三谷宏治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
思考力を高めるため、「イノベイティブ・ストラテジー」の三谷講師の本を手に取って見た。
エッジの効いた思考法に脱帽。
・一般には、「問題解決能力」よりも、「問題発見能力」の方が磨きにくい。
→ピラミッドストラクチャーや仮説だけでは大きく飛べない。それは自分の思考能力・発想力以上には高くジャンプできないからだ。そのためには、「視点・切り口・視座」を変える。
・正しい考えをするには、
→①徹底的にシンプルな論理性、②知識の拡大(本を読み、多くの企業本、街を眺め、TVを見る)、③逆張りのすすめ(一般大衆と逆行した行動をとる)
・全く分からなければ真面目にも聞こえるが、分かった気になれば思考はそこで停止。
→GoodはGreatの敵と似ている。「わかりました」といった瞬間、それ以上は考えなくなる。「So What?」「Why?」を繰り返す。
・ヒトは見たいものをみて、聞きたいことを聞く。
Ex.「衝突の様子はどうでしたか?」と「激突の様子はどうでしたか?」では、後者の方がひどい事故だったように目撃者は語る。
Ex.成功要素は何か?と問われると、失敗要素も成功要因と考えることがある。。。
・第一印象を引きずる、初期仮説に固執する、最初に決めたことを変えない、自分の判断力に猛進する、これらは全てこの「係留と調整のヒュースティック・バイアス」と言える。
→思考の粘着性に気づくこと。それを知った上で、別の意見のが良いと認められたなら、しっかりとあきらめること。 -
Posted by ブクログ
著者はBCG,アクセンチュアで戦略コンサルタントとして働く。2006年から教育の世界に転じ、社会人教育と同時に、子どもたち・親たち・教員向けの授業や講演に全国を飛び回る。テーマは「決める力」「発想力」「生きる力」。
著書に「ハカる考動力」「正しく決める力」等多数。
主人公であるルークはオーストラリア出身のイワトビペンギン。数年前に日本に来て、水族館でお世話になっている。
そんなペンギンのルークに届いたじいちゃんからの指令。「ペンギンカフェ」を来年までに開店させ軌道に乗せること。
そこでルークは大学院で教鞭をとるミタニ先生に教えを仰ぎにいく。
ルークは無事にカフェをオープンすることができるのか。
本書の構成は以下の4章から成る。
①常識離脱:ヒトはなぜ、学ぶほどつまらなくなるのか
②面白い視点:非常識なヤツになる
③驚きの視点:異分野の深い学びで突く
④言葉の視点:本質を見抜いて絞ってずらして拡げる
本書のキーワードは視点。
15の視点を根本としてミタニ教授からのスクール形式でカフェオープンまでの軌跡が描かれている。
視点を紹介するだけではなく、もうひとつの要素であるカフェをオープンさせるという目的を入れるだけでこんなにも読みやすくかつ、読ませる一冊になるということに驚いた。
そこにも著者ならでは工夫の視点が垣間見れた。
楽しく素直にいろいろな視点を学べることができた。 -
Posted by ブクログ
大企業でどうやって新規事業を起こすのか?
が具体的に書かれている本。
新規事業というと、スタートアップやベンチャーがどうやってそれを立ち上げたか、みたいな形で語られる本が多いと思いますが、本書では、大企業がどうやって新規事業を起こすのかが、事細かに書かれています。
チェックリストがあったり、理論方計画法(TFP)で計画を立てるやり方がかかれていたりして、超具体的で逆についていけないところもあります(笑)
しかし、本書で伝えていることはシンプルで、対応すべきは3つの課題です
・忘却の課題
・借用の課題
・学習の課題
とはいうものの、とてもじゃないけど簡単には対応できない!
・忘却の課題
既存事業の事業定義を忘れ、既成概念を忘れることが重要。
・借用の課題
既存事業の資産を活用する。ベンチャーにはない強み
・学習の課題
新規事業の事業成果の予測制度をあげていくこと
本書では、それぞれの課題にどう取り組んできたのか、成功例、失敗例含めて、ケーススタディが紹介されています。
コーディングマイクロアレイテクノロジーズ
ニューヨークタイムズデジタル
ハズプロインタラクティブ
IT大手企業
アナログデバイセズ
課題についての取り組みは、社内政治のどろっとした話も含まれていて面白いですが、やはり困難でとても難しいことがわかります。
また最終章には戦略的実験事業を成功させる10のルールについて語っています。
・すべての偉大なイノベーションの物語において、優れたアイデアは序章に過ぎない
・組織全体の記憶の源は根強い
・大企業の戦略的実験事業は、その資産と能力を活かすことで、ベンチャー企業に勝てる
・戦略的実験事業には、重要変動要因がある
・ニューコの組織は、人事、組織構造、システム、組織文化などの点で、ゼロから新規に作り上げなければならない
・緊張をとなすのも、幹部の仕事である
・ニューコの経営計画立案は、独立して行わなければならない
・利害、影響力、社内政治、経営資源の取り合いや社内競争は学習を妨げる
・ニューコの責任は数字必達ではなく、学習である
・企業は戦略的実験事業を通じて画期的な成長力を蓄えることができる
ということで、ぶっちゃけて言えば、
大企業で新規事業を立ち上げるには、
これまでの成功パターンや常識・経験を忘れ、新規事業用に組織を分け、既存事業との接点を増やしすぎず、0にもせず、その資産を活用し、かつ、新規事業と既存企業の両方を目配りする上級幹部を配置し、既存企業とは違う物差しで新規事業を評価し、フィードバックし、計画変更も含め柔軟に試行錯誤を繰り返す。
ってな感じかなと読み解きました。 -
Posted by ブクログ
自らの数字的直感力の低さを自覚する。何が分かっていて何が分からないのか。ベン図ですらつかいこなせていないのでは?
過去を遡るとき、より昔まで見ること。異常気象とは、どのスパンで異常といえるの?
仮説検証プロセスとは、その仮説が正しいことを補強するプロセスではない。最も強い反証を立て、それを検証する。
大体の視点は正しくない。少数派としての意見を持つ
勝負の土俵を己の有利なようにかえる。10年かけて顧客層をうまく拡大する。敵との差別化を超えて真に商品付加価値を高める
何が重要か、を徹底する。ひとに話す、文字に書き下すことをする。一文で書ききれぬものはまだ昇華がたりない。
構造のテンプレートには注意、枠になってしまう
乱読で知識ベース拡げる
レゴブロック的に物事を俯瞰する -
Posted by ブクログ
ネタバレこの本で扱う「重要思考」による「伝える技術」自体は簡単です、「自分が言いたいことは相手にとってダイジなのか?」と問うだけでいいのです。
(3つの実践ダイジェストとは?)……昨今の事業環境(含む、震災、洪水などの自然災害)はこれまでの常識が通用しないことばかり、解決方法が難しいだけでなく、問題そのものが曖昧な世界になっています。新しい目標が定められ、具体化され、実行に移されました、それらは何より、スタッフの笑顔を生みました。そして「顧客」たちの状態にも大きな改善が! 「お客さまにとって重要なところで競合と継続的に差をつけられるか?」を本社と現場長の、マーケティング上の共通言語にしたのです。
(「重要思考」とは何ですか?)……感情的ではなく冷静に、主観的ではなく客観的に、バラバラでなく整理して考え、伝え、聴き、話し合うやり方です、・「重み」と「差」で考える、・「塊」や「つながり」を明確にする。
(重要思考で会話議論とは?)……ダイジなコトから話を逸らさずに、一つひとつ主張し合い、決めていけばいい、5つのルール、・発言者は簡潔な文章でまとめる、みなは終わりまで聴く、・議論に入る前にみなで3分(もしくは1分)考える、・勝手に話さない、勝手に議論を変えない、・賛否を示す、コメントや昔話に逃げない、・決め方を決めておく、雰囲気で決めない。 -
Posted by ブクログ
#常識を疑う#
■知識 → 固定概念 → 常識 → 無意識の判断
⇒ 思い込みで判断をしてしまう
■平均値
⇒ 2極化が進んでおり、実際は平均値をそのまま使えない
■低確率の無視
⇒ 自動車事故と飛行機事故では自動車の方が事故率は高い
⇒ 事故率は高いが低確率なので無視をする
■ポイント
・常識と非常識を比べてみる
・歴史、進化の観点から思い込みを打破する
・カタチにこだわらず、誰の何のためのものか考える
■天の邪鬼の視点
⇒ 少数派の意見として考える
⇒ マスメディアへの反論を考える
⇒ 検索結果の100位以下を調べる
#視点を変える#
■おもしろい視点
・宇宙人
・外国人
・他人
・子ども
・タイムマシン
・カミ
■日本人は横並び意識
⇒ 親や他人を意識
⇒ たくさんの育児書で矛盾する知識をえる
■例外は排除せず特別なことと考える
■他人視点
⇒ 多様性のある環境は居心地が悪いが発見は多い
⇒ 異なる人が集まる勉強会
■カミの視点
⇒ 予測との違和感が発見につながる
例)サッカーのパス、ドラマの次の台詞 など
■ゲームの視点
⇒ シミュレーションゲームで戦略を学ぶ
■言葉の視点
・隠れた主語を探す
・外国語で意味をずらす
・「だけ」を活用する
⇒ 特別さが見えてくる
■3人の視点
・自分自身
・自分と反対の自分
・斜め後ろ上空から自分を見ている自分
#その他メモ#
■伝えると伝わるはちがう
⇒ 伝わる工夫をすること
■Π型人材
⇒ I型はスペシャリスト
⇒ T型はスペシャリストに横の広がり
⇒ Π型はさらにもう1つ専門性をもつ
⇒ 趣味でもよいので深い知識を持つ
■自分は何がしたいのか? -
Posted by ブクログ
ネタバレ三谷さんの本はほぼ欠かさず読んでいます。
この本は「観想力」でも色々と記載されていた
発想力を鍛えるための本。
そのための方法論とたとえ話が
中高生でもわかるように書かれています。
ネタはこれまでの書籍と一部重複がありますが、
それでも(どうせ完璧に覚えてなんていないので、、)
復習をかねて毎回フムフムと読ませて頂いています。
例えば、「冬はなぜ寒いのか?」。
答えは、「ヒトが賢くなったから」なのですが、
そこに至るまでの過程はかなりの思考が必要です。
(ヒントは「寒い」という言葉の定義を考えるべし。)
読んでいけば、「なるほど~!」と思い、
こういうことを実践していこうと心に誓うものの、
実際に実践に移すのは、日々の鍛錬が必要で、
そんなに簡単なことじゃなさげ。。
いやいや、やっぱりこれくらいの発想が
できるようになるためには、それなりの努力が必要ってことです。
日々努力、日々実践です。