赤川次郎のレビュー一覧
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物語がきちんと1年ごとに進んでいるのである意味、風物詩感覚で読んでしまうシリーズ。相変わらず爽香の事件の遭遇率は高いのだが(コナンくんほどではないが)今回は誘拐事件絡みで遭遇。まさか刑事に頼りにされるほど有名になるとは。その辺りはかなりツッコミどころがありますが、いつものことなので長年の読者にはスルー耐性があるのではないかと。でもラストはやっぱり悲しかった。最初からリアルタイムで読んでいるからこその悲しみなのかな。本当に年齢を重ねていることを実感。これからも色んな出会いと別れがあるんだろうな。ついでを言うと最後の解説のシリーズ説明は頑張ったな~と思った。5分で読める爽香全シリーズというところか
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Posted by ブクログ
赤川次郎氏によるノンシリーズの佳作。若い夫婦が新婚旅行中に雪山のロッジに迷い込んでしまう場面から始まる。一夜明けて妻が目を覚ますと宿泊客たちの姿は忽然と消えており、死体だけが残されていた。彼女はスキーが不得手な夫を残したまま救助を求めて脱出するも、警察を連れて戻るまでの間にロッジが焼失してしまい……という話。赤川氏らしい軽妙な文体は読みやすく、ロマンスを感じさせる展開も。
本作の特徴は「犯人が殺人のためにトリックを用いる」のではなく、「被害者たちがある目的のためにトリックを駆使している」ことである。それによって事件の状況がいっそう不可解になり、読者はヒロイン・芳子や刑事・瀬川と共に大いに首をひ -
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伏線(本線?)が入り乱れていて、頭に入るまでは大変だった。
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神尾はるかはM大学の新入生。入学式で、幼なじみの浩子によく似た学生とすれ違い、思わず「浩子?」と声をかけてしまった。しかし、その学生が浩子であるはずがない。浩子は十数年前に故郷の村で行方不明になったままなのだ。
浩子が行方不明になった時、村の大人たち全員で捜索したが、ついに発見することができなかった。その後、村にはダムが建設されることになり、浩子の失踪の謎とともに村全体が湖の底に沈んでしまったのだーー。
十数年の時を経て、失われた村の秘密が遥かの前に姿を現しはじめる。哀切なサスペンス・ミステリー。