三谷宏治のレビュー一覧
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自分の子育てにおける戦略を考えたくなる本だった。
戦略といっても壮大なものではなく、方針といった方がフィットするかもしれない。
AI時代には、発想力、決める力、生きる力=試行錯誤力が必要という前提で、
心に残った部分は、
・携帯、TV、PC、ゲームは子供が欲しいもの、やりたいこと、それを制限することで、やるためにはどうすればよいか?自分で考える訓練の材料になる
・おこづかいも同様に、少ない金額で、考えさせる
(お年玉は年齢の割に大きい収入なので、使用ルールを別途決めた方がよい)
・子供の話をよく聴くこと。脱ワンワードと、1分スピーチ合戦で、双方のコミュニケーション力を上げる
・お手伝いは、非 -
Posted by ブクログ
文句なしの★×5!
育児書はまずこれを読んで、これだけ読んでいれば、(現時点では)それで十分では?というような内容。
AIを始めとしたこれからの不確実な時代を生き抜くためには、
子ども達には「試行錯誤力」が必要と著者は説きます。
そして、その「試行錯誤力」は、発想力×決める力×生きる力から成り、
著者がそれぞれの力をどのように伸ばしていけばよいのか、
実例と共に解説してくれています。
一度読めば、真似したいところがたくさん出てくるはず!
それだけでも読む価値があると思いますが、
きちんと将来起こるべき未来に対して、子育てがどうあるべきか・どうするべきか?を論じている点が最も素晴らしい点です。 -
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ネタバレ意外とありそうでない、読書の戦略について詳述した本。前半で読書の戦略について記載し、後半では作者の分野ごとのおすすめの本を紹介している。特に読書の戦略のなかで、キャリアの時期ごとに読むべき本のポートフォリオを変えるべきだとする主張がこの本の肝。戦略についてはそのほか、分野ごとの読書の方法、本棚の整理などについて体系立てている。
今後の読書を進めるにあたり、何か戦略を練らねばと思い、1冊目として選択。重厚な見た目とは裏腹に読み口は軽く、あっという間に読破できた。最初の章を読むだけで考え方の肝を理解することができるが、作者の読書の旅路に触れながらすべて読んでしまうことを個人的にはお勧めする。特に -
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戦略子育て 楽しく未来を生き抜く「3つの力」の伸ばし方2018/6/28 著:三谷 宏治
本書は「働く親」に向けての「育児書」である。
AIやロボット、情報蓄積と検索技術がその能力を驚異的に上げる中、知識を持つこと、事務処理や作業能力が高いことなどはほとんど意味を持たなくなる。必要なのは、新しいものをつくり上げる力。役割はいろいろあるにせよ、これまでになかったものを仲間と試行錯誤しながら、形にしていく能力と気持ちである。
子どもたちが将来、精神的に自立し、発想力と決める力を駆使しながら自立的に動けるように、親はその訓練に励むしかない。子育てとは、子どもの自立に向けたたった20年前後の人材育 -
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とても良かった。コンサル出身の著者ももともとプレゼンが苦手だったとのことだが、どのようにして克服してきたか。プレゼンの達人になるためと言うよりは、苦手な人がまともなプレゼンするためのアドバイスという観点がありがたい。
プレゼンのたびに読み返したい一冊。
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30
社内会議もプレゼンテーションでやる。練習にする
39
アウトライン機能を使いこなす。言いたいことを整理する
50
スライド1枚2分
52
話すべきことは全部書いて覚える
62
いざプレゼンテーションを始めたら、いちばんうなずいてくれる人を素早く探し出しましょう
スライド間のつなぎ(接続詞)は前のスライドノートに書く
68 -
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ネタバレ三谷宏治さんが提唱する論理思考フレームワーク「重要思考」の入門書。
三谷さんの文体自体がわかりやすく、そのうえ「重要思考」がとてもシンプルなルールの論理思考なので、すいすいと読めます。
だけど、著者も書いているように、この本は読みながら、頭を使い、手を動かすことが大事です。
なので電車で読むならペンを片手に本に書き込みながら読むことをおすすめします。
後知恵バイアスに乗っ取られないように、しっかり一度自分で考えて、転んでみて、はじめて論理思考は身につくので。
さまざまなテーマが取り上げられているので、自分の仕事に近いところから読んでみるのも面白いですし、気になっていた話題から読んでみ -
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ネタバレ『経営戦略全史』の三谷宏治さんの著書。
・短く書く
・構造化する
・波をつくる
という3つのステップで伝わる書き方を説明しており、ポイントの説明が丁寧だし、例えもわかりやすいのでぐんぐん読み進められた。中には「あ、私が書きそうな文章…」と思える、要点がまとまっていないメールの例も…(笑)。その例の出所はほぼ日刊イトイ新聞、山田ズーニーさんの回のものだった。そうした読者の理解を深めるための"細工"にも、よりよいものを厳選していて、さすが、伝わる書き方を指南しているだけある。なんらかの文章を一度は書いたことがあり、課題を感じている人におススメの本。 -
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一章では、空気はなぜ透明か、東京はなぜ低層か、イワシはなぜ高くなったか、航空機と自動車はどちらがどれだけ危ないか、などの問いから思い込みを無くし、考え抜くプロセスを紹介。
二章では、キャノンの独占市場への挑戦、シマノの人的戦略など、経営戦略の具体例の紹介から、シェア値の読み方、シェア維持成功の各パターンなどの紹介。
三章では、引き続き具体例の紹介から、俯瞰してみることを紹介。(MSオフィスの強さ、ウォルマートの日本進出、ジャンプとマガジンの違い、伊右衛門の戦略など)
とにかく具体例が多く、様々な業界をダブりなく、エビデンスな情報に基づいて紹介しています。
読んでいて自然と知識や思考のフレーム -
Posted by ブクログ
正しい考え方の方法論を身に付けたい人、コンサルの考え方を覗いてみたい人、「空気はなぜ透明か」を答えられない人にお勧め!!!
どうすれば効率よく「良い仮説」、そしてどうすれば「良い解答」が得られるのか。問題解決法の本には、常識にとらわれない、物事を俯瞰的にみる、視点を変える など よくでてきますが、わかったようで、ピンとこないことが多かったように思います。
この本では、非常に具体的で身近な題材で、それらを解法してくれます。 例が多すぎるかもしれないが、その考え方と問を読むだけでも相当の「気づき」を得られると思います。何回も読みたい一冊です。(KOEKu)