西内啓のレビュー一覧

  • 統計学が最強の学問である[実践編]

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    まずは、重回帰分析を最初にすればいいということが分かった。そうすれば一単位増えたらどれだけ増減するのかということがわかり、直観的にもわかりやすくなるからだ。

    因子分析はカテゴリーの縮約に使えることも分かった。類似したカテゴリーがあると、データ的には情報量が増えないので、そういうデータはまとめてしまって、さらに重回帰分析に落としこめばいいということも分かった。

    ただ、肝心なのは、自分の手元にそういうデータがないということである。統計学は最強であるといっても、目的がなければ何にもならないということが分かった。

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    2019年04月24日
  • 統計学が最強の学問である[実践編]

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    2018年に読んだ本BEST10

    第9位 :『統計学が最強の学問である[実践編]―データ分析のための思想と方法』

    ・数学者の先生が書いた、ビジネスで統計学を活用するための入門書 第二弾。数年前に読んだ前著『統計学が最強の学問である』は、統計学がどのように世の中の役に立っているのかという事例などが書かれた、入門の入門だったが、今回は、問題の種類ごとにどのようなデータ分析手法を用いるのか、が中心。

    ・自分のSEの業務の中でも、BIツール、機械学習などを扱っているのだけれど、それらと統計学の繋がりが少し分かった気がする。統計学の使用目的には、「(1)現状の把握」「(2)因果関係の洞察」 「(3

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    2019年01月06日
  • 統計学が最強の学問である[実践編]

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    統計学をビジネスに活かすためのヒントやその手法。
    ビジネスに当てはめると、解釈が難しく、実際の行動に活かせない事に対して、逆引き的に統計手法を教えてくれる。

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    2018年12月29日
  • シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」

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    ・統計学の勉強本ではなくて,「目の前にあるデータの見方についての誤りを正すための警告をしている本」だろうか。この本で統計学の勉強はできないが,普通の教科書よりもずっと豊富な知見を与えてくれる。

    ・人はシグナルとノイズの区別はできない。特に事前には。
    ・データ量を多くしても予測が正確になるとは限らない。シグナルよりもノイズが増える方が多い。
    ・結果として人はデータに騙される。本当は「騙された」わけではなくて,「見誤っている」だけなのだが。

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    2018年12月11日
  • 統計学が最強の学問である[数学編]―――データ分析と機械学習のための新しい教科書

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    算数及び数学の説明が素晴らしかった。
    高校のときに、落第生だった自分でも何とか最後まで読み進めることができた。高校のときにわからなかったことが、わかるようになった。いったいこの手法が何の役に立つのか?を含めて。
    著者の伝えようとする熱意と愛が伝わってきた。

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    2018年11月18日
  • シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」

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    邦訳されたすぐ後に買っていたのだが1/3くらい読んだところで放りだしていた。分厚いながらも別に読みにくい本ではないのに。このたび、家ですごす連休のお供として引っぱり出したのだが、これがまたコロナの時代にピッタリの内容であった。いま世界中が、きわめて不確実な状況に置かれながら少しずつ明らかになるウイルス/疾病の情報をもとに今後の見通しを更新していく、まさにベイズ的な過程のただなかにいる。私たちが「知っていること」と「知っていると思っていること」の違いを識別しなければならないと教えてくれる本だ。

    ネイト・シルバーの文章には論理的な明晰さがあって読みやすい。少し斜に構えたユーモアとあわせて、なんと

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    2020年05月10日
  • サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的な「答え」が出ている

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    "多くのサラリーマンが一度は思い浮かべる悩みについて、アカデミックな見解をわかりやすく紹介している。たとえば、なぜいくらがんばっても給料が上がらないのか?ということについて読み解いていく。
    誰もががんばっているし、個人、個人に置き換えると、いろんな意見が出てきそうな設問。その答えは至極まっとうなもので、利益を生み出すには新しいやり方を生み出す必要がある。読み書きそろばん程度の知恵ではなく大学以上の学問でないと、世界では通用しない。「給料あがらね~」と嘆く前に、学ぶべきことを学び新しいやり方を生み出しなさい。

    ははぁ~ ごもっとも。

    読み物としても面白い本だった。"

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    2018年10月28日
  • 統計学が最強の学問である[数学編]―――データ分析と機械学習のための新しい教科書

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    統計学と機械学習で背景にある道具立てとしての数学は同じあるとの説明から始まる。ここで数年前にビッグデータ処理と称されていたことが現在人工知能と呼ばれる理由がよく分かる。
    そして、これらで必要な数学の基本、二次関数、二項定理、対数、ベクトル・行列そして微分・積分を紹介し、終章ではディープラーニングでの活用事例を解説する流れになっている。
    統計学あるいは機械学習のテキストをチラッと見ると数式が並んでいる。その数式を理解できるようになるためには、数学の何を勉強しておけば良いのかがわかるのが本書だ。さらっと読んで分からなかったところは読み直すか、場合によっては別の数学のテキストなどで勉強する必要があり

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    2018年05月20日
  • サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的な「答え」が出ている

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    この本は、星5個では足りない。星10個に値する。
    ほとんどの悩みについて、すでに研究されており、科学的に答えが出ているとして、その答えを教えてくれる本。
    詳しく知りたいときの参考図書も示されていて、自ら学ぼうとする人にとって大変有益な本。

    思い当たる悩みがワンサカ出てくるが、そのすべてに「すでに答えが出ている」と言われ、びっくり。
    悩みについて科学的に解決を図りたい人にはぴったりでしょう。

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    2018年03月03日
  • 統計学が最強の学問である[数学編]―――データ分析と機械学習のための新しい教科書

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    2018003冊目。

    AIやディープラーニングに興味があり手にした一冊。今までの著者の統計学シリーズがあまり数式に頼らなかったので、数学編はそのあたりの事を詳しく解説してあります。統計学の本と言うよりも統計学に役立つ数学の本でしょうか。

    数式の証明もひとつひとつ丁寧に書かれているので、流れをきちんと見て行くことができます。二項分布、行列は何となく昔学んだことを思い出しながら、ベクトルや微積分、偏微分辺りになると時間の関係で、なかなか本質が理解できない所も。機械学習の話は流し読みですけど、数学の方程式などを見ていると、綺麗にまとまっているものは美しいと感じます。

    物事の本質を知ることは、簡

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    2018年01月13日
  • 統計学が日本を救う 少子高齢化、貧困、経済成長

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    ・少子高齢化の本質は高齢化ではなく少子化である。
    ・社会福祉は必ずしも弱者救済の為ではなく治安維持が目的。その恩恵は社会全体が享受できる。歴史に学ばない人は、政策の結果についての想像力が乏しい。
    ・最も効率的な政策は、原因を直接叩くこと。幼児教育は最も費用対効果の高いお買い得な政策。
    ・終末期医療にかけられる費用には限界があり、経済効用を考慮していくらまで負担しても良いのかコンセンサスを得ることが重要。
    ・経済成長と人口増加に相関はなく、教育とR&Dに投資することで十分に成長は可能。
    などなど、データに基づき論理的に論を組み立てていて非情に説得力がある。
    ここから推定できるのは、今話題

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    2017年10月15日
  • 統計学が最強の学問である[実践編]

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    与えられた情報から、いかに正しい結論(アウトカム)を導き出すかということについて、統計学の重要性とその苦心の歴史が書かれた前著。それを通じて統計学に目覚めた読者に対して「では実践として」と書かれたものです。統計学に興味を持ってもらうことも意識されていた前著と違い、本書ではその次の段階として書かれています。ビジネスの現場で統計学をどのように使うのか、その手法をできるだけ数式を使わずに書かれているところに著者の苦心が見れます。文系の私では理解しにくいところも多く、難解さを感じながら読ませていただきましたが。著者の数式で解説すれば一行で済むところを、回りくどく根気を込めて書かれているおかげでなんとか

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    2017年09月09日
  • ベストセラーコード 「売れる文章」を見きわめる驚異のアルゴリズム

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    ネタバレ

    LDA(潜在的ディリクレ配分法)でトピックモデリングを実施し、その本にどういうトピックが含まれているか、またその他機械学習で売れている本とそうでない本の違いを解析した結果が書かれている。
    アルゴリズムが選んだベストセラーになる確率が一番高い本は「デイヴ エガーズ」の「ザ・サークル」だったそう。
    ジョン・グリシャム、ダニエル・スティールは多くのベストセラーがあるが、アルゴリズムでも説明できたんだそう。
    ニューヨーク・タイムズのベストセラーリストから売れている小説を500冊ほど、それほど売れてない小説を4,500冊ほど選び、それを学習させモデルを作った。4年ぐらい掛けたらしい

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    2017年06月09日
  • シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」

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    自分が興味ある分野だけに、500ページのボリュームでしたが、かなり興味深く読みました。
    リーマンショックや巨大地震、インフルエンザなどの予測に関する失敗のエピソードは、参考になりました。
    著者は、最近のビックデータ分析で用いられているベイズ統計の重要性と推奨をしてます。
    ある事象を分析する上で、その事象が起こる前の事前確率を見積もり、現実の事実を組み合わせて、確率的に予測する理論です。
    ベイズ的アプローチは、問題解決のための観察・仮説形成・検証というアプローチと、概ね同じプロセス・思考法であるという切り口は、圧巻でした。
    また、ベイズ統計が批判されている部分である、事前確率に主観性が入ることに

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    2017年05月07日
  • 統計学が最強の学問である[実践編]

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    以前に「統計学が最強の学問である」を購入し感銘を受けました。
    この度、QC検定を受験することになり、さらに手法の考え方を深めるために、本書を読みました。
    フィッシャーの統計論に基づき、基本統計量の説明から、検定・推定、回帰分析、因子分析、クラスター分析までを守備範囲とし、本質の理解と手法の活用プロセスについて、安易に解説頂いております。
    GACCOでも統計の科目を受講しており、学びが一層深まりました。

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    2017年05月07日
  • 統計学が最強の学問である[ビジネス編]

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    センスと事例で分析をするなとして、先人がどこまでのことを明らかにしていて、どこまでのことか分かっていないかを把握して、まだ分かっていない重要なことを減らすためにはどのようにデータを集めて分析するかを考える「リサーチデザイン」の紹介を導入に、経営戦略、人事、マーケティング、オペレーションとリサーチデザインのひな形を挙げて説明する。
    それぞれに分かり易い事例などと合わせて陥り易い間違えなどにも言及されていて、理解が容易な構成になってます。
    とにかく小さくでも分析を始めて、その結果を元に、実際に試してみる。そこから何をどう分析するかを増やし、更に試行を行う。その繰り返しで大きな分析と実践に繋げていく

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    2016年10月02日
  • シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」

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    地震予知、地球温暖化予測で用いられるデータの信憑性に関して、もやもやとしたものがあったが、本書を読んで見方が多少分かってきた。因果関係と相関関係、データ中に含まれるノイズ、そのデータを使う人の目的などを知り、安易に騙されないよう心掛けたい。特に自分に都合の良い意見を持っている人のよりどころとしているデータに関しては客観的に見直したり、反対意見の人の考えも排除しすぎないよう注意しよう。

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    2016年09月09日
  • 東大の先生が実践するロジカル暗記術

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    NLPを記憶術に応用している感じですね。
    自分のしっくりくる型を見つけてそれに基づき繰り返し記憶する。
    それを活用できるレベルまで高めればやるのが「めんどくさい」ようになるというものです。
    法律試験にも十分応用できる内容でした。
    もう一度やるときはこの方法を活用しようと思います。

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    2016年08月16日
  • 統計学が最強の学問である[実践編]

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    統計学の実践的な活用方法が満載。漠然としか知らなかった各種検定方法の違いもよくわかった。もう一度、読み直したいと思う。

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    2015年12月15日
  • シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」

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    前から読みたかったのだがなかなか手が出せずにいた。また大作なので読み終わるまで思いのほか時間がかかってしまった。
    ビッグデータに関連してモヤモヤしていたことのすべてという訳にはいかないが、半分くらいはすっきりした気がする。
    どう消化するかはまだまだ課題であるが。
    ちょうど私的には目先の課題として第12章 地球温暖化をめぐる「懐疑心」からいろいろと大きなヒントが得られそうである。

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    2015年08月08日