感情タグBEST3
Posted by ブクログ
著者はBCG,アクセンチュアで戦略コンサルタントとして働く。2006年から教育の世界に転じ、社会人教育と同時に、子どもたち・親たち・教員向けの授業や講演に全国を飛び回る。テーマは「決める力」「発想力」「生きる力」。
著書に「ハカる考動力」「正しく決める力」等多数。
主人公であるルークはオーストラリア出身のイワトビペンギン。数年前に日本に来て、水族館でお世話になっている。
そんなペンギンのルークに届いたじいちゃんからの指令。「ペンギンカフェ」を来年までに開店させ軌道に乗せること。
そこでルークは大学院で教鞭をとるミタニ先生に教えを仰ぎにいく。
ルークは無事にカフェをオープンすることができるのか。
本書の構成は以下の4章から成る。
①常識離脱:ヒトはなぜ、学ぶほどつまらなくなるのか
②面白い視点:非常識なヤツになる
③驚きの視点:異分野の深い学びで突く
④言葉の視点:本質を見抜いて絞ってずらして拡げる
本書のキーワードは視点。
15の視点を根本としてミタニ教授からのスクール形式でカフェオープンまでの軌跡が描かれている。
視点を紹介するだけではなく、もうひとつの要素であるカフェをオープンさせるという目的を入れるだけでこんなにも読みやすくかつ、読ませる一冊になるということに驚いた。
そこにも著者ならでは工夫の視点が垣間見れた。
楽しく素直にいろいろな視点を学べることができた。
Posted by ブクログ
#常識を疑う#
■知識 → 固定概念 → 常識 → 無意識の判断
⇒ 思い込みで判断をしてしまう
■平均値
⇒ 2極化が進んでおり、実際は平均値をそのまま使えない
■低確率の無視
⇒ 自動車事故と飛行機事故では自動車の方が事故率は高い
⇒ 事故率は高いが低確率なので無視をする
■ポイント
・常識と非常識を比べてみる
・歴史、進化の観点から思い込みを打破する
・カタチにこだわらず、誰の何のためのものか考える
■天の邪鬼の視点
⇒ 少数派の意見として考える
⇒ マスメディアへの反論を考える
⇒ 検索結果の100位以下を調べる
#視点を変える#
■おもしろい視点
・宇宙人
・外国人
・他人
・子ども
・タイムマシン
・カミ
■日本人は横並び意識
⇒ 親や他人を意識
⇒ たくさんの育児書で矛盾する知識をえる
■例外は排除せず特別なことと考える
■他人視点
⇒ 多様性のある環境は居心地が悪いが発見は多い
⇒ 異なる人が集まる勉強会
■カミの視点
⇒ 予測との違和感が発見につながる
例)サッカーのパス、ドラマの次の台詞 など
■ゲームの視点
⇒ シミュレーションゲームで戦略を学ぶ
■言葉の視点
・隠れた主語を探す
・外国語で意味をずらす
・「だけ」を活用する
⇒ 特別さが見えてくる
■3人の視点
・自分自身
・自分と反対の自分
・斜め後ろ上空から自分を見ている自分
#その他メモ#
■伝えると伝わるはちがう
⇒ 伝わる工夫をすること
■Π型人材
⇒ I型はスペシャリスト
⇒ T型はスペシャリストに横の広がり
⇒ Π型はさらにもう1つ専門性をもつ
⇒ 趣味でもよいので深い知識を持つ
■自分は何がしたいのか?
Posted by ブクログ
三谷さんの本はほぼ欠かさず読んでいます。
この本は「観想力」でも色々と記載されていた
発想力を鍛えるための本。
そのための方法論とたとえ話が
中高生でもわかるように書かれています。
ネタはこれまでの書籍と一部重複がありますが、
それでも(どうせ完璧に覚えてなんていないので、、)
復習をかねて毎回フムフムと読ませて頂いています。
例えば、「冬はなぜ寒いのか?」。
答えは、「ヒトが賢くなったから」なのですが、
そこに至るまでの過程はかなりの思考が必要です。
(ヒントは「寒い」という言葉の定義を考えるべし。)
読んでいけば、「なるほど~!」と思い、
こういうことを実践していこうと心に誓うものの、
実際に実践に移すのは、日々の鍛錬が必要で、
そんなに簡単なことじゃなさげ。。
いやいや、やっぱりこれくらいの発想が
できるようになるためには、それなりの努力が必要ってことです。
日々努力、日々実践です。
Posted by ブクログ
大阪→東京のフライト中、ひまそうなので、搭乗直前に購入。出発が遅れたこともあり到着まででだいたい読めた。
発想ということをどうって行うか、いざ人に説明しようとすると、この本の凄さが分かる。テクニック的なことも多いが、あとがきを読むと、意図的にそうしているとのこと。
本編よりも、注意書きで書かれている小ネタに、ほぉ~と思うことの方が多かった。三谷さんの個人的なバックグランドも垣間見え、興味ふかい。
Posted by ブクログ
学んだこと
読書や新聞、いろんな人脈で幅を広げること。
1つの柱(強み)でなく2つの柱を持つと良いこと。
例え話で簡潔に説明するとわかりやすいこと。
いろんな面白い視点の話があり、ストーリー仕立てになっているのも工夫されている。
途中ゲームの話などついていけないところも・・・。
Posted by ブクログ
常識と知識の呪縛から逃れて、創造的な発想をするための「発見×探求のための15の視点」がペンギン・ルークの「カフェ起業物語」を通して学べる。
またamberという渋谷のステキなカフェも紹介している。実際に行ってきたが、渋谷の行きつけの食堂になりそう!
この本では、「発想力」向上のためのメカニズムを次の構造で示している。
= 常識離脱×(非常識な視点+異分野の深い学び+言葉へのこだわり)
Posted by ブクログ
発想法という点で従来にはない新感覚の本。最初はとっつきにくかったが、だんだん本書で言われていることの価値が分かってくる、良書。
★特記事項
●常識、知識の呪縛、統計のわな(平均とか)に注意する。
・自分が感じた違和感、非常識なこと、対象の歴史や進化、あまのじゃくな人からの意見、誰に対する何のためのものなのかといった切り口からせめていく。
「非常識な視点」
・宇宙人、外国人、子ども、他人の視点、タイムマシン、神の視点で。
・次はどうなるのかな、っと予測してみる。
●「驚き」の視点
●「言葉」の視点
・単語の意味を徹底的に調べつくす。
・外国語から発送する。
・類語辞典などを活用して。
本質を知り、かつそこから拡げていく。
Posted by ブクログ
一応ビジネス書てか、自己啓発系です。かるーく読めるし、ペンギンが自分のカフェを作って行く過程を見るのは可愛くていい。
分かりやすいし、押し付けがましく無いのは好感触だが、入門書かなー。
Posted by ブクログ
ビジネス発想力を鍛える本。宇宙人の視点、外国人の視点、タイムマシンの視点から見たらどうなるか?日本人は良くも悪くも横並びの視点を持ってしまっている。その横並びの視点が悪いわけではないが、時には変人と思われるような視点が、ジョーシキを覆すような発想になる。