三谷宏治のレビュー一覧
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【総評】
読書をもっと楽しく、賢くしたくなる本
社会人になると、ビジネス書ばかりに目がいきがちだけど、SF小説や漫画も親しんどいた方がいいよねと諭してくれる本だと思います。
とはいっても、人生の時間は有限であるから、戦略的に行う必要があるとも書かれています。
そのためにどしたら良いのかというのがこの本のキモだと思いました。
【感想】
個人的には、読書ポートフォリオというワードに惹かれました。
これは簡単に言えば、これまで読んできた本で、
自分を体現することですかね。笑
あまり自分を表現したことない自分にとっては、このワードが表記される度、ワクワクしました。
同時期に、山口周さんの『読書を仕事に変える技術』を読みましたが、
・ビジネス書は狭く深く、ビジネス書は広く浅く
という点は同じです。
ただ、山口さんの著書と比べて、こちらの本はより様々(漫画や娯楽雑誌等)なジャンルの本も紹介されてました。
また、より多読を勧めている感じもありました。
結局のところ、読書を生かすも殺すも自分の学びの姿勢次第だと思いました。
そのために、必要な能力の一つとしては、『抽象化能力』があると思います。この能力は、両書共に必要だと言われています。
なので、漫画とかでも、単に描写されている絵やセリフを淡々と眺めるだけでは、学びが得られないことが多いのかもしれません。なぜ心が動いたのか?とか、自分の推しキャラを推す理由は?とか、自分なりに問いを作り出すことが必要だと思いました。
【この本で起こす行動】
・ハンターハンターをこの読書法で読んでみる
なぜこんなハマるのかとか、
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Posted by ブクログ
読書を始めてみようと思うが、どのような本を読むのがいいかわからない人オススメ。
著者が具体的な本の紹介もしてくれている。
読書するにあたってありがちなのは、書店でなんとなく流行っている本を手に取り読んでしまう。特にビジネス系。
悪いことではないが、知識として蓄積するにあたってまず基礎を固める古典的で本質に迫った本を熟読することを著者は勧める。
そうすることで、他の本(ビジネス応用)を読み理解することの効率を最大化できる、と。
また、読め方として、
対比、反常識、数字、一段深く、抽象化 があるとし、これは読書する上で念頭に持っておきたい考えだと感じた。 -
Posted by ブクログ
ビジネスフレームワークやアカウンティングなど部分的に経営管理に必要な知識は学べても経営管理に必要な知識をこれまでの経緯、事例が1冊に整理されている本はなかなか出会わなかったと思う。
1.全社レベルでなく、事業レベルのテーマが中心
2.専門分野でなく、ビジネスの目的別に解説する
3.同じ枠組みでの事例演習を多用する
といった3つの方針で事業をマネージする者にとって
意味のある目的別に整理されていて読みやすい。
また、ビジネス経営の視点(ビジネスモデル)順に
(1) ターゲット
(2) バリュー
(3) ケイパビリティ
(4) 収益モデル について解説され、
さらに、事業経営に必要なプラス3つの要素として、
(5) 事業目標
(6) 共通言語
(7) IT、AI
が取り上げられている
さらに各テーマごとにカラーで、図表にまとめられていて
視覚的に理解しやすいと感じた。
初学者にも会社である程度経営管理に関わった人が
さらに周辺知識を深めたり、知識の使い方を考えたり
するためにもオススメできる1冊だと思う。 -
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# この本を読んで得たもの
・読書という行為自体の”良さ”の再認識
・読書歴が自分の知識のポートフォリオになるという視点
・次に読みたい本候補がいくつか
# 感想
本書は、社会人が人との差別化を図るため、いかに戦略的に本を読むべきかの解説と、その実現方法やツールの紹介、そしておすすめ本の書評から成り立っていました。
重厚なビジネス書なんか読まずに社会人4年目。そういったものは社会人1年目でじっくり読むべきとこの筆者は仰っしゃります。手遅れかもしれないけど、今から答え合わせのつもりで数冊読んでみたいと思いました。
暇な学生時代に、無理してでもこの本を読めたら。。。暇な学生さんはぜひ読んでみて欲しいです。
紹介されたポートフォリオは、すでに4年目となってしまった自分には合わないし、高度な読書テクニックはまだ使いこなせないけど、本と向き合う上で重要な視点を頂いたと思います。
まだまだ読書量が少ないので、まずは戦略を無視して、楽しみとしての読書量を稼ぎたいと思います。そして、少し経った頃にポートフォリオの視点から振り返り、戦略的な方向性への舵取りをしたいと思いました。 -
Posted by ブクログ
・ビジネスモデルは4要素
①顧客:誰に対して?
②提供価値:どんな価値を?
③ケイパビリティ(オペレーション/リソース):どうやって提供するのか?
④収益モデル:採算はどう取るのか?
①顧客:誰に対して
・ST(誰に)P(他社との差別化)
・ターゲットは顧客以外にもいろいろ
– 製薬だと、厚労省、健保、病院(薬事委員会)、薬局、卸
②提供価値:どんな価値を?
・ニーズとウォンツ
・使用価値(効用)と交換価値(値段)
– 使用価値は、中核価値(基本機能:それがないと買わない)、実態価値(品質、ブランド、デザイン:それがあるものを買いたい)、付随価値(保障、アフターサービス、信用力:そうだとちょっとうれしい)
・B2BではQCDS
(使用価値)
– 中核:基本機能
– 実態:QD
– 付随:S
(交換価値)
–価格:C
③ケイパビリティ:どうやって提供する?
・リソースとオペレーション
④収益モデル:採算はどう取る?
・売上手法
– 広告:利用者ではなく広告主
– 替え刃:初期投資ではなく消耗品
– サービス化:使用した分だけ
– サブスクリプション:期間定額
– フリーミアム :一部の人だけ
・固定費>変動費
– 規模と稼働率
・固定費<変動費
– 粗利率アップ
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ネタバレこれから、自分自身としてのアウトプットの質をあげるために今一度振り返ったもののメモ。
【一葉知秋(いちようちしゅう)】
本を最初から最後まで読み込む必要はない。目的があっての読書にしていくことは同意。一方で、自分の見ようとしているものしか見えなくなるリスクもあるので、流しでも目を通すように心がける。
【代替不可な人になる。】
自分にとっての読書の目的の到達点。読書を通じて、これまでより少しだけ、取り替え困難で、少数しか存在しない価値ある存在になることを大切にしながら読む。その1つとして、いい話きけたなぁにちょっとでいいから自分の考えを書き加えよう。
逆に言えることは「スーパー作業者」にならないこと。与えられた仕事をどんどんこなす。しっかりと仕事をするので、更に仕事が集まる。そうして作業だけに没頭して数年経ったとき、その職場の常識に染まった自分でモノを考えない「スーパー作業者」ができあがる。
「便利な作業者」は数年後にきっとこう言われる。「物足りないな」「自分の意見はないの?」
【セグメント読み】
ビジネス基礎、ビジネス応用、非ビジネス基礎、新奇と別れていたが、自分が覚えやすい様にまとめ直す。
古典:少数の古典をじっくりと読む。ベストセラーを読むとその時は「勉強したな感」が得られるけれど、その他大勢の1人になってしまう危険性も孕んでいる。
ビジネス書:成功・失敗事例やファクトのみをピックアップし、新しいコンセプトやフレームワークの学習は最小限にとどめる。どうせ使いこなせない。1冊の本から、1つのスキルでも得られれば超効果的な読書。
趣味:ヒトやコトの本質に迫る本を選んでじっくり読む。これは小説でもSFでもサスペンスでも良い。大切なことは、何が目的に対する学びだったのかを抽象化して記憶しておくこと。
他薦:信頼する人のお勧め本を読む。一番ヒット率高く、自分の興味関心に近いので箸休め的に1冊は手元に置いておけるようにしたい。 -
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伝わる書き方 2013/11/9
著:三谷宏治
著者は大学卒業後、外資系コンサルティング会社に就職。以来19年半、ボストンコンサルティンググループ、アクセンチュアで戦略コンサルタントとして働く。現在金沢工業大学教授の他に、早稲田大学ビジネススクール客員教授、グロービス経営大学院客員教授等を務めている。
活字となった文章は、そもそもヒトにとってわかりにくものである。「聴いてわかる書きモノ」にすることがそれを解決する。この本では、そのための「書き方3戦略」1.短く書く2.構造化する3.波をつくるを根底として以下の5章によりその真髄を説明している。
①なぜ書いても伝わらないのか
②短く書く 絞り込む
③構造化する 5つの方で迷わせない
④波をつくる 読み手の心に寄り添う・揺らす
⑤学びを技に変えるために
書名「伝わる書き方」 十分に伝わりました。
著者の能力からすればもっと深くもっと複雑に書こうと思えば書くことは出来る。しかもその方がより著者にとっては容易であった。
本書の素晴らしい点は何よりも誰が読んでも理解できる理解しようと思えるレベルまでわかりやすく落とし込んで書かれているということである。
新しい言葉、難解な言葉は出てこない。全て簡単にかつ理解できる表現に変換されかつ物事の本質をしっかりと捉えた著者だからこそここまでシンプルにそしてしっかりと体系的に書くことで出来ている。
わかっていてもそれはわかっていなくて、またスタートラインに戻るというのが書き方に対してのイメージではあるものの、本書は全てを理解しそれを使っていきたいと思う良書である。内容が簡単で分かりやすいからと言ってそれを自分がすぐに出来るかと言えば違う。しかし、出来上がりのその状態を知っているのと知っていないのでは成長のスピードも大きく変わる。
奥にちらほら見える本質には今の自分ではなかなかたどり着けないが早くその姿を明確に見えるようになりたい。 -
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戦略思考ワークブック【ビジネス篇】 (ちくま新書)2014/10/6
三谷宏治
著者は、K.I.T(金沢工業大学)虎ノ門大学院教授。ボストンコンサルティングファーム勤務ののち、アクセンチュア勤務。現在、社会人教育の他、小中学校・大学での子供・保護者・教員向け教育に注力。著書に「経営戦略全史」等多数。
最近になって、海外から「ロジカルシンキング」を取り入れ、学生や若手社会人が熱心に学んでいる。しかし、社会が論理的になったようには感じられず、感情的な意思決定や不条理に溢れている。
感情や不条理に負けないための論理思考が日本で拡がっていくには①内容のむずかしさ②練習の不足という大きなギャップが存在している。
そのギャップを埋めるべく、本書では何がダイジかがをハッキリさせること。そして、それに対して逸らさずに議論を尽くすことである「重要思考」という考え方を紹介している。
本書はその重要思考を用いて実際に以下の5章の項目を解き明かし、その思考を説明している。
①営業・販売
②サービス
③マーケティング
④事業戦略・ビジネスモデル
⑤事務作業
どれだけ知識があっても使えなければ、意味がない。
応用できなければ意味がない。
教科書上だけで理解することはできるのかもしれない。しかし、いざ問題に直面すると今まで同じ考え方でその問題に挑みがちである。
そうしないために紹介されている「重要思考」
考え方に慣れるまでに少し時間を要するものの、コツさえつかめば確かに使える思考法である。
同じように
読んで理解したというだけでなく「重要思考」を実際に使い応用していきたい。 -
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クレイトン・クリステンセンらと並ぶイノベーションの大家であり、「リバース・イノベーション」や「イノベーションを実行する」で知られる著者の「原点」ともいえるイノベーション実践論。
大企業が全く新たな事業で成功するためには、既存コア事業で成功しているビジネスモデルを良い意味で「忘却」して組織的DNAの独立性は担保しつつ、既存事業との間で最低限の接点を持つことで重要なリソースを「借用」するとともに、不確実性の高い新規事業の特性から、既存事業にような目標必達型マネジメントではなく、仮説・検証・修正を短期で繰り返すことで得られる「学習」に重点を置くマネジメントが必要と説く。
カリスマ的リーダーや、素晴らしいアイディアを生み出すことばかりに注目する「机上の空論」ではなく、実在の企業の事例分析から導かれた大企業が陥りがちな課題と、その解決策として組織的に実行可能な具体的手法が提示されており、高度な理論でありながら説得力と実現性を兼ね備えた良書となっている。