赤川次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
20121011
面白かったー
10年くらい前に書かれたエッセイのまとめで、随分前に買ったけどなかなか読めてなかった本。
入門になるのかな?最初読んでたらわけわからなかったかも。いろいろ観てからでないと面白くなさそうな。
私自身もオペラも歌舞伎もみるので、言わんとすることはわかり、共感するとこも多かった。
たぶんこの頃のブームは去ったけれど、今でも東京公演は人気で、大阪は微妙。歌舞伎の影響か、一理あるな、と納得したり。(歌舞伎の演目が文楽からきたりもしてるので、歌舞伎好きな人が文楽を見に行ったりする)
この頃からはまたチケット予約状況とか変わったりしてるけど、変わってないのかなぁと思ったりもしました。
最後の対談も良かった。
全体的に軽い文章なので、物足りない部分もあるかもしれないけど、専門家が書くより一般寄りで良かったと思う。
玉男さんをたっぷりみられたのは羨ましいなー -
Posted by ブクログ
「命が惜しかったら、演奏をミスするんだ」脅迫電話を片山刑事の妹晴美がうけてしまった! 殺人、自殺未遂、放火、地震、奇妙な脅迫…次々起こる難事件を片山、いやホームズはどうさばく?三毛猫ホームズ第4弾。
三毛猫ホームズの狂死曲
バイオリンコンクールに出場する一人の女性に「コンクールの演奏でわざとミスをしろ」という脅迫電話がかかってくる(受け取ったのは主人公刑事片山の妹・晴美)。しかしその女性は最終選考に臨む他の人達と共に東京のある屋敷に1週間篭る予定であったために、片山は警備の為にその最終選考に同行することになる。そしてその屋敷で事件が起き…という内容です。
バイオリンにかける其々の最終選考参加者(とその周りの大人)の思いがしっかりと伝わり、起きた事件も実際におこりえるんじゃないかと思うほどでした。なので犯人にも同情する部分もありました。
また片山が「女性に戸惑う所」や「ある一人の女性となかなかいい雰囲気になる所」など事件とは違う明るい部分も作品に出てきたのでそのおかげで「事件の重さ=作品が重くなる」ということにならなかったんじゃないかなと少し思いました。
勿論ホームズも随所にやるべきアシストをやってくれてました。最後は明るい形で終われます。 -
Posted by ブクログ
三毛猫ホームズシリーズ第28弾
片山晴美の旧友である野上恵利が舞台の主役に抜擢されたので片山兄妹は食事会を企画してお祝い会を開く事にした。その席で恵利は浮かない顔をして「私、殺されるかもしれない。」と片山兄妹に告げる。
恵利に主役の座を奪われたベテラン女優の丹羽しおりは心の傷を癒す為にグループカウンセリングを受けていた。
そのグループメンバーには出席の道を奪われた会社員や塾のトップの座を奪われた少年、夫婦関係に悩む主婦など色々。メンバー同士で愚痴の言い合いをする事で悩みを解決していこうとカウンセリングを続けていたが、メンバーの関係者に次々と事件が起こってしまう。そして、事件の前後でメンバーに正誤表が届けられる。
片山兄妹が周りに与える暖かさはかけがえの無い物だと思えました。
この二人はいつも周りの人の為にも奔走している気がする。
そして、必ず事件に出くわしホームズや石津とともに事件を解決へと導く。
今回も片山晴美は旧友の恵利だけでなく、しおりの為にもカウンセリングに同行している。そして、案の定カウンセリングメンバーに事件が起きている。
まぁ〜事件が起こる事に関してはミステリーの宿命であり、片山兄妹に責任はありませんが。。
それにしても今回も片山義太郎は関係者によくモテてた。義太郎の魅力は一見ではなかなか分からないのであろう。事件関係者と接すれば接する程義太郎はよくモテている。
そこには妹思いで裏表の無い性格と面倒見が良くまわりに温かみを与える内面が感じられるのであろうと思いました。
もちろん晴美の影響も否定出来ないですけれど。。(笑) -
Posted by ブクログ
吸血鬼シリーズ第五弾
今日はクリスマス・イブ。
佐竹由子は父親がクリスマスから出張となったので急遽ケーキを買いに行った。帰りに人通りの少ない夜道に心細く思いながらも帰りを急いでいた。
すると、突然目の前に人影が現れたので驚いた。よく見るとサンタクロースの扮装をしいるよう見えたのでバイトの学生だろうと安心してすれ違った。
しかし、さっきサンタクロースにどこか見覚えがあるように思え、考えていると逆にサンタクロースから呼び止められた。
街灯に照らされた顔を見て「あなたは…」と言いかけたが、その時にはナイフが胸へと突き刺さっていた。
所と時が変わり、神代エリカと父親一家は自宅の部屋で新聞に出た記事を読んでいた。そこには近くで殺人事件があり被害者は佐竹由子。
佐竹由子に対してエリカと父親の若妻・涼子が話していると玄関のチャイムが鳴った。
出てみると同じマンションの並び部屋の婦人が立っていた。用事を聞くと「助けて欲しい。息子が殺人事件の容疑者にされてしまった。」と告げた。
今回も笑えた。特に父親のフィン・クロロックがますます人間化しているのが可笑しかった。
それに尻に敷かれつつあるようだし。。
いや、ここでは母親は強しと言うべきか。。(笑)
もう一つスキー旅行の話も収録されています。こちらもなかなか楽しかったです。
私事ですが、読む順番を間違えてしまいました。1・2と来て5…ナゼダ……
一話完結なのであんま影響はありませんが、読み終わって気が付きました。。。
なんとなく残念。。。
早急に3・4を読まねば。。 -
Posted by ブクログ
毎年出るたびに、主人公が一つ歳を取るという作品。
最初の物語である「若草色のポシェット」のとき、主人公は15歳。私は14歳だった。あれから主人公は38歳、私は37歳…。
この本を読むたびに「私も歳を取った…」と思う。
主人公やその周りの話しが、だんだんと「若くはない」話しになっていくたびにそう思う。
この作品が出るたびに「今度は主人公はどのような不幸にあうのか…」などと“期待”してしまうのだ。仮に事件が一つも起きず、主人公がハッピーな一冊が発刊されたら「ミステリーなのに犯罪が起きないなんて!!」というまっとうな理由ではなく「爽香がなんの苦労していないなんて!!」という理不尽な感想を述べてしまうだろう…。
だが、私も主人公も不惑の年が近くなり、そろそろ主人公が落ちついて幸せになる話しがあっても良いのではないか?と思い始めている。主人公は多くの人から信頼を受けている。これで「犯罪にさえ巻き込まれなければ」幸せになるに違いない。となれば、主人公を不幸せにしているのは読者なのだということになり、長年の読み手としては実に複雑な気分にさせられるのだ。
おそらく私と同じ歳の人間が、今読み始めたならば軽い小説だと思うだろう。決して親近感を感じたり、底から何かを得たりはするまい。だが、私がこの作品に寄せる思いは、単なる小説の一作品への感想ではなく、20年以上見守ってきた友人の感想となっているのだ。
だから、このレビューはあてにならない。誰に対しても参考にはならないレビューである。
だが、そういう小説を待っている気分も良いものだよ。と、そう思うのだ。