あらすじ
ベストセラー『経営戦略全史』でビジネス書大賞を受賞した著者の「発想力」の決定版、ついに発刊! なぜあの人からは面白いアイデアがどんどん出てくるのか……そう思ったことはありませんか? 新しいアイデアを生み出すのに、特別な「センス」は必要ありません。「発想力」とは同じ対象から何を見つけ(発見)、何を学び取れるか(探究)の差であり、誰でも鍛えることができる「技」なのです。必要な技はたったの3つ! 1 「比べる」:例外や周縁と比べ、矛盾や変化から見つける/2 「ハカる」:行動で、プロの勘で、バラして見つける/3 「空間で観る(JAH法)」:発見を軸値巾で探究して組み合わせる――「つまらないデータ」を「特別なアイデア」に変えるこれらの「3つの技」を身につけ、あなたも発想の達人になろう! 『発想の視点力』を改題し、全面増補・改訂。
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Posted by ブクログ
発想力とは、経験の差ではない。それは、発見力の差である
発見する力、発見する方法論 ⇒ 収束を目的としたディスカッション
発見と探求に必要なのは3つの技
①比べる
②ハカる
③空間で観る JAH法 J:軸、A:値、H:幅
3つの技があれば発想には充分 というのが本書のメッセージです。
■比べる
・4つの比べる 矛盾、不変・変化、例外、周縁・辺境
・大切なのは、矛盾に気づくこと
・違うところに、注目すること
・相関とは傾向をしめすだけ、その上辺を調べること、そして、その下辺を調べること
■ハカる
・測る、量る、計る
・What then Why:事実が先で、なぜは後。発見が先で、原因究明は後
・ヒトは、言った通りには行動しない。ヒトを知るには、行動そのものを調べる ⇒ エスノグラフィ法 という
・ヒトの価値観をハカる ①資源分配 ②トレードオフ
・成功するための必要条件、それは、 才能を集め、資源を集中し、妥協することなくじっくりと取り組む でも十分条件ではない
・いったんバラしてみて、新しい問いや、答えを見つける
・人間の感覚はいい加減なもの。プロはちゃんとハカる。自分の勘を信じず、ちゃんとハカる 真のプロは、「初心忘れるべからず」
■空間で観る
・おもしろいと感じたら、対象を分析し、パターン化すること。すごい、おもしろいでおわらせずに、その「本質」に迫ること
・JAH法 J:軸、A:値、H:幅
元:徹夜 ⇒J:睡眠時間 A:ゼロ H:6時間以下
元:弁当 ⇒J:食事形態 A:箱詰め H懐石、バイキング、スープ
・アイデアを広げる 軸をずらす、軸を増やす
■収束:発見する眼
・チームプレー
・ケーススタディ
・家庭で
目次
はじめに 問いも答えもそこにある
Chapter1 比べる―技で隠れた問題や答えを発見する
Chapter2 ハカる―技で真実にもっと語らせる
Chapter3 空間で観る―技で本質を見抜きアイデアを再創造する
Chapter4 発見する眼の鍛え方
おわりに
参考図書
ISBN:9784569764627
出版社:PHP研究所
判型:文庫
ページ数:247ページ
定価:720円(本体)
発売日:2015年11月18日第1版第1刷