あらすじ
津田は小さな雑貨の卸売会社に勤める28歳の独身男性。今日は、15人の社員のうち5人が休みで、目のまわるような忙しさだ。奇妙な電話は、そのさなかに掛かってきた。「助けて……殺される」あの声は、幼なじみの依子。確か山の中の小さな町で小学校の教師をしている筈なのに……。閉鎖された町で連続して起こる、動機不明の殺人事件。狂気、憎悪、蔑視、混乱の果てに隠された恐るべき事実と結末。意外な犯人の素顔は?
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Posted by ブクログ
「趣味が読書」となった本です。
中学生の頃入院した際に、父からの差し入れ。
病室で読むにはとても怖い本でしたが(笑)、ほんの世界に引きづり込まれました。
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最近は読まなくなりましたが、この頃の赤川次郎さんの作品が1番好きです。不穏な空気感と言いますか、、ギクシャクとした不協和音のような人の隠した心の中を、サラッと書き上げていて、だから怖くもあり納得も出来、読み終わった後の、軽い切なさも心地良い。この本が、そういった感覚を得られる1番良い作品だと思います。懐かしい。
Posted by ブクログ
まず、
斧を振りかざして殺しにきた人間によく恋心を抱けるもんだな、
と。
オチを考えずに見切り発車したのではないかと思えるほどの
まとまりのない結末。
バブル期のサスペンスドラマばりに急展開しまくりの序盤だが、
それぞれの話が関係者の安直な死で終わってしまう結末。
まさに「死人に口なし」。
また、現在進行中のお話と、回顧録が同時展開するので、
話を理解しがたい場面もチラホラ。
続編があるらしいので、それですっきりするなら、
お話を覚えているあいだに読みたい。
しっかし、再版されて極端なカバーデザインになったな・・・
Posted by ブクログ
魔女たちの長い眠りから読んでしまったので、この作品を後読みしました。赤川次郎さんの作品は、懐かしくて読みやすくハマりやすく…また魔女たちの長い眠りを読みたくなりました!
Posted by ブクログ
20年以上前にSFCで発売していた、魔女たちの眠りというサウンドノベルゲームの原作ということで興味を持ち、読んでみました。
登場人物が多くないのと、サクサクと話が進んでいくため、非常に読みやすかった。
登場人物の描写が少ないので一人ひとりのキャラが弱い感じがした。
読め進めていくうちに話の結末を予想できてしまった点は物足りなさを感じた。
「谷」についての情報が少なく、怖さを掻き立てられなかった点は残念。山奥にある集落ぐらいのイメージしかわかなかった。
次作の魔女たちの長い眠りがあるので続けて読む事をお勧めします。
Posted by ブクログ
以前『魔女たちの眠り』というゲームソフトがあり、その原作ということで読み始め。
肝心の内容はホラーなのかサスペンスなのかそれともミステリーなのか、どっちつかずで中途半端。矛盾やご都合主義も多く、ラストは「えっ?」というところで終わってしまう。題材や設定が面白いだけに残念。