赤川次郎のレビュー一覧
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毎年1作品ずつ、主人公が歳をとっていくこのシリーズ、私も毎年楽しみにしています。そして毎年、「前回はどんな話だったっけ?この人誰だったっけ??」と、思い出せずにいます(笑)赤川次郎さんの作品は、ユーモアがあってテンポがいいので、一番好きな作家さんです。
主人公爽香は私より少しお姉さんで、私が中学生の頃から毎年読んでいるので、かれこれ15年来のつきあいですね~。爽香は大人になっても相変わらず頼もしいです。女にしておくにはもったいない!!
でも、ここ最近忙し過ぎる様なので、爽香が倒れないか心配です・・・。そろそろ人の心配より自分の幸せを優先して欲しいと思います。しっかし、よく婚期を逃さなかったよな~。 -
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吸血鬼シリーズ第1弾
廃村でバス停留所の撤去された火の木村で一人の女性が降りたいと言って来た。女性は高校生ぐらいだが、白過ぎる色白の顔と日本人離れした目鼻立ちとよく整った顔立ちの美人。
「停留所は無いが降ろすぐらいなら降ろすよ。二時間後のバスが最終だから乗り遅れ無いように。」と伝えた。
一方、廃村で降りた女性。神代エリカは東京の女子高に通う高校生。落ち着いててどこか普通とは違う雰囲気を醸し出している。それもそのはず、なんと彼女は吸血鬼と日本人のハーフで吸血鬼の末裔なのだった。
赤川次郎さんの吸血鬼シリーズをやっと読む事が出来ました。さすが赤川さんだけあって面白かったです。各個人のキャラクターが魅力的なのは期待通りでした。そして、展開の早さ、読みやすさもさすがですね。
個人的にはお父さんのフォン・クロロックのキャラが好きですね。女好きでつい娘の後輩でも血を吸って娘に怒られたり、娘がピンチになると昼間でも必ず現れて助けたり。まぁ〜その後すぐ人の家を破壊して寝てましたが。。。
シリーズはまだまだ続きますので次回作が今から楽しみです。それにしても赤川さんは数多くのシリーズを抱えて書き続けてるのがスゴイですね。幽霊シリーズなどなどまだ読んで無いシリーズがあるので楽しみです。 -
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赤川次郎さんの鼠小僧シリーズ第一弾
表の顔は「甘酒屋次郎吉」と言う名の遊び人。
裏の顔は誰が呼んだか江戸を騒がす盗賊・鼠小僧。
盗人なのに金にならない事でも首を突っ込まずにはいられない。
江戸の庶民の為に今日も江戸を疾る
面白い。さすが赤川さんが書いた鼠小僧だけあってユーモラスに仕上がってますね。読んでいてとても気持ちよくなる小説でした。
鼠小僧が動くのは純粋な正義の為だけじゃ無いところがまたいいと思う。バリバリの正義の味方だけじゃなんとなく面白くないですし。。それに金の為に動いて無いのに結局悪人から金目の物を失敬してくるのあたりが笑えた。
次郎吉は妹の小袖と二人暮らしで小袖は小太刀の達人。その並の男では敵わぬ腕前でちょいちょい兄を助けているが、小袖は兄が鼠小僧である事を受け入れているだけじゃなく誇りにさえ思っているようにも思えた。
嫁に行くように次郎吉に言われた小袖は「小太刀で私に敵うひとなら。」と返している。この言葉が二人の関係性を物語っていると感じました。
この二人だからこそ鼠小僧は金だけではない盗賊をしていられるのだろうと思え、次回作の展開とともにこれからの二人を楽しみしていきたいと思います。 -
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ホームズシリーズ第27弾
この作品の解説を読んでいて赤川さんの作品の魅力について少し答えが出たように思う。
解説を担当した杉江松恋さんはこう書いている。
「三毛猫ホームズを読むと寂しい気持ちになる。なぜだろう?小説はこんなに面白いのに。」
これを読んだ時に僕も赤川さんの作品を読む度になんとなく同じような気分になっていたと気付かされた。
赤川さんの作品はとてもユーモアに包まれて暖かい作品に仕上がっているが、主に題材として使っている内容はとても寂しかったり、苦しかったり、辛かったりする話が多いようです。その暗い胸の内を抱える被害者や加害者が片山兄妹や石津そしてホームズの優しさや自然体で接する人柄などに触れ合う事で和んだり、わだかまりが
解けたりするのでは無いかと考えました。このギャップが緊張と緩和を与えて作品のメリハリとなり、とても魅力的な
作品達に成り得ているように思えます。
片山兄妹ように自然体な優しさを持てるようにこれからも三毛猫ホームズのシリーズは読み続けていきたいと改めて思えました。
今回の片山義太郎はおとぼけも少なくてなんとなく頼りになる人物になっていましたね。そして相変わらずその人柄で女性にはモテること。羨ましい限りだ。。 -
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三毛猫ホームズシリーズ第26弾
警視庁捜査一課では毎回10人程度で宝クジを買っていた。
いつもはかすりもしない宝クジなのに今回はなんと100万円当選したのである。
一人当たり10万。
栗原課長は上機嫌で換金して来るように伝えたが、実は栗原課長は宝クジ購入の日に出張で警視庁には居らず代わりに義太郎が千円を出したのであった。
義太郎は当選金の辞退を告げるがすっかりヘソを曲げてしまった栗原課長はプライドもあってお金は絶対受け取らない。
今後の事もあるから無下にも扱えず、仕方ないので食事会を開いて栗原課長を招待するこになった。
食事会当日。義太郎は都内観光に繰り出し殺人犯に遭遇、晴美は強盗犯の相棒に間違われ、石津はショールームで死体と発見、ホームズは自殺志願一家逃避行。
いつものメンバーは別々のトラブルに遭遇。何も無いのは栗原課長だけ。。。果たして食事会は開催出来るのか。。
面白かった。久しぶりに三毛猫ホームズのシリーズを一歩進める事が出来ました♪
いつも一緒の三人と一匹だが今回はみんな別行動。これはこれで新鮮でしたね。
とんだ休日を過ごす事になった面々がそれぞれトラブルを解決すべく奮闘しながらもどこかユーモラスな安息日。読みながら十分楽しめました♪ -
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三毛猫ホームズシリーズ25冊目の短編集です。
警視庁捜査一課の刑事である片山義太郎は父親が刑事をしていた事もあり、意思を継ぐ意気込みで警察官になったが、血を見れば失神をし、高所恐怖症で美人が苦手の女性恐怖症でもあった。元来刑事には向かない性格である。
妹の晴美はなぜか父親の刑事の血を多く受け継いだようでしっかり者で事件があれば自ら進んで関わってしまう娘であった。
そして、妹の恋人である石津刑事は兄の義太郎と事件を一緒に捜査している時に晴美と見るなり一目惚れして一途に惚れ続けている。
もう一人(匹)は三毛猫のホームズ。
赤川次郎さんが飼っていた猫がモデルでこのシリーズのある意味主役。彼女が事件を解決するヒントを出す事で物語が進んでいきます。
片山義太郎の同級生だった山田祐介の結婚式に来た面々だが、結婚式の最中に「この結婚式をやめろ!」と乱入してきた青年が花嫁を連れ去ってしまった。
その後に花嫁が発見されたが殺されていた。。そして、その近くに車中自殺をしようとした青年が。。。
今回も楽しめました。赤川次郎さんの小説はとても読みやすく時間を忘れさせる力があるように感じます。
義太郎、晴美、石津、ホームズなどなど個性的で魅力的な登場人物がどの話を読んでも可笑しさを与えてくれるいい作品ですね。
続きが楽しみです。 -
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文楽の入門書というよりも、赤川次郎の文楽鑑賞日記。ただ、著者の造形深さが出ていて、作品の解説等が分かり易く書いてある。その点は入門書なのかも?
話は文楽だけでなく、歌舞伎や演劇等にも及んだりする。そしてかなり辛口な意見もあったりで、著者が文中で書いている様に、素人の感想というノリがあったりするところが読み易い。ただ、その点において、共感出来る部分とそうでない部分はあったりするけど。
書かれた時期が10年前くらいなので、色々と状況は変わっきているけど、まだまだ解消されていない問題とかもあったり。
文中で書かれていた、曾根崎心中の映像が見てみたい。DVD化されてないんだよなあ。