かを考えることが重要。
・止まっている思考を動かすのに一番なのは、「ヒトと話す」こと。
・なぜ大事か、その重みを示すこと。
・「~は一つの原因です」ではダメ。
「~は一番大きな原因です」だと、なぜかを続ける必要があり、論理破綻に気づく。
・話すときも聞くときも一緒。
何をどの程度すごい(差)を言っているのか。
本当は何を大事(重み)だと思っているのか。
塊と繋がりは明確か。
・重要思考で聞くことは、
一番大事なことは何か?
それを実現するために大事なことは?
それらに対