あらすじ
津田は小さな雑貨の卸売会社に勤める28歳の独身男性。今日は、15人の社員のうち5人が休みで、目のまわるような忙しさだ。奇妙な電話は、そのさなかに掛かってきた。「助けて……殺される」あの声は、幼なじみの依子。確か山の中の小さな町で小学校の教師をしている筈なのに……。閉鎖された町で連続して起こる、動機不明の殺人事件。狂気、憎悪、蔑視、混乱の果てに隠された恐るべき事実と結末。意外な犯人の素顔は?
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Posted by ブクログ
最近は読まなくなりましたが、この頃の赤川次郎さんの作品が1番好きです。不穏な空気感と言いますか、、ギクシャクとした不協和音のような人の隠した心の中を、サラッと書き上げていて、だから怖くもあり納得も出来、読み終わった後の、軽い切なさも心地良い。この本が、そういった感覚を得られる1番良い作品だと思います。懐かしい。