山川紘矢のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前作同様、医者である筆者が、患者に対して過去生への退行催眠を行うことで、改善された症例が記載されている。
大きく違うのは、今回はその臨床例が多数に渡る事。
人間関係や過去からの(虐待やネグレスト、暴行などの)トラウマは元より、腰痛や長年の持病、挙句にはガンなども全て、患者が過去生を体験することで治癒していく。
俄かには信じがたい症例のオンパレードとなる。
自分が過去生への退行催眠を経験してみないことには、否定も肯定も出来ない。
症例が多いが、似たような展開が多く、さほどのページ数だがやや飽きてくる。
また、前回では意味深に登場していた”高次の存在”が今回はほとんど出てこないのも不思議。 -
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Posted by ブクログ
どこまでが真実で、どこまでが妄想で、どこまでが偶然で、どこまでが必然なのか…全ては読み手に委ねられている…という印象でした。
「アルケミスト」を読んだときにも「へ? これだけ?」という印象を持ったのですが、山川さんのこちらの本もそんな印象でした。だからといって、この本がダメなものというわけではありません。
本書の中にあるように「信心深くなること」の度合いによって読み手の解釈が大きく異なる本だと思うのです。あたかも、合気道の演武をみて、「ヤラセでインチキだ」と思う人と、「ああいう技はある」と思う人の二種類に分かれるかのように。
特に心に残ったのは「みんな大丈夫なのです」というところ。世の中はど