西内啓のレビュー一覧
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#統計学が最強の学問である [実践編]
西内 啓さんの著書です。
ベストセラーになった『統計学が最強の学問である』の続編になります。
本書では、「ビジネスと統計学をつなぐ」をコンセプトに実際のビジネス現場で使える統計学をメインに扱っています。
扱うテーマは、「人間の行動の因果関係を洞察」するための統計学になります。
【本書で学べること・考えること】
・変数、指標
・最小二乗法(近似曲線)と平均値の関係
・分散、標準偏差、四分位点
・有意差、検出力、αエラー、βエラー、優位水準
・標準誤差、サンプルサイズ
・仮説検定、z検定、t検定、フィッシャーの正確検定
・回帰分析、重回帰分析、ロジス -
Posted by ブクログ
<少子高齢化>
子育て支援を含む家族政策費はGDP比1.25%で、イギリスの3分の1、ドイツやフランスの半分。高齢者向けの社会保障(年金、医療、介護)に対して25兆円が使われているのに対して、少子化対策には2兆円しか使われていない。
年金の運用は、今の現役世代が支払ったお金や税金を高齢者に支払うという賦課方式をとっているため、少子化対策を進めることが年金運用を破綻させない対策にもなる。
OECDが2005年に発表したレポートがあげている4つの少子化対策のうち、育児にかかる経済的負担の軽減と、公的保育サービスの拡充の2つは改善の余地がある。日本における標準的な世帯収入に占める児童給付の割合は -
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統計学の現在 過去 未来
統計学について網羅的に分かり易く書かれた本である。
エビデンスベースという考えに基づいた統計学は政府民間を問わず現在の様々な施策のベースになっているし、より一層活用されるべきである ということがよく分かった。
さらに、現在流行しているAIの構築ベースに統計学が生かされているということを具体的に知ることができた。
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Posted by ブクログ
確率、統計的な考え方を人生にどう生かすかという本
この人の考え方が自分と似てて読んでて気持ちがいい
最良の選択のために、直感を歪めるのに敏感になる、真実を把握する、真実の不正確さを知る、出来るだけ間違いの少ない意思決定をもたらす、組み合わせ状況を整理し答えにたどり着く。
確率思考による気楽さ、良い選択でも失敗はある、ただ最良を選び続ける
都合の良い話は広めやすいバイアス、フィルター
推定の幅と目的を考える
すべてのモデルは間違っている。だが有用なものもある
神様はサイコロである
本気の努力はエキサイティングである、努力というギャンブル
幸運を信じる -
Posted by ブクログ
【社会人生活で悩むことの半分以上がココにある】
あるある、という悩みを言語化してくれ、世界の学者はこう分析し、こう解決するのが良いよというペーパーをベースにしている。
メモ魔的に2点書いてみる。
◎心の会計により、より非合理的な選択をしている。
◉可視化して全てのお金が大事である(電子マネーもクレカも現金も同一のもの)というリアリティを持つことが重要。
★マネーフォワードを1日1回みるようにして、無駄な出費や固定費を抑える。サブスクリプションモデルで課金しているものの一覧をつくる。
◎現状維持バイアス、損先維持バイアスに侵されている(心理的)。現金のまま保有するとか。
◉インフレしたときに -
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Posted by ブクログ
コトラー本に挫折(時間切れ)したので、ゆるいところから入ろうと思って買ってみました。 「もしドラ」のコトラー版そのものといった感じ。 女子大生バンドがちゃんとマーケティングをしたら成功しました、という話自体は出木杉ではあるものの、主人公の絢がまっすぐに動くタイプの人間という設定がキモだと思う。 というのは途中のコラムにある「サーバントリーダー」や「情熱/Zest」というキーワードからも読み取れる。 特にマーケティングのターゲットが顧客だけでなくパートナーも含まれる、といったあたりはぜひともいろんな人に読んでいただきたいところ。 締めの評価も忘れずに。 各章のタイトルを結びつけるだけでも概要が