三谷宏治のレビュー一覧
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自分の読書に戦略性があるかと考えたら、
全くないと思う。戦略と読書は、確かに相性が良いかもしれない。目的が明確で、知りたいこと、伝えたいことが明確なら、読書は、十分に戦略的になりうる。
ただ、もっとも読書と相性が良いのは、飽きだろうと思う。同じ音楽を何回も聞けば飽きるように、同じ本、同じ著者の本を、読み続ければ、必ず飽きる。だから、飽きない本というのは、例外少なく聖典と呼ばれ、内容が難しく、かつ抽象的、また物語に富んでいる。聖書も、論語も、正法眼蔵も、
読み過ぎて飽きたという人は、あまりいない。
解釈の幅が、かなり自由に出来るのと、書かれた当時の時代状況や文字の意味変換も時代ごとで変わるので、これらを知るためには、膨大な知識と時間が必要になる。
読書を続けていると、人間はつくづく、すぐに飽きちゃう存在だと思う。ネットが出現してから、すぐに飽きちゃうが加速化している感じがする。
必然的に本も一瞬でわかるように構成するようになった。以前は、わかるようになって、楽しくなって、飽きちゃうことに結構な時間が発生した読書が、今では、かなり短時間になってしまった。
ああそうか、こういう感じだから、戦略という言葉が出てきたんだろうと思う。すぐに飽きちゃうなら、それを利用して、知識を沢山身につけようとするのは、当然だろうから。
個人的には、すぐに訪れる飽きに抗う方法は、
沢山色んなことをするより、何もしないで、
ボッーとした方がいい。 -
Posted by ブクログ
経営学を「機能別」ではなくて、「目的別」に整理統合したもの。
そうそう、経営学って、こんな感じでつながっているんだよね。少なくとも実務的には。
が、なかなかこういうのが今までなかった。多分、部門横断的にかける人がいなかったんだよね。
経営戦略の分野では、いまだにポーターのポジショニングとRBVの議論の紹介と実務的な策定プロセスくらいのところまでの「入門書」が多いが、それだけでは現実の世界の実務はまわらない。むしろ、理屈ぽくなって、害もあるかもしれない。
入門書なんだけど、ビジネスモデルの新しいところまでをちゃんとおさえてある。さらには、経済学とか、経営戦略史もかんたんにおさえてある。(この辺は、2つの「全史」の資源活用か?)
事例も、「越後屋」からはじまり、最近のネット企業系の事例も多い。
やっぱ、入門といっても、その辺の新しいところまでをカバーしないと使えないだよね。
という意味でも快挙だな〜。
とくに初めて知ったという内容があるわけではないのだけど、頭のなかが再構成されていく気持ち良さがあって、久しぶりに「経営学」の本をワクワクしながら、一気読みした。 -
Posted by ブクログ
自分の子育てにおける戦略を考えたくなる本だった。
戦略といっても壮大なものではなく、方針といった方がフィットするかもしれない。
AI時代には、発想力、決める力、生きる力=試行錯誤力が必要という前提で、
心に残った部分は、
・携帯、TV、PC、ゲームは子供が欲しいもの、やりたいこと、それを制限することで、やるためにはどうすればよいか?自分で考える訓練の材料になる
・おこづかいも同様に、少ない金額で、考えさせる
(お年玉は年齢の割に大きい収入なので、使用ルールを別途決めた方がよい)
・子供の話をよく聴くこと。脱ワンワードと、1分スピーチ合戦で、双方のコミュニケーション力を上げる
・お手伝いは、非常に効果が高いとわかっていながら、親が自分でやった方が早いので、面倒等の理由で任せていない。やらせるからには、係として任命して、任せる。口出ししない、やらなかった場合の不便を家族が共有することへの覚悟が必要。ただ、その見返りとして、子供が自分の頭で考えて行動し、決定する大切な訓練の場になると思う。
・イベント企画も任せることで、訓練の場を提供。小5の次女に10万円渡して1泊2日の家族旅行を企画してもらった。1か月程じっくり考えて、家族でわいわいするというテーマに沿ったプランを考えて、当日は隊長としてお金を握り、当日の状況も踏まえた臨機応変な対応も織り込んだ対応ができた。見守る方はドキドキするが、それが成長につながる。
→このエピソードが一番響いた
・高校を卒業したら一人暮らしをするようにと事前に言っておく。都市圏にいようがいまいが。 -
Posted by ブクログ
文句なしの★×5!
育児書はまずこれを読んで、これだけ読んでいれば、(現時点では)それで十分では?というような内容。
AIを始めとしたこれからの不確実な時代を生き抜くためには、
子ども達には「試行錯誤力」が必要と著者は説きます。
そして、その「試行錯誤力」は、発想力×決める力×生きる力から成り、
著者がそれぞれの力をどのように伸ばしていけばよいのか、
実例と共に解説してくれています。
一度読めば、真似したいところがたくさん出てくるはず!
それだけでも読む価値があると思いますが、
きちんと将来起こるべき未来に対して、子育てがどうあるべきか・どうするべきか?を論じている点が最も素晴らしい点です。
これからの子どもたちに必要なチカラが本当に「試行錯誤力」なのか?という点については、
人によっては意見が異なるかもしれませんが、
その点に同意できた人にとっては素晴らしい育児の教科書になってくれるでしょう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ意外とありそうでない、読書の戦略について詳述した本。前半で読書の戦略について記載し、後半では作者の分野ごとのおすすめの本を紹介している。特に読書の戦略のなかで、キャリアの時期ごとに読むべき本のポートフォリオを変えるべきだとする主張がこの本の肝。戦略についてはそのほか、分野ごとの読書の方法、本棚の整理などについて体系立てている。
今後の読書を進めるにあたり、何か戦略を練らねばと思い、1冊目として選択。重厚な見た目とは裏腹に読み口は軽く、あっという間に読破できた。最初の章を読むだけで考え方の肝を理解することができるが、作者の読書の旅路に触れながらすべて読んでしまうことを個人的にはお勧めする。特にポートフォリオ理論が個人的には非常に新鮮だった。日頃自分の話に深みがないことを悩んでいたが、一つ問題解決の仮説を得られた気がする。今後、だまされたつもりで取り入れてみたい。 -
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戦略子育て 楽しく未来を生き抜く「3つの力」の伸ばし方2018/6/28 著:三谷 宏治
本書は「働く親」に向けての「育児書」である。
AIやロボット、情報蓄積と検索技術がその能力を驚異的に上げる中、知識を持つこと、事務処理や作業能力が高いことなどはほとんど意味を持たなくなる。必要なのは、新しいものをつくり上げる力。役割はいろいろあるにせよ、これまでになかったものを仲間と試行錯誤しながら、形にしていく能力と気持ちである。
子どもたちが将来、精神的に自立し、発想力と決める力を駆使しながら自立的に動けるように、親はその訓練に励むしかない。子育てとは、子どもの自立に向けたたった20年前後の人材育成プロジェクトである。
本書の構成は以下の9章から成る。
①AI時代に活躍できる人材
②試行錯誤に必要な3つの力
③叱り方・ほめ方
④遊び・おもちゃ・ケータイの与え方
⑤おこづかいでの自由と制限
⑥親子コミュニケーションは脱ワンワードと傾聴から
⑦勉強・読書について
⑧お手伝い・イベント企画の任せ方
⑨反抗期を超え自立まで
多くの子育て本があるものの、どれも正解でもなくどれも誤りでもない。
目的や環境やその子の特性により子育て方法も変わる。
そして子育ては一人でするものでもない。影響はパートナーだけではなく、その子の兄弟姉妹や親せき・近所・先生等幅広い。
正解がないだけにその価値観を子どもに押し付けながら育てるのも違う。出来ることはいろいろな考えを吸収し今その時にその子のこれからのことを考えて適正なことを援助して上げ続けること。ぶれてはいけない軸と共に固執してもいけないものある。
本書はそんな指針を考えたり共有するのにうってつけの一冊となっている。著者自身も試行錯誤を重ねながら向き合っている姿にも共感でき、多くの気づきがあった。自分自身もこれから子育てに対しては迷うことも多いとは思うものの本書をそばに置きながら考え行動し続けたい。 -
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とても良かった。コンサル出身の著者ももともとプレゼンが苦手だったとのことだが、どのようにして克服してきたか。プレゼンの達人になるためと言うよりは、苦手な人がまともなプレゼンするためのアドバイスという観点がありがたい。
プレゼンのたびに読み返したい一冊。
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30
社内会議もプレゼンテーションでやる。練習にする
39
アウトライン機能を使いこなす。言いたいことを整理する
50
スライド1枚2分
52
話すべきことは全部書いて覚える
62
いざプレゼンテーションを始めたら、いちばんうなずいてくれる人を素早く探し出しましょう
スライド間のつなぎ(接続詞)は前のスライドノートに書く
68
最初に全体像を宣言する
84
捨てることをきちんと決めずにただ優先順位などに逃げると、結局は全てをやることになり最終的には何も成し遂げられずに終わります
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ネタバレ『経営戦略全史』の三谷宏治さんの著書。
・短く書く
・構造化する
・波をつくる
という3つのステップで伝わる書き方を説明しており、ポイントの説明が丁寧だし、例えもわかりやすいのでぐんぐん読み進められた。中には「あ、私が書きそうな文章…」と思える、要点がまとまっていないメールの例も…(笑)。その例の出所はほぼ日刊イトイ新聞、山田ズーニーさんの回のものだった。そうした読者の理解を深めるための"細工"にも、よりよいものを厳選していて、さすが、伝わる書き方を指南しているだけある。なんらかの文章を一度は書いたことがあり、課題を感じている人におススメの本。 -
Posted by ブクログ
一章では、空気はなぜ透明か、東京はなぜ低層か、イワシはなぜ高くなったか、航空機と自動車はどちらがどれだけ危ないか、などの問いから思い込みを無くし、考え抜くプロセスを紹介。
二章では、キャノンの独占市場への挑戦、シマノの人的戦略など、経営戦略の具体例の紹介から、シェア値の読み方、シェア維持成功の各パターンなどの紹介。
三章では、引き続き具体例の紹介から、俯瞰してみることを紹介。(MSオフィスの強さ、ウォルマートの日本進出、ジャンプとマガジンの違い、伊右衛門の戦略など)
とにかく具体例が多く、様々な業界をダブりなく、エビデンスな情報に基づいて紹介しています。
読んでいて自然と知識や思考のフレームワークが増えますし、何より、常に考えさせられる本でしたので、自分の知識力・思考力が今どの程度なのかを知ることができる本でした。以上です。 -
Posted by ブクログ
正しい考え方の方法論を身に付けたい人、コンサルの考え方を覗いてみたい人、「空気はなぜ透明か」を答えられない人にお勧め!!!
どうすれば効率よく「良い仮説」、そしてどうすれば「良い解答」が得られるのか。問題解決法の本には、常識にとらわれない、物事を俯瞰的にみる、視点を変える など よくでてきますが、わかったようで、ピンとこないことが多かったように思います。
この本では、非常に具体的で身近な題材で、それらを解法してくれます。 例が多すぎるかもしれないが、その考え方と問を読むだけでも相当の「気づき」を得られると思います。何回も読みたい一冊です。(KOEKu)