山川紘矢のレビュー一覧

  • 第五の山

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    読み始めは物語の中に入るのに少し苦労した。最後までとても安定している小説。紀元前九世紀という、イエスキリストより昔の話、旧約聖書の数少ない資料を元によく作られている。

    当時の人々の文化、信仰、思考は、現代の我々にとっては突拍子が無く、無知であるという印象もあるが、同時に人間の本質は今でも全く変わらない。物が溢れテクノロジーの発達した現在や未来でも、環境が変わっても、人間そのものは変わらないということだ。災害や戦争、死が起こってしまうのは決められていたので止められない。しかし、そこから学ぶこと、常に自分で選択して戦っていくことをやめてはいけない。そこで諦めて屈してしまったら、そのまま過去を捨て

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    2019年10月06日
  • 星の巡礼

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    宗教的かつ哲学的で人を選ぶ作品と言えるかもしれない。主人公が巡礼の旅の途中で人生における教訓を学んでゆき、人間的に成長していく様が描かれている。作中に度々登場する「偶然」という言葉が一つのポイントと言えるだろう。同著者の名作「アルケミスト」で語られた「前兆」という概念との繋がりを感じる。パウロ・コエーリョという作家は非常に高次元なものの捉え方で、この世界を見据えているのかもしれない。

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    2019年11月12日
  • ザ・シークレット

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    いいんだけど 本だとどうしてもアメリカンな感じでスッと入ってこなかった。DVDを見た方が早いし分かりやすいと思った。

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    2025年12月09日
  • 新訳 原因と結果の法則

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    自己啓発書の原典という位置付けや、書かれた時代とかを勘案した上で読むのは大切そう。個人的には社会福祉の価値との齟齬をうまく折り合うのが難しい。
    ただ最後の、「心の平和という貴重な人格を身に付けることは究極の目標・価値」というくだりは素直にいいなと思った。同様に6章の、「夢想家は救世主」というのもわかるなあと。

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    2018年09月28日
  • なまけ者のさとり方

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    私達はみな平等であり、宇宙とは私達のお互い同士の関係である。宇宙はただ一種類の実体からできていて、その一つひとつが生命を持ち、一つひとつが自分の存在の仕方を自分で決めている。

    生き物の基本的な営みは、拡張することと収縮すること
    拡張はスペース、収縮はかたまり
    愛が一番大切な法則。自分のありのままを愛する。

    かたまりになるのではなく、広がる。心も目も耳も。
    そうすると全てが影響しあって生きている事に気づく。

    スペースのレベルに上昇すると、私達の意識は広がり
    愛に満ち溢れている。

    自分よりも高い存在を見るのを恐れていると私たちは自分よりも低いものに目を向けて、安心したり力を感じたりしようと

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    2018年03月22日
  • 星の巡礼 Anniversary Edition

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    映画『星の旅人たち』でコンポステーラ巡礼を知って以来、気になっていた巡礼。書店でこの装丁が目にとまり、巡礼についての物語ってことで購入。
    映画のようなカジュアルな内容を予想していたけど、かなりスピリチュアルなストーリーで驚く。割と頑張って読んだ。
    著者の巡礼は、狂気を伴う苦行に近い。
    著者はブラジルでは有名な人らしい。

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    2018年01月28日
  • マスターの教え 文庫版

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    内定先の社長が読んでいた本。ページ数は少なめだが核心をしっかりとついているため、再読を確実に要するものだと思う。

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    2017年09月23日
  • 新訳 原因と結果の法則

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     原因と結果の法則というタイトルだけど、核となるのは「自分を作るのは自分自身」であるというシンプルな考え方。外因的な要因ですら、それは自身の内因から生じたもので、自身がよい人生を、よい生活を営もうと努めれば、自然とその環境を得ることができる。というもの。

     思えば自分の今までの人生も、可もなく不可もなくといってところだけど、ある意味自分が思っていた通りの人生を歩んでいる気はする。そこまで悲観も楽観もしていないけど、それ相応の…という人生を自分で歩んでいるなと。

     大事なことはこれを読んで自分の内因を変えるということ。それに年齢とかは関係なく、自分に他人に言い訳をしないということ。遅いという

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    2017年08月01日
  • なまけ者のさとり方

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    ニューエイジ系のスピリチュアル本。
    この手のはだいたいそうだろうが、言葉の独自定義が多いので分かりづらい。
    自分の身に起こったことは良いも悪いも全肯定するという心がけはよいと思う。

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    2017年03月05日
  • 9日間“プラスのこと”だけ考えると、人生が変わる 「なりたい自分」と「現実」をつなげる簡単な方法

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    ざっと流し読み。
    思考を平和に変えるのではなく存在そのものを平和なものにする、というのは悪くないと思った。思考を変えようとすると苦しいけど、やるべき努力はそこじゃない、ってことだな。

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    2017年02月20日
  • ザ・マジック

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    ・感謝する人はより多くを与えられ、豊かさを手に入れます、感謝しない人は持っているものまで取り上げられてしまいます。
    ・知識は宝だが鍵となるのは実践である
    ・魔法の公式:意識して魔法の言葉「ありがとう」を思い、口にする。「ありがとう」と意識的に気持ちを込めて言えば言うほどより多くの感謝を感じる。
    ・感謝できることを数え始めたら、私の人生ががらりと好転した
    ・朝一番に人生で感謝できることを10項目リストわ作る→なぜ感謝できるのか→ありがとうと毎回口にする
    ・その日に起きた良いことを寝る前に思い出す
    ・感謝は人間関係を繁栄させる
    ・健康こそが最高の富
    ・感謝は豊かさをもたらし不平は貧しさをもたらす

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    2017年01月31日
  • 世界最強の商人

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    ネタバレ

    巻物の各巻に書かれていることはそれぞれはその通りだと思った。しかしすべてを両立することは難しいと感じた。1巻でその通りだと思うことがあり、2巻はすごく素直に読めた。しかし3巻で私は“勝つ”とあったが、すべてのひとを愛せ。他人にとって良いことをしようというのに“私”が“勝ち”にいって良いのだろうか。

    資本主義でビジネスの世界にいる民間企業にいてそんな生ぬるいこと言ってんじゃねーよ。競争に生き残れないと意味ないでしょ。
    と言われればそれまでだが、
    信条というものはひとそれぞれ違うように思う。
    これまで読んできたリッツカールトンの本や、ねぎしの本、サウスウエスト航空の本からは共感できる信条を感じ取

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    2017年01月15日
  • 世界最強の商人

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    巻頭巻末の物語部分は寓話仕立てとして。
    自己啓発となるパートは短文で畳み掛けるように、暗示的。
    気合いだ!気合いだ!気合いだー!みたいなキーフレーズと、補足数行の繰り返しで構成されている。
    何かひとつでも心にとまれば良いのでは。

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    2016年10月06日
  • ヒーロー

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    この本は、逆境を乗り越えて成功した人達の言葉をテーマ別に集めている。彼はこう言っている。彼女の場合はこう。ある人の話はピンと来ないかもしれないけど、他の人が別の言葉で言うと分かるのではないかしら、私のケースではこうよ・・・といった風。
    要は「自己の内に潜むヒーロー(聖なる存在)を呼び覚ましましょう」ということだ。

    しかし、いろんな成功者の言葉を集めてもそれは真理ではない。特に編集者には覚者レベルの認識と執筆に対する慎重さが必要だと思うのだが、なんだか荒っぽい。それは最後の最後に理由が推測できる。

    何にしても、内なる声を正確に聞くことができることが大切でしょうね。さて、内なる声による衝動とエ

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    2016年08月16日
  • 前世療法 米国精神科医が体験した輪廻転生の神秘

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    ネタバレ

    退行療法により、患者の過去世に触れることで、輪廻転生があり得ることを知った精神科医が著者。
    我々は霊魂と肉体を持った物質界とを生き続けている。肉体を持っている時にしか痛みを感じたり傷ついたりしない。肉体を持っていなければ学べないことがあるから、物質界に生まれてくる。
    我々は返さなければならないカルマがある。もし返済されなければ、次の人生に持ち越さなけらばならない。それぞれの人生で学ぶべきことが決まっており、それらを学び習得したら、その人生を終えることができる。
    今、起きていることは返済すべきカルマ、学び乗り越えるべき修行と思えば、乗り越える勇気がわく。もし乗り越えなくてもまた次の人生でチャンス

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    2016年01月27日
  • 山川さん、黒斎さん、いまさらながらスピリチュアルって何ですか?

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     人は必ず考えながら行動をする。その行動も他人から見れば異様だと思われることもあるだろう。しかしその行動が本人にとって心地よい物ならば他人にどうこう言われてもその行動を続けるべきである。

     輪廻転生の話を木の幹と葉に例えている。そうかそういう考え方をすれば異論も正論に近くなるのだろう。それが間違っていようとも一つの筋書きには違いないという事。その理念がとても大切。

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    2015年12月07日
  • 前世療法 米国精神科医が体験した輪廻転生の神秘

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    ネタバレ

    催眠療法を用いたら本人が全然知らない過去のことを実際に生きているように話し、医師が驚くが、催眠療法を続けていく上で、本人の体調はどんどん良くなり、過去から解放さていく話。
    とても読みやすい内容で、内容的にも良いと思うし、ためになることが多いと思う。
    ただ、前世はあるかどうかわからないが、身体に記憶が残っていて、みんな気づいていない。特定の人は、何かをきっかけに前世を知ることがある。
    人口は増え続けているが、魂も増え続けているのか?植物や動物等が減っている分、人間に代わっているのか?不思議なところだ。

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    2015年09月11日
  • その後の世界最強の商人

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    前作”世界最強の商人”の続編なのですが、中だるみ感がハンパ無いです。正直、第8章までは読み飛ばしても良いかも。
    その後は”毎日を熱く燃えて生きる”事の重要性について考えさせられます。

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    2015年05月28日
  • 星の巡礼

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    「アルケミスト」のパウロ・コエーリョさんの作品。アルケミストは創作物だけど、こちらは自伝とのこと。無宗教の僕にとって、その真偽のほどではそれほど重要ではないが、この宗教色の強さで、最後まで読めない人も多数いるだろう。「アルケミスト」は宗教色とメッセージを分離して読めたが、こちらはそうもいかない。現実の話ということなので、当然かもしれない。僕と同じく無宗教の人でも、散りばめられた幻想的な出来事を差し引いても、もう一度自分を見つめ、改めるヒントを与えてくれる作品だと思う。

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    2015年04月07日
  • ピエドラ川のほとりで私は泣いた

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    キリストを信じるまでは感情移入できるが、二人とも神の存在や愛の存在に包まれてからは置いてけぼりにされた感覚になるのが正直なところ。自分が宗教について真剣な気持ちを抱けないのが原因なのだろうけど。

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    2015年03月28日